【イベント】第186回コンパッション都市とユニバーサル・ホスピスマインド(2023年2月21日)

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 従来の健康増進の観点には、「死にゆくこと、喪失の経験」という考え方は含まれていませんでした。死は「敗北」という固定観念が古くから残っていたからです。そこで、パブリックヘルスにエンドオブライフ・ケアを融合した概念として、コンパッション都市という考え方が提唱されました。健康を、死や喪失を含めて包摂していく考え方です。

 

 毎月第3火曜日夜のイベント、今月は、このコンパッション都市について、静岡大学未来社会デザイン機構副機構長 竹之内 裕文さんとの対談映像をもとに、小グループで対話をしながら理解を深めました。

 

 終了後にいただきましたお声です。

 

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・優しさを優しさと受け取れる時と受け取れないときって何なんだろうと考えました。

 

・うっすらと考えていたことを言語化することができた。。かな?

 

・あたたかな雰囲気の中で、日頃の思いを聴いて頂けました。ここでは安心してありのままの自分でいられる居心地の良さがあります。自分たちのボランティアにも、このような雰囲気作りをしていきたいと思います。

 

・私は医療者ではありません。私のような者にもできることがある、それを少しずつやっていくことが、アクションを起こすことで広がっていけばいいな、と思います。

 

・当日に思い立って参加しましたが、間に合って良かった~ありがとうございました!!

 

・グループの方のお話を聴き、自分にできる何かを行うことで、周りを動かす力になるのだと感じました。

 

・色々な年齢や立場の方の意見を聴けることはとても勉強になった。それぞれが相手の話を聴くという姿勢で対話できていたので話しやすい雰囲気であった。

 

・今日の問いから、私は優しさを受け取ってばかりだと思っていましたが、振り返ると受け取った優しさが自分に転機を与えてくれたことに気づきました。そして、自分が何を求めていて何をしたいかを話す事ができました。二つの問いは自分を振り返るきっかけになりました。

 

・普段はなかなか語り合えない方々と立場や役割を抜きにして話せる場で、学び多き時間でした。

 

・今回、初参加でしたが、みなさん温かく迎えてくださり感激しました。そして、何より志を持っている方々が多いことの多さに驚いています。一歩前に出ることも必要であることを改めて実感しました。

 

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竹之内さんとの対談映像はこちらからご視聴ください。

 

◆竹之内 裕文 (たけのうち・ひろぶみ)
静岡大学未来社会デザイン機構副機構長、農学部・創造科学技術大学院教授。 東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士 (文学)。 ボロース大学 (スウェーデン)客員教授、グラスゴー大学訪問教授。松崎町まちづくりアドバイザー。死生学カフェ、哲学対話塾、風待ちカフェ主宰。専門は哲学、倫理学、死生学。著書に『死とともに生きることを学ぶ 死すべきものたちの哲学』(ポラーノ出版、2019年)、 『農と食の新しい倫理』(共編著、昭和堂、2018年)ほか。


毎月第3火曜日のイベント、次回3月は変則的な開催となります。
初めての方も、ご参加をお待ちしております。

 

●ユニバーサル・ホスピスマインドをもとに最強のチームを作ろう:第187回
・日時:2023年3月20日(月)19:00-21:00
・申込: https://endoflifecare.or.jp/programs/show/8918

●ユニバーサル・ホスピスマインド チャンネル
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#エンドオブライフ・ケア
#ユニバーサルホスピスマインド

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