【イベント】エンドオブライフ・ケア協会 設立3周年シンポジウム(4/14)

  • 開催レポート

4月14日(土)、当協会設立三周年を機にシンポジウムを開催いたしました。

・テーマ:超高齢少子多死時代においても持続可能な社会を目指して
https://endoflifecare.or.jp/event/20180414/

 

 

 共催として、笹川平和財団様に素晴らしいホールをお借りし、ご関心をお持ちの皆さまから各所へご案内いただきました結果、おかげさまで270名の方々にご来場いただきました。

 冒頭、笹川平和財団の田中会長から、財団におけるアジアの高齢化調査と相互からの学びを踏まえてのご挨拶に始まり、当協会理事・小澤の活動報告、エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座の教育効果に関する研究の経過について北里大学医学部助教の千葉先生からの報告、当協会理事・長尾から演劇を交えた在宅医療への理解促進に関する取り組み紹介、当協会理事・小野沢から「誰が私の面倒を見てくれるのか」と題して訪問介護員と成年後見制度に関してデータを交えた課題提起、そして一般社団法人セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン共同代表田辺さまから、当協会が変化の道筋を描く過程をご一緒いただくなかでご考察されたこと、どのように社会運動は広がっていくのか、そのために私たちはどうありたいか、背景にある理論を交えてお話いただきました。

 後半は、現場からの報告として、死を前にした人と関わることに苦手意識を持っていた私たちがどのように変わっていったのか、その体験談を、津野采子さま(ハート介護サービス東住吉 所長/介護福祉士)、高橋美保さま(ホームケアクリニックえん 看護部長/緩和ケア認定看護師)、相田里香さま(青い鳥 所長/主任介護支援専門員・看護師)にそれぞれお話いただき、その後はフロアを交えての座談会となりました。

 それぞれの地域で活動されている方々からも取り組みのご紹介や、その経験から見えてきたこと、想い、疑問、などを全体共有いただき、課題は山積していながらも、各自ができることを主体的に取り組んでいこうという前向きな空気が会場に溢れていたことが印象的でした。

 ホワイエでの各地域の取り組み紹介を通じた情報交換会も大変熱量が高く、孤軍奮闘されていた方々の新たなつながりや、地域間の連携づくりの一助となったようです。

 ご参加くださったみなさま、ご登壇者のみなさま、開催にあたりご支援くださったスタッフのみなさま、そして共催、後援としてお力添えくださったみなさま、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

(撮影:伊勢博美さま)

 

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