2月15日(木)、NTTドコモ・ベンチャーズさんにて隔月開催している、無料イベントシリーズの7回目を開催いたしました。テーマは「未知の社会におけるライフデザイン(大人編)」。
これまで数々のプロジェクトに携わり、その知見をワークショップの形にして気づきの機会を提供されている、プロジェクトエディターの前田考歩さんと、エンドオブライフ・ケア協会のコラボでお届けしていたしました。
前田さんは、プロジェクトの局面を将棋の譜面になぞらえて、勝利条件から中間目的とその施策を書き換え、打ち手を考えていく、「プロジェクト譜(略してプ譜)」という考え方を提唱されています。
今回は、この考え方を、「親の介護と仕事の両立」に適用してみる試みです。
下記は前田さんによる開催レポートです。
http://kodomonogatari.blogspot.jp/2018/02/vol-7.html
簡単な話題提供の後、実際に参加者自身を例にプ譜を作成し、グループ内で中間目的と施策を話し合っていただきました。現在介護中の方、まだこれからという方、医療職として関わっている方、親御さんを見送りふりかえる機会としてご参加の方、様々な方がお越しくださり、それぞれの視点から気づいたこともあったようです。
最後に、前田さんと小澤からまとめがありました。
仕事として与えられた条件下で取り組むプロジェクトとは異なり、勝利条件が外部から与えられていない介護プロジェクトにおいて、誰にも与えられていないからこそ、実は創造的に取り組む余地があるということ。また、その勝利条件は、自分一人が持つのではなく、本人や家族や周囲で支えてくれる人と共有しておくことが大事であるということ。そして、プロジェクトの推進は、問題解決の連続であり、プロジェクトマネジャーは何でも問題を解決したくなりがちですが、身体の自然経過をはじめ、解決できない問題も中にはあること、その問題とどう向き合うかということも、大切な視点として触れていきました。
前回に引き続き、グラフィックレコーディングはNTTグループ社員の本園大介さんにライブでご披露いただきました。心より御礼申し上げます。
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