【イベント】折れない心を育てる いのちの授業 オンライン (6) 差別、偏見、いじめ・・・コロナ禍で優しくなれないあなたへ伝えるいのちの授業

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【開催報告】

こんにちは。
エンドオブライフ・ケア協会です。

2021年2月20日(日)、以下のイベントを開催いたしました。

〇折れない心を育てる いのちの授業 オンライン (6) 
差別、偏見、いじめ・・・コロナ禍で優しくなれないあなたへ伝えるいのちの授業

 今回は、沖縄県立中部病院の医師・長野宏昭さんと、訪問看護師・親泊朝光さんに講師として進行いただき、約70名の方にご参加いただきました。

 以下は長野先生からのご報告です。

* * *

 少し重たいテーマでしたが、勉強していると、私たちのだれもが「いじめる側」になってしまう可能性があることにはっとさせられました。

 人は頭で分かっていても大切な人やものを傷つけてしまう。その時には、苦しみ=希望と現実の開きがあること。仲間意識や正義感などが背景にあることなどをご紹介しました。

 参加者の皆様にも、自らの辛かった経験を振り返っていただきました。少し気持ちが苦しくなった方もいらっしゃったかもしれません。

 共演者の親泊さんのお話にも胸を打たれました。彼が児童養護施設でボランティアをしていた時、そこにいた子供達は「自分がお父さん、お母さんに捨てられたのは、自分が悪いことをしたからだ・・」と思い、戻ってこない親の帰りをずっと待ち続けていたそうです。

 「自分なんていなくてもいいのかな」と苦しい気持ちになった時、「そのままの君でいいんだよ」とまるごと認めてくれる人の存在は、自分を「これでいいんだ」と認め、また前を向いて歩く力になるでしょう。未来を担う子どもたちにとって「わかってくれる人」でありたい、そのような大人になりたいと、私自身も願いながら学習会を締めくくりました。

 今回、難しいテーマを影でサポートしてくださり、お話の機会を与えてくださった、ELC協会の千田恵子さん、小澤竹俊先生、浜田努先生には心より御礼を申し上げたいと思います。

* * *

 長野先生ご自身も、子どものころの体験として、周囲の大人が自分の好きなこと、情熱を注げることを認めてくれた体験をお話いただき、そのことが多くの参加者の心に残ったことが、アンケートから伺えました。

 長野先生、親泊さん、そして企画からご一緒くださった濵田先生、ご多忙のなか、入念なご準備をありがとうございました。参加者のみなさまも、小グループでの対話に積極的にご参加くださいましたこと、御礼申し上げます。準備から実施まで、主催者も多くを学ばせていただきました。

 

次回は3月16日を予定しております。

○折れない心を育てる いのちの授業~オンライン~ 
Vol.7 暮らしの保健室から見える風景
2021年3月14日(日)10:00-11:30
https://okproject7.peatix.com/view

小学生のゲストをお招きしております。
ご一緒に学びたいみなさまのご参加をお待ちしております。

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●今後の研修・イベント開催予定
○エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座
※初回受講の方は、事前にeラーニングの受講が必要となります。
1)休日昼2回コース(講師:小澤 竹俊)
2020年3月6日(土)7日(日)13:00-17:30
https://endoflifecare.or.jp/programs/show/8832

2)平日夜4回コース(講師:久保田 千代美)
2021年3月18・25・4月1・8日
https://endoflifecare.or.jp/programs/show/8840
https://youtu.be/luhc7FUN2_U (講師からのご案内)

○新型コロナ・ショックに備えて最強のチームを作ろう
2021年3月16日(火)19:00~21:00
https://4cteams-12.peatix.com/

○折れない心を育てる いのちの授業~オンライン~ Vol.7 暮らしの保健室から見える風景
2021年3月14日(日)10:00-11:30
https://okproject7.peatix.com/view

○地域学習会
(認定ファシリテーターによる各地域での学習会)
https://endoflifecare.or.jp/study-groups/

○その他オンラインでの学習機会
https://endoflifecare.or.jp/posts/show/8832
 

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