コラム65:「折れない心を育てる いのちの授業」の源流から

コラム65:「折れない心を育てる いのちの授業」の源流から 浄土真宗本願寺派 走井山善西寺 住職 矢田俊量さま (ELC第6回生)  ここは三重県のとある小学校。創立百二十周年記念の講演会。会場の体育館には、幼稚園児、小学生児童、教職員、保護者があつまり、熱心に講演に聞き入っている。講題は「ホスピスから学ぶいのちの授業」。講師は横浜甦生病院緩和ケア医長・小澤竹俊先生。皆様にはいわずとしれた、現、E  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その9:苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい>

 本来であれば春が近づき、桜の開花がいつになるのか話題になるこの時期ですが、今年は新型コロナウイルス感染のニュースで、先行きが見えない状態となりました。まさにVUCAな時代そのものです。  不条理な世の中にあって、いろいろなことを決めていく難しさ、特に決断する人は、その責任を負うことになります。どちらを選んでも後悔する選択にあたり、わかってくれる誰かの存在が鍵となります。  皆さんは自分自身の悩み  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その6:なぜ人は大切な誰かと会えなくなると悲しくなるの?>

 突然の休校の指示により、多くの学校では春休みが前倒しになりました。卒業を迎える学年では、準備もなくクラスの友達とお別れをすることになります。また多くの介護施設では、新型コロナウイルス感染予防の観点から、面会ができなくなりました。毎週のように面会に来ていた家族にとって、会えなくなることは、生活の一部を奪われるだけではなく、心配、不安、悲しみなどさまざまな感情がわきあがります。そして、なぜ大切な家族  ...続きを読む

コラム61:私の宝 ―『聴く』と『支え』

さがらパース通りクリニック 医師 小齊平 智久さま (ELC第39回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 【私が医師になるまで】 私は生まれつき体の弱い子供でした。発熱が毎日のように続き、鹿児島大学病院で精密検査した結果、先天性心疾患(ファロー四徴症)でした。 昭和50年当時は5歳まで成長しないと手術出来ない、しかも成功率30%のかなり難しい手術だったそうです。その難  ...続きを読む

コラム60:いのちの授業と私

訪問看護ステーションきりん 管理者 訪問看護師 中村マサ子さま (ELC第39回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター)  現在高校三年生の娘は、中学時代、教室に入れなくなり、特別室で過ごしていました。「お母さん、教室に入ろうとしたら具合が悪くなって体が震えて、頑張ったけどもう無理。こんな自分ではない、心配かけるから今まで言わなかった」   私は何が起きたのか?わからず混  ...続きを読む

コラム59:もう見て見ぬふりはしない・もう眼をそむけない、全国に広めようELC連帯の輪!

日本のてっぺん最北端の街 稚内市  道北勤医協 宗谷医院 指定居宅介護支援事業所 社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・主任介護支援専門員  石山武浩さま (ELC第53回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター)  私は、いつも周りから「困っている人がいたら、後先考えずに、その人のために行動する」と言われます。自分の中では考えていないわけではないのですが、すぐに何かしな  ...続きを読む

コラム54:自分のことを大事だと思えるように

医療法人秀麗会 山尾病院 地域包括ケア病棟看護師主任 母親12年目 中嶋順子さま (ELC第21回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) 「私って必要ないのかな。」 私がよく感じた思いです。幼少期から自信がない子だったような気がします。決して家族から愛されていなかったわけでも、友達がいなかったわけでもありません。自信がなくなるきっかけは引っ越しでした。私が幼稚園年中の時  ...続きを読む

コラム52:薬剤師が必要とされる専門職となるために

株式会社タイコー堂薬局本店 専務取締役 薬剤師 井上龍介さま (ELC第3回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター)  2018年12月の医薬品医療機器制度部会にて、「患者にとって質の高い医療を、全国どこでも同様に、負担を少なく提供する」ことが法改正の検討項目となっています。その背景には、多くの薬局・薬剤師において、本来の機能を果たせておらず、医薬分業のメリットを患者も他  ...続きを読む

コラム50:母乳育児支援の立場から見る「5つの課題」の普遍性 〜「始まりと終わり」の共通点〜        

多摩ガーデンクリニック 小児科、田村クリニック在宅診療部 内科 医師 高橋有紀子さま  (ELC第45回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター)    当方はもともと小児科医です。ここ数年高齢者の在宅医療にも従事しています。今年2月に偶然小澤先生を囲む少人数の勉強会を知り参加したことから、自分の人生に新しい大きなベクトルが増えました。お話を伺って最初に感じたのは  ...続きを読む

コラム48:末期心不全患者へのエンドオブライフ・ケア~援助的コミュニケーションを実践し見えたこと~

某循環器専門病院 外来看護師 松本梢さま (ELC第29回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士) 【はじめに】 私は、循環器専門病院で外来看護師として多くの心不全患者へ看護を提供しています。再入院を繰り返す心不全、発症から5年も経てば、ついこの前まで歩いて外来に来ていた患者が次々に亡くなられるという時間を過ごしていました。何かできることはないかと心不全患者の語りに耳を傾け始めた頃、お一人の心不全患  ...続きを読む

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