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看取り研修会~苦しむ人への援助と5つの課題~

※今回は一般受付対象外となります。

認定ELCファシリテーター 金山紀美代
開催年月日 2021年10月29日(金)
時間 16:15〜17:30 (正味時間:01:15)
開催地 島根県出雲市
対象者 援助職
対象に関する補足 特別養護老人ホーム(自施設)での勉強会開催の為、参加者は介護職員に加えて機能訓練指導員、管理栄養士、相談員、施設長、看護師を含む
参加前提 自施設で勤務する職員
定員 10人
概要 施設での看取りケアの場面が増え、苦しみを抱えながらも言葉にできない方が多い現場であるが、言葉にできないご利用者への援助のヒントやご利用者家族への援助として大切な関わり、援助的コミュニケーションをロールプレイを通して学ぶ。
問合せ先 金山紀美代
kimiyo_kanayama@icloud.com
参加人数 10人
参加者からのコメント 研修会の感想
*看取りの方の苦しみや想いを聴いて自分はどのように返すことができるのか?想像できず難しく思 いました。ロールプレイをして、返し方について反復と沈黙を使うやり方をやってみて、相手の気持ちを全て理解することはできないと思うが聴くだけでも気持ちを和らげることができるんだと感じました。
*ロールプレイで、反復が難しいと感じましたが、何回か練習するうちに相手の気持ちを考えるようになり、自分だったらこう言われたい、こう言われたら安心するな。と考えながらできました。普段「そうなんですね」と多く使っていると感じ、改めて日頃の自分の癖を見つめ直すことができました。
*学びが多く、事前学習も含めてたくさん準備されていました。苦しんでいる方へどのようにアプローチしたら効果的なのか、自分はどのような姿勢であったら良いのか・・・すべての方に当てはまらないかもしれないが、相手の苦しみをわかろうとすることが大切だと学びました。資料以外でも大事なことを口頭で話されていたのでメモを取るのが少し大変でした。
*事前学習の資料も読んで参加したものの、最初は少しわかりにくく感じていましたが、演習で実際に体験したことで「こういうことか」と思えました。
*研修の演習は、傾聴の看取り版のような印象を受けました。学生時代も実務になってからも時々研修に出ていますが、自然と身に着けることは難しいと感じています。この技法を体得されている方は、本当に聞き上手であると尊敬しているので今後も意識してできるようになると良いと思いました。
*内容の1つ1つが心にずしんと深く入りこむ研修でした。痛みや苦しみはその人自身にしか分からない事ですが、分かってくれようとしてくれる人がいること。生きる力になるのですね。改めて思いました。私は家族の死に後悔があります。できていたことも沢山あると思うのです、後悔ばかりが強く心に残っています。なので苦しんでいる人はン位を思ってどんな気持ちなのかよく考えています。言葉が無くても手を握っていると安心かなと思ったり。ロールプレイでは、マスクをしていても目からの訴えが伝わってきてじんときました。

研修での気づき、学びを明日からどのように実践していくのか。
*これまでの利用者様・家族様との関わりを振り返ってみて、相手の感情を先取りしがちだったな…と。反省しました。『反復』についても相手の話に「うん」「そうですか」と言う返事をしがちだったので意識して、相手からの言葉を「~なんですね」と丁寧に返していこうと思いました。少しでも利用者様・家族様に安心感を持っていただけるように…。
*普段でも利用者様から「もう死にたい。死んでしまいたいわ」等とネガティブな発言を聞くことがあります。反復として「そんなこと言わないでくださいよ。家族様も悲しまれますよ」等と言ってしまうことがあります。
語尾に「ね」をつけることによって聞き手になれているとわかり、今後に生かしたいと思いました。また、間ではなく沈黙をおくことで相手の気持ちを引き出せることもあるんだと思いました。沈黙は苦手な方ですが、利用者様とのコミュニケーションで今回学んだことを実践していこうと思いました。
*日々の業務の中で、利用者様と1対1でゆっくりと会話する機会は少ないと感じたので、これから意識して、想いを聴くように寄り添っていけたらいいなと思いました。反復、沈黙を今後は活用していきます。
*施設での看取りを経験させて頂き、皆さんそれぞれであると感じました。苦しい思いを分かってくれる存在が、生きる支えになれるよう、自分の対応を気を付けていこうと思いました。いつも言っておられると思いますが、普段の会話から想いを伺うことで看取りの際の対応に繋がると思うので、記録に残して、職員と情報を共有していきたいです。看取りの状態でなくても苦しい思いを抱えておられると思うので、信頼関係を築き、利用者様の支えとなれるよう努めたいです。研修会ありがとうございました。
*相手の苦しみを言語化して返す事。感情を受け入れる。そして相手の心の準備を待つこと。少しでも支えとなり心穏やかに過して頂けるよう心のケアを大切にしていきます。ありがとうございました。

Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ