【開催報告】沖縄県在宅医療推進フォーラム(2024年2月3日・沖縄/オンライン)

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 2024年2月3日(土)、沖縄県にて沖縄県在宅医療推進フォーラムが開催され、大会長を務めた、沖縄市の在宅医でELC沖縄代表の長野宏昭さんから、開催報告をいただきましたのでご紹介いたします。

 

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 2月3日に沖縄県在宅医療推進フォーラムを開催し長野が大会長を務めました。

 

 国内では、北は北海道から沖縄離島まで、海外からは、アメリカ、オランダ、台湾からも、多種多様な年齢、職種の方が300人以上参加されました。

 

 大会のテーマは「未来へ紡ぐ物語」でした。
   
 従来の医療系の学会と大きく異なる点として、年齢や職種を問わず全ての人が対等に語り合えるようなセッションを企画しました。

 

 医学生、看護学生など将来を担う若者が将来の夢を語り、それを聞いてどう感じたか、あなたの夢は何か?について世代や立場を超えて話し合いました。

 

 また、コンパッション=スピリチュアル・ケアのセッションでは、小澤竹俊先生と対談を行いました。これからの時代、人生の最終段階を迎え、身体の機能が衰え自分自身を失ってゆくという解決困難な苦しみを抱えた人が増えてゆきます。

 

 その中で、答えのない苦しみを抱えた人がまた穏やか=笑顔になれるようお支えしてゆくことは可能であること、苦しんでいる人は「わかってくれる人がいるとうれしい」こと、困難な事例に心が折れそうになっても「誰かの支えになろうとする人こそ支えを必要としている」ことなどホスピスマインドの根幹となる大切なメッセージを会場で共有しました。

 

 医師キャリア40年の大ベテランの医師が19歳の学生と対等に夢を語り合う場面は他の学会にはない新鮮さがありました。今回のフォーラムを通じて多くの方の心に温かい灯火がともり、全ての人が共存できる社会の実現について考える一歩となれば幸いです。

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