今月は、がんの闘病経験者であり、新聞記者の上野創さんとの対談を取り上げました。上野さんは、26歳でがんと診断されました。その時の闘病の様子は、新聞で連載され、大きな反響を呼びました。現在は教育領域を担当されています。がん当事者として「大切にしてきたこと」から、上野創さんとの対談映像をもとに、問いを立て、小グループで学びを深めました。
終了後にいただきましたお声です。
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・今回のテーマは、自身と近い年齢の時に癌を告知されたというものだったため、自分ごととして考えるきっかけとなりました。
・言葉について、患者さんにとっては言葉が支えになったり、また逆に落ち込むことにつながるので、言葉を丁寧に選び対話したいと感じた。
・一番印象に残ったのは、退場 という言葉でした。ドキッとしました。患者さんの生きる舞台からの姿を消す退場。関わり続ける覚悟を改めて意識しました。
・2時間あっという間でした。ユニバーサルホスピスマインドがカバーする範囲の広さを感じました。
・初めてお話しする方とは思えない、とても話しやすく有意義な時間でした。
・どのような気持ちの変化を感じて過ごされたのか一人一人違うんだろうと思います。
・4人の思いをそれぞれ語り新たな知見をそれぞれが持ち帰ったような気がします。
・小澤先生の場づくりがとても素敵だったので、この場に参加させていただけただけでとても学びになりました。
・小澤先生が関わる自信という話をされますが、上野さんも「救ってあげられなくいたたまれず立ち去るのではなくそれでもそばにいる」という言葉が印象的でした。逃げずにその場に一緒に居ることができる自信を身につけるために、援助的コミュニケーションを学んでいるのだと思いました。
・久しぶりに参加してとても学びがありました。若い方の考え想いを聞けて、我が子もそのような考えがあるのかなぁとふと思いました。色んな年代の方と話が出来て普段できない経験でした。
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◆上野 創(うえの はじめ)
築地のあたりに本社のある新聞社の記者。
1971年生まれ。長野、横浜を経て、東京本社社会部で教育分野や災害現場の取材を担当。26歳で両肺に転移した精巣腫瘍が分かり、2度の再発もあって3年間、入退院。
体験をつづった新聞連載「がんと向き合って」は書籍となり、日本エッセイストクラブ賞を受賞。
その後も、新聞での連載や記事で、がん患者のサバイバーシップや、治療・療養中の子どもの教育環境などについて発信を続ける。
小澤竹俊医師とは医学生主催の講演会の告知記事を書いた縁で知り合い、病院内ホスピス病棟や「いのちの教育」の取材を経て、接点が続いている。
毎月第3火曜日のイベント、次回は以下となります。
初めての方も、ご参加をお待ちしております。
●ユニバーサル・ホスピスマインドをもとに最強のチームを作ろう:第189回
・日時:2023年5月16日(月)19:00-21:00
・申込: https://endoflifecare.or.jp/programs/show/8928
●ユニバーサル・ホスピスマインド チャンネル
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