夜学のススメ

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夜学のススメ
久保田千代美

エンドオブライフ・ケア協会 理事
援助者養成基礎講座・夜学 講師

 

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」明治維新の動乱を経て新しく開けた新時代への希望と改革が記されている「学問のすすめ」の冒頭はよく知られています。人は生まれながらに、天から授かった「いのち」があります。身体と心との働きをもって天地の間にある様々なものを使って、衣食住の用を達し、自由自在に互いに、思い合いながら、それぞれに安楽にこの世を生きるはず。けれども・・・現状はそうではないので、福沢諭吉は、社会の平等のために学問が大事だよねと説きました。

 

 人は、学ぶことで、生産性をあげ、経済を発展させ、喜びを得ることができます。一方で、いくつもの喪失の経験をへて、悲しみや苦しみとともに生きることを避けることはできません。

 

 2020年3月からの新型コロナ感染拡大によるパンデミックのときに、経験した苦しみのなかだからこそ、人は問いを立てた学び「学問」を止めてはなりません。その思いから援助者養成基礎講座はこれまでとは、異なる方法で続けてゆくことを試行錯誤して、会員みんなの知恵と工夫によって、早い時期からオンラインでの講座を再開できました。受講者のニーズを受けて、私も「オンライン講座の開き方講座」を受講して、2日間の講座の内容を4日間にわけて夜に開催する提案をしました。そして、2020年11月に、初めての夜の講座を開きました。

 

「講座が一週間に一回なので、次の講義までに、実践しながら受講できた」
「4日間を一か月かけてじっくり学べた」
「仕事を終えてパソコンの前に座ろうと思うと、講座の日は充実していた」
「まるで夜学に通っているような気持ちで楽しかった」
と、受講者からは大好評を得ました。いつしか、夜の部は、「夜学」と愛称をいただき、サポートしてくださるファシリテーターから親しまれてるようになりました。

 

 ボランティアで学習活動を側面から支援し活性化させるファシリテーターは、学習者の補助輪的役割を持つと同時に、講座の中で学習者となります。共通の基盤となる学習テーマのもとに、自主的に集まった仲間との相互に尊敬、信頼する関係があり、一定の共同体を作っています。経験浅いファシリテーターが自主的にロールモデルをみつけて、知識やスキルを学んでいます。オンラインの特性を生かし、所属感を得た学習者は、さらに主体的に学習の場を設け仲間とともに学び、講座への協力への動機になるサイクルを可能にしていると思います。ここ「夜学」で学んだファシリテーターは、自信を持って他の学習会や職場の会議の場でもファシリテーターが上手くなります。話を聴くということは、どこの場面でも応用ができるからです。 

 

 昨年からはeラーニングと合わせて、演習部分を3日で学ぶコースに変更しました。年に6回奇数月、水曜日か木曜日、曜日によっての受講がしやすい日程を選んでいただけます。基礎講座は進化し続けています。受講から久しい人、学び直しをしたい人、ぜひ次は「夜学」で学んでみませんか?援助士認定されたら、今度はファシリテーターになっていただき一緒に、夜のELCを楽しみながら学び続けましょう。

 

●今後の養成講座(夜学分)の予定

  • 2024年1月11・18・25日(木)
  • 2024年3月7・14・21日(木)
  • 2024年5月16・23・30日(木) 
  • 2024年7月10・17・24日(水)
  • 2024年9月5・12・19日(木)
  • 2024年11月6・13・20日(水)
  • 2025年1月9・16・23日(木)
  • 2025年3月5・12・19日(水)
    ※いずれも19:30~22:00

 

●お申し込み
https://endoflifecare.or.jp/programs/

※現在2023年3月分まで申し込み受付中

 

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