【開催報告】「私が決める、私が選ぶ」思い通りにならないことについて考える(JAMMIN×ELC Collaboration Week:Day4)

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<キャンペーン4日目>
 今週10/18-24は、京都発チャリティー専門ファッションブランドJAMMINさんとのコラボキャンペーン第2弾を実施しており、連動企画として毎晩イベントを開催しております。
 https://jammin.co.jp/charity_list/211018-endoflifecare/

 4日目に当たる10月21日のテーマは、「私が決める、私が選ぶ」〜思い通りにならないことについて考える〜」。Venture Cafe Tokyo、フィッシュファミリー財団が主催するイベントシリーズ、「リーダーズ from JWLI」の第19回目の位置づけです。

 妊娠を機に様々な困難の中、葛藤を抱えるすべての方の相談支援をしていらっしゃる特定非営利活動法人ピッコラーレ代表理事の中島かおりさんをお迎えして、「自分や相手を大切にする」ことを軸に業務執行理事の千田恵子が対談させていただきました。

 冒頭、ご参加のみなさんには、それぞれにとっての、「思い通りにならないこと」を思い浮かべていただいたうえで、ご自身のことをイメージしながらお話を聴いていただきました。モデレーターは、フィッシュファミリー財団ジャパンプログラムマネジャーの草野由貴さんにお願いいたしました。

 相手があるなかで決めるということ、合意形成の難しさ、まず気持ちが整うという前提、選択肢があるということ、選択の良し悪しをジャッジされかねないなかで言葉にすることの怖さ、価値判断を挟まずに聴いてくれる存在・・・こうしたことが、子どもの頃から、生きていくなかで様々な場面で遭遇する課題であることや、どんな私たちであれば、自分や相手を大切にできるのかなど、短い対談のなかで共有させていただきました。

 ご参加のみなさまのお声です。

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・自己決定のこと、子どもが自分で選ぶことがどんなに難しいのか・・・大人も子どもの時があったのに、どうして忘れてしまうのでしょうね。そして、大人が思い込んで押し付けていることに気づいてほしいですね。
・「自分で決める」ことは、未成年・成年のどちらにも難しいことがあります。しかし、子ども期を過ごしている頃から、父母、祖父母、親戚、地域住民から反復・沈黙・問いかけの対話ができると、すぐ先の未来、もっと先の未来では、アイデンティティを自分なりに持って「決める」、「今は決めない」、「わからないから誰かに聴いてもらいたい」と思う自分になれるように思いました。(中略)成人である私たちは、子どもを子どもと見たり、接するのではなくて、一人の個人として対話をする事が大切で必要だと思います。それが、「自分で決める、自分で選ぶ」人へと成長して行くために大切でもあると思います。
・おふたりから「合意形成の難しさ」があがり、「そうか!悩んでいるのは私だけではないんだ。」と安堵しました。自分を大切にできることから始まるのかも、となんとなく解決のヒントを感じました。
・今日の対談は非常に興味深く、さらにいろんな活動をされている方々を知ることができ、どうか救われる命がひとりでも多くありますように、と祈る気持ちでした。
・もっとお話を伺いたかったという意味で、★4つにしております。生きること、人の尊厳、命そのものについて触れることができました。当事者意識を持つこと、目を向けることの大切さ、知ることの大事さを感じました。

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 正解のないこうした問いについて、志を同じくする様々な活動とともに、折に触れて一緒に考えていく試みを今後も続けていきたいと思います。

 ピッコラーレの中島かおりさん、フィッシュファミリー財団の草野由貴さん、それぞれの現場で活動するご参加のみなさん、ありがとうございました。

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