人生の最期まで心豊かに暮らせる地域づくり・人づくりに向けて、日本財団助成事業の一環として、佐賀県唐津市に軸足をおいて、現地のみなさまとプロジェクトに取り組んで参りました。
3年計画の2年目となる今年度は、この数年で増加している介護施設での看取りの推進、そのための方策の1つとして、看取りをはじめ解決困難な苦しみを抱えた人に自信をもって関われるスタッフの育成をテーマとしました。
このプロジェクトの中核となって推進してくださったELC糸島唐津の笠原健太郎さんをはじめ、関係者のみなさまからの活動報告をもとに、これからどのように展開していきたいか、どのような可能性があるか、他地域の参加者のみなさまを交え対話する機会としました。
当日はオンライン上で70名弱の方にご参加いただきました、まことにありがとうございました。
終了後にいただいたお声をご紹介いたします。
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・ これまでの実践と成果に感動をしています。モデルを見せていただけたので、わが町の場合どこから手を付けようかと考えるきっかけ作りにもなりました。ELCの今後の展開も見せていただいた気がしています。
・ 初めての参加ですが、とても良かったです。ACPについて、医療者主導ではなく、いのちの次元から、また市民の立場から考えていくことが大事と考えていましたが、間違っていなかったとわかりました。ありがとうございました。
・ 1人ではないという思いが強くなりました。今地区医師会で施設におけるACPの普及、望まない救急搬送を減らし施設看取りを増やしていくことを目標に頑張っています。皆さんのお話を聞きながら、仲間を増やして少しずつでも進んでいければいいなと思いました。
・ 久しぶりに参加しました。ライスワークで居宅で看取り支援しています。ライフワークでは区で場を作り生活課題の解決と交流、学びの時間を作っています。ELCでの学びを生活に活かせたらとコツコツ楽しんでいます。
・ 今回は施設での看取りについてのお話しが挙げられていましたので、何か自分の経験も少し役に立てればと思いました。また皆さんのお話しを聞けたらと思いました。
・ 松本さんや森田さんの熱い思いを聴けたこと。自らの活動・・頑張ろうと思えた
・ わたしもお看取りに関わっています。おうちで最期まで過ごすことは奇跡に近いことなのかもしれませんが、それでも、なんとかしたいというご意見、お気持ちが、わたしにもあります。仲間がいるっていいなと思いました。
・看取りに対する不安は施設も在宅も同じだと思います。不安があるから教えてほしいことがたくさんあり、不安な気持ちを共有、わかってくれる人がいるだけで安心感を持ち、お看取りすることができると思う
・施設管理者である松本さんはじめ、施設ケアマネの森田さんのお話しから相手の最期の時を、相手の言葉に耳を傾け、相手の思いを大切にしていると感じました。
・介護職の講座受講後の変化を聴くことができた。法人内で以前に援助的コミュニケーションの研修を行ったが、繰り返し行っていこうと思えた
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4月からの最終年度は、これまでの活動を踏まえ、地域における横のつながりも強めていきながら、人生の最期まで心豊かに暮らせる地域づくりに現地のみなさまと取り組んで参ります。
昨年度の報告書はこちらをご参照ください。
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