2023年2月16日、ワーカーズコープ東京事務所(池袋)にて、『高齢協 の目指す コミュニティケアを 考えるための ミニ講座― ユニバーサル・ホスピスマインドから学ぶ「よい仕事」 ―』が対面/オンラインのハイブリッド形式にて開催されました。
高齢協(日本高齢者生活協同組合連合会)様は、2022年10月にエンドオブライフ・ケア協会が協定を結んだワーカーズコープの関連組織です。会長をはじめとして、全国の加盟組織の方々とともに、ユニバーサル・ホスピスマインドを学ぶ機会となりました。
ご参加のみなさまからいただいた感想の一部です。
・本当に考え方および実践面でヒントに満ちたセミナーでした。
近年、病を得ながら働くケースが多くなりました。心身ともにしんどそうにしている仲間を間近で見続けるのは、つらい想いがありますが、それでも、双方で「一緒にやっていこう」と思えることは、とても尊いことだと感じています。今日のお話を、こうした局面とも重ねて拝聴していました。
・最初は、ターミナルな段階にある方と、日常的に行動を共にする半径5メートルのメンバーとの向き合い方をつなげて考えることが難しいと感じていました。特に後半は、地域医療の達人としての小澤医師のお仕事に圧倒される思いでした。しかし、そのお仕事の背景にある考え方は、専門職だけの専売特許ではなく、開かれたものであることもよく理解できました。
「ユニバーサル」には2つの意味があって、一つは、専門職でなくとも、地域の市民として、人生の究極的段階にある人と向き合おういう意味、もう一つは、人生のどの段階にあっても、究極段階での向き合い方を適用しながら、そこに居合わせる者どうして、根源的な関係を探求しましょう、という意味と受け止めました。
・苦しんでいる人に寄り添うために私にもまだまだ出来ることがあるかもしれないと思えるような気がいたしました。訪問介護の現場でも一つとして同じサービスはありません。もちろん悩みも人それぞれで、私たちが関わっても、到底解決できない場面に直面することもあります。そんな時、1人では乗り越えられなくとも、誰かが理解してくれて、側にいてくれたら乗り越えられるものです。私の半径5mにいる人たちは、今、心から笑えているかな…と改めて考えていこうと思います。
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