2021年7月20日、以下のイベントを開催いたしました。
〇新型コロナ・ショックに備えて最強のチームを作ろう
~Vol.16 グリーフ①なぜ大切な人を失うと悲しくなるのでしょう?~
リアルタイムで120名のご参加をいただきました。
医療・介護従事者のみならず、大切な方を亡くされた方、その両方の経験がある方、相談支援にあたっている方、対話の場づくりをしている方、宗教者など、様々な立場の方がご参加くださいました。
今回は、NGワードと、「あなたの気持ちわかります」という言葉について。
小グループでの対話をもとに、いくつかいただきましたお声です。
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・わからないといった方が誠実。わかるということがあいまいで、いったいなにがわかったのかが、わからない。わかったと言われるとそれ以上、何も言えなくなる残酷な言葉。わかったと言われるとその気持ちは、自分の中から離れて一般論になる。うれしいことや楽しいことは、わかるといわれると嬉しくて、もっと話したくなる。だけど、悲しみの時は違うのは不思議。何か言わなくちゃ、共感しなくちゃと思わず、出る言葉なのかもしれない。そこは、やっぱり沈黙(待つ)ということが大事なのではないか・・・云々と対話が弾みました。
・その方との関係性は自分だけのものだから、分かったように言われると、違うと言いたくなる
・本当にわかってくれる人は「わかるよ」とは言わないねという話がでました。
・話しながら整理できる気持ちなどをブツッと切られちゃう感じがする。言い切れない思いに蓋をされた感がある。共同作業を放棄された気がする。伴走から逃げられた感じがする。話した側は「こんな話しするんじゃなかった」と自分を責める。考えすぎかと自分の感性を疑ってしまう
・すべてがNGという訳ではないのではないだろうか? 相手との関係性の中で 時には「共感」になるかもしれない
・相手との人間関係、信頼関係、そのときのシチュエーションによって、NGにもなるし、OKにもなりうるかもしれないなと思いました。
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重たいテーマではありますが、メインセッションでは、喪失の経験から意味と役割を見出し一歩を踏み出した方のお話など、様々なお声を伺う温かな時間となりました。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。
8月も第3火曜日にお待ちしております。
〇新型コロナ・ショックに備えて最強のチームを作ろう ~Vol.17 グリーフ②
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