<不条理な今を生きていくこと その10:たとえあなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない>

 新型コロナウイルス感染の影響は甚大です。その思いを一言で言えば“不条理”です。  この不条理な社会をあなたはどう生きますか?  誰かを批判しても不条理な現実を変えることはできません。  因果応報という言葉があります。過去や前世の行いに応じて現在の状況が生ずることを意味する言葉です。しかし、良い行いをしていた人が、よくない負の出来事で苦しむことがあります。今まで真面目に仕事をしてきた人が、突然の新  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その9:苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい>

 本来であれば春が近づき、桜の開花がいつになるのか話題になるこの時期ですが、今年は新型コロナウイルス感染のニュースで、先行きが見えない状態となりました。まさにVUCAな時代そのものです。  不条理な世の中にあって、いろいろなことを決めていく難しさ、特に決断する人は、その責任を負うことになります。どちらを選んでも後悔する選択にあたり、わかってくれる誰かの存在が鍵となります。  皆さんは自分自身の悩み  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その8:意思決定とジレンマと後悔>

 先週から重たいテーマを取り上げてきましたので、今日は、少し話題をかえて、意思決定とジレンマと後悔を紹介します。人生は選択の連続です。中学や高校の時にはどの部活動に所属するのか、しないのかを決める選択があります。サッカー部と陸上部のどちらにしようか悩む人もいるでしょう。もちろん帰宅部に所属?する人もいるでしょう。ちなみに私は、中学はバスケットボール部、そして高校は天文部、大学は疫学研究会、硬式野球  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その7:不条理な苦しみを抱えた人と関わり続ける>

 北海道知事は、2月28日に新型コロナウイルスの感染対策として、道民に「緊急事態宣言」を出しました。安倍総理も2月29日に国民に向けて、緊急記者会見を行い、「率直に申し上げて、政府の力だけでこの闘いに勝利を収めることはできません。最終的な終息に向けては、医療機関、御家庭、企業、自治体を始め、一人ひとりの国民の皆さんの御理解と御協力が欠かせません」と発表されました。これは有事です。  アルベール・カ  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その6:なぜ人は大切な誰かと会えなくなると悲しくなるの?>

 突然の休校の指示により、多くの学校では春休みが前倒しになりました。卒業を迎える学年では、準備もなくクラスの友達とお別れをすることになります。また多くの介護施設では、新型コロナウイルス感染予防の観点から、面会ができなくなりました。毎週のように面会に来ていた家族にとって、会えなくなることは、生活の一部を奪われるだけではなく、心配、不安、悲しみなどさまざまな感情がわきあがります。そして、なぜ大切な家族  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その5:なぜ人を殺してはいけないのですか?と聞かれたら…どうしますか>

 あたりまえのことですが、人は自由に物事を選ぶことができます。みんなで集まっておいしい物を食べたり飲み明かしたりしたい、大好きなグループが参加するコンサートに行きたい、楽しみにしていた映画を見に行きたい、学びたかった研修会に行きたい。ところが、本人の希望に反して、これらの自由が一方的に奪われると、きわめて理不尽で不条理な苦しみを味わいます。  なんで中止になったの!  どうして楽しみにしていたイベ  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その4:奪われた自由>

 新型コロナウイルスの拡散を抑制するため、ついに学校が全国で一斉に休校となりました。クラスターという言葉も出てきました。小さいお子さんがいる家庭では、仕事にいけないと感じている人もいることでしょう。これは有事です。多くの国民のいのちに関わる事件です。トップは、批判をされたとしても決断をしていかなくてはいけない時期となりました。  そのような有事の中、アルベール・カミュの小説「ペスト」から、不条理な  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その3:追放>

 イベントやコンサート中止が現実のものとなり、いよいよ不条理な思いは広まってきました。なぜ、楽しみにしていたコンサートが中止になるのだろう。どうして、来年ではなく今なのだろう。やるせない思いから、誰かに怒りをぶつけることがあります。  アルベール・カミュの小説「ペスト」から、不条理な今を生きるヒントを紹介しています。今回のキーワードとして「追放」を挙げます。  一般的ですが、不条理な災難に陥ったと  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと その1>

 新型コロナウイルスの影響は甚大です。医療機関への負担増大だけではなく、イベント中止に伴う人物金の停滞、インバウンドへの悪影響など、社会への影響は東日本大震災に匹敵するのではないかと案じています。その思いを一言で言えば“不条理”です。  何年もかけて準備していたイベントを中止しなくてはいけない思い、楽しみにしていた企画を断念するだけではありません。定期的な集会で資金を得ながら活動していた団体や企業  ...続きを読む

<不条理な今を生きていくこと:はじめに>

 2020年2月、たった直径200ナノメートル(10億分の1メートル)程度の小さなウイルスが、社会にきわめて甚大な被害を与える、世界的事件がおきました。新型コロナウイルス感染です。この小さなウイルスにより、それまであたりまえであった日常が一変します。あたりまえに集まって楽しむことができなくなりました。一斉休校のため慣れ親しんだ学級の友人ともきちんとした挨拶をせずにお別れしないといけなくなりました。  ...続きを読む

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