沖縄県でのインハウス研修が1年越しの開催:援助者養成基礎講座
2021年8月7日~8日の2日間、エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を沖縄県でのインハウス開催として全面オンラインで開催いたしました。
2020年5月以降、集合研修としての開催延期を続けて参りましたが、厳しい状況だからこそ、苦しむ人のために、そして自身のために学びたいと、主催のELC沖縄のみなさまと、参加を希望してくださる現地のみなさまの想いが一つとなり、県外の認定ELCファシリテーターの協力も仰ぎながら1年越しの開催となりました。
エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座は、
身近な問いをもとにした対話にはじまり、
小グループでの演習から得た気づきを段階的に積み上げていき、
最終的には、多職種での「援助を言葉にする」事例検討と、
1対1でのロールプレイまでを体験した上で現場での実践とふりかえりに繋げていく、
2日間の研修を入口とした援助者のための実践プログラムです。
今回、過去1年間開催してきたeラーニング+オンライン開催とは異なり、
全面オンラインで、基本的に参加者主体でワークが進むよう、
様々な改定を加えて当日を迎えました。
集合研修からオンライン開催に変更となってキャンセルした友人も多いが
自身はオンラインでも楽しくむしろ理解が深まった、
終わってみれば短く感じた、など、
肯定的な意見を多数伺いました。
44名の参加者のみなさま、ELC沖縄運営メンバーのみなさま、
10名の県外認定ELCファシリテーターのみなさま、
ありがとうございました。
2日間の研修は、入学式です。
現場での実践、そして
ELC沖縄などでの継続学習と地域連携の深化を、
エンドオブライフ・ケア協会としても応援して参ります。
●ご参加のみなさまの声
・今までふわっとしていた課題に気づけたと感じた
・「聴く」ことについて意識しているつもりですが、それを言語化し例を挙げて頂くことで具体的理解に繋がりました。
・問いかけに対する苦手意識を改善できそうです。
・何回もロールプレイで演習することにより、自分も振り返りも出来てよかった
・哲学的な内容ですが、臨床で使用できるように説明されているので、非常にわかりやすく、理解することができました。
・事例ワークが具体的で実際の訪問看護の現場でもまねしやすいと感じた
・一人ではなくてみんなで考えていくことの大切さ(を学んだ)
・在宅で限られた訪問時間の間、信頼関係の構築をし 患者、家族が困らないよう医療従事者、地域住民の皆さんで支えて行けるように連携を取っていきたいと思います。
・「解決できないことだから」と遠ざけていましたが、聴く姿勢で関り、経験から学びたいと思います。
・この受講内容を周囲の人にも伝え、同じ思いを共有できる家族、スタッフ、仲間のサポートがあると心強く実践し続ける事ができると思います。
© End-of-Life Care Association of Japan