2020/4/28、認定ELCファシリテーターの方々を対象とした、学習会を開催いたしました。沖縄の長野先生がホストとして進行してくださり、最大時81名の方がご参加くださいました。
長野先生からは、ご自身からの話題提供として、現在ご勤務の病院における対応の状況、その渦中で直面しているご自身の苦しみ、スタッフの苦しみ、そして、その苦しみのなかで気づいたご自身の支え、将来の夢としてのメンタルサポートチームの立ち上げ、そして研究、臨床への還元・・・
短い時間のなかで、参加者のみなさんとともに考えるための切り口をたくさんいただきました。横須賀の古川さんからいただいた、オンライン学習会のヒントも参考にいただけたらと思います。
グループワークでは、それぞれの苦しみと支え、そして、今後ELCファシリテーターとして、この状況下で何ができるかを話し合っていただきました。
「学習会のような形で、エンドオブライフ・ケアを学ぶ場をつくることも、ファシリテーターができることのひとつですが、日常の現場にこそ、エンドオブライフ・ケアについて話し合うヒントがたくさんあるし、本来それが、私たちが学んでいる目的のはず。」このようなコメントも寄せられ、時間外にも活発な交流が続きました。
これまで精力的に学習会や講演会等を通して、多くの方に伝え、学び繋がる場を作ってきた方にとって、物理的に集まることができない状況は大きな苦しみとなっていることを伺います。この状況を、大切なことを改めて考えるひとつの契機として、学習会の代替としてではなく新たな可能性をひらく選択肢として、想いを馳せる時間となりましたらうれしく思います。
長野先生、ご多忙のなか、快くホストをお引き受けくださって、ありがとうございました。長野先生の「支え」のひとつ、ビオラの音色も大変好評でした。
© End-of-Life Care Association of Japan