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第186回 コンパッション都市とユニバーサル・ホスピスマインド(2/21)

概要

開催日時 1日目:2023年2月21日(火) 19:00〜21:00
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開催会場

[オンライン会場]

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講師 小澤 竹俊
内容

 

 従来の健康増進の観点には、「死にゆくこと、喪失の経験」という考え方は含まれていませんでした。死は「敗北」という固定観念が古くから残っていたからです。そこで、パブリックヘルスにエンドオブライフ・ケアを融合した概念に、コンパッション都市という考え方が提唱されました。健康を、死や喪失を含めて包摂していく考え方です。
 2月の定例オンライン学習会では、このコンパッション都市について、静岡大学未来社会デザイン機構副機構長 竹之内 裕文さんとの対談映像をもとに、対話をしながら理解を深めていきます。
 問いを立て、小グループで参加者とともに話しあう学びの場です。はじめて参加された人でも安心して話し合える環境をご提供いたします。特別な知識や経験を必要としません。
 何十年現場で実践を繰り返したとしても、私たちは100点を取れません。だからこそ、学び続ける魅力がここにあります。毎月第三火曜日夜、ご参加をお待ちしております。

◆話題提供(動画)
竹之内 裕文 (たけのうち・ひろぶみ)
静岡大学未来社会デザイン機構副機構長、農学部・創造科学技術大学院教授。東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士 (文学)。ボロース大学 (スウェーデン)客員教授、グラスゴー大学訪問教授。松崎町まちづくりアドバイザー。死生学カフェ、哲学対話塾、風待ちカフェ主宰。専門は哲学、倫理学、死生学。著書に『死とともに生きることを学ぶ 死すべきものたちの哲学』(ポラーノ出版、2019年)、『農と食の新しい倫理』(共編著、昭和堂、2018年)ほか。

参加費用

枠名 対象 参加費用(税込価格) 残席数
一般枠 非会員 1,100円 オンライン枠
(残38席)
会員 550円
学生枠 非会員 0円
会員 0円
認定ELCファシリテーター枠 会員 0円 (残21席)

受講枠について

一般枠 会員・非会員を問わずどなたでもご選択いただけます。
※会員の方はログインしてからお申込みください
学生枠 学生の方はこちらを選択の上、所属欄に学校名をご記入ください。受講日時点で学生(社会人学生は除く)で、かつ有効期限内の学生証(学校法人)のご提示が可能な方が対象となります。
※社会人経験があっても、現時点で就業されず学業に専念されている方は学割対象となります(大学、専門学校等)
※お申込後、学生証の写しをお送りいただき、確認後正式に学割適用となりますので、ご了承ください
認定ELCファシリテーター枠 有効期間内の認定ELCファシリテーターの方は無料でご参加いただけますが、当日は運営やグループワークのご支援をお願いいたします。
※一般参加をご希望の際は会員枠をご選択ください
※更新が必要な方は先にお手続きをお願いします

当日の流れ(変更の可能性があります)

18時45分 簡単なガイダンス
19時00分 話題提供1
19時30分 問い1 ブレイクアウトセッション1
19時55分 全体共有
20時05分 話題提供2
20時20分 問い2 ブレイクアウトセッション2
20時50分 まとめ
21時00分 終了予定

このイベントシリーズについて

 めぐみ在宅クリニックでは、2007年4月以来、毎月第3火曜日夜に「地域緩和ケア研究会」として、地域の対人援助職のみなさまと、集い・学ぶ場を開催してきました。新型コロナウイルス感染拡大を受け、オンラインで全国の有志の皆さまと学び・つながる場として発展させていくことが大切であると考え、エンドオブライフ・ケア協会と合同にて、継続開催しております。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、それまでの仕事や生活環境が様変わりし、感染に対する恐れや先行きの不透明さに対する不安、物理的な繋がりを失った孤独感や無力感、身体的な不調を含めて、さまざまな苦しみを抱えた人は増え続けています。一方で、このような困難な状況の中で、苦しむ人の力になりたい人は必ず現れます。その志を持った人達が、地域や職種を越えて学び、繋がれる場の1つを提供したいと企画しました。

 苦しみは、大きく2つに分けて考えることができます。解決ができる苦しみと、解決が難しい苦しみです。さまざまな技術の発達で、従来の苦しみのいくつかは、解決できる時代となりました。通信技術の発達や医学の発達などで、離れた場所でも、適切な情報を届け、必要な課題解決が行うことができます。一方で、どれほど技術が発達しても解決が難しい苦しみがあります。

 その典型例が、人生の最終段階において、今までできていた1つひとつができなくなっていく苦しみです。

「家族に迷惑をかけたくない」
「なぜこんな身体になってしまったのだろう」
「早くお迎えが来ないかな」
「誰にも私の気持ち、わかってもらえない」

 これらの苦しみに対して、苦しみの原因をいくらわかりやすく説明しても、穏やかに過ごすことはできません。励ましもなぐさめも、まったく通じない絶望の中で、ではどのような関わりができるのでしょう?

 ホスピス・緩和ケアで学んで来たこと。それは、苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいると嬉しいという原点です。どんな人が、苦しんでいる人からみて、わかってくれる人になれるのでしょう。それは、説明ではなく、励ましでもなく、聴いてくれる人です。その聴き方にも工夫が必要です。マイナスの気持ち(上記の苦しみ)の言葉を聴くことは容易ではないからです。

 苦しむ人が目の前にいたならば、少しでも力になりたいと思う人に、どのように関わるとよいか、ホスピス・緩和ケアで培われてきた関わり方は、参考になると思います。

 エンドオブライフ・ケア協会では、これらの知見をもとに、解決が難しい苦しみを抱えた人に対する関わり方について、専門家にしかわからない難しい言葉ではなく、関わる誰もがわかる言葉で、そして、翌日から活用できるような、すぐに使える真似しやすい内容を、実践的なワークを通してお伝えしてきました。

 このイベントシリーズでは、共通の目的に向かって、一人ひとりができることを、問いをもとに参加者同士で対話を繰り返すことで、明日からそれぞれの現場で苦しむ人と関わる力とすることを狙いとします。

 苦しむ人の力になりたい人が集うなか、短い話題提供を踏まえて問いからお互い学び合い、エンパワメントし合える場を、一緒につくっていきませんか。

ご参加にあたっての注意事項

  • 後日配信用として、録画をさせていただく予定です。
  • イベントの最後に、集合写真の撮影を行わせていただき、弊協会HPやFacebook等で使用させていただきます。ご自身が写真に映ることを希望されない場合は、撮影時にお声がけしますので、ご自身でビデオをOFFにしてご参加をお願いいたします。お名前は隠します。
  • 可能であれば、小グループにわかれる際には、録画・撮影はございませんので、お顔を映していただけますと、お相手にとってお話しやすくなるかと存じます。
  • ご自身での録画・録音・撮影はご遠慮くださいますよう、お願いいたします。

お申し込みにあたっての注意事項

  • 既存会員の方はログインのうえ、【参加枠】をご選択ください。
  • 新規会員登録、もしくは会員更新(年会費3,300円)をご希望の方は、先にお手続きをお願いいたします。
  • 認定ELCファシリテーターの方は無料です(運営やグループワークのご支援をお願いいたします。更新が必要な方は先にお手続きをお願いします。一般参加をご希望の際は会員枠をご選択ください。)
  • 学生枠をご選択の方は所属欄に学校名をご記入ください。社会人学生は学生枠の対象外となります。
  • 活動をご支援くださる方は、【活動支援】から任意の金額を合わせてご選択いただけますと幸いです。
  • 本イベントはお申込み後のご返金は致しかねますので、何卒ご了承ください。

※お申込み・お支払い完了された方には、一定期間、当日の録画(全体セッションのみ。小グループの録画はございません。また、プライバシーに関わるため個人の発言を除きます)をご視聴いただくことができます。当日は参加が難しい方も、よろしければぜひお申込みください。
※開催数は、2007年4月開始「めぐみ在宅クリニック地域緩和ケア研究会」を含みます。

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