【イベント】高齢化するアジア諸国に見るユニバーサル・ホスピスマインド(第201回 佐々木淳さん)

  • 開催レポート

   

 2024年5月21日(火)、医療法人社団 悠翔会 理事長の佐々木淳さんをゲストに、「高齢化するアジア諸国に見るユニバーサル・ホスピスマインド」と題してイベントを開催いたしました。


 今回の対談企画は、今月はじめ、シンガポールで開催された、Ageing AsiaによるWorld Ageing Festivalを契機に生まれました。

 

 日本国内で18の診療拠点から、常時5200名の患者さんの生活を24 時間体制でサポートする悠翔会を率いる佐々木先生。2016年にシンガポールとのつながりを得て以来、日本のような制度の整っていない、インド、インドネシア、タイにおいて、「患者さんのニーズが最優先」という法人の価値観のもと、目の前の課題を解決する形でその国の実情に合わせた事業を次々と立ち上げて来られました。
 

 これらの経験から考える、患者さんに限らず国民が幸福であるためには?その指標は?どこまでをわたし「たち」と捉えるか?地域とともに声を挙げ成功事例を横に広げていくこと、一方で、国の仕組みを変えるのは時間がかかるなか、半径5mの自分たちのまわりに働きかけていくこと・・・ など、マクロな話から日常の実践まで、佐々木先生自身が真摯に取り組み、学んで来られた道のりを一緒にたどりながら、私たち一人ひとりが自分にできることを考える時間となりました。

 

 ご参加のみなさまからいただきましたお声です。

 

************

 

・世界から見た日本、これからの日本、今の日本に足りないことなどいろいろお聴き出来て本当に勉強になりました。

 

・インドの話が強烈でした。健康保険や介護保険のありがたみとうまみと無いならどうしているのか?新しい気付きでした。

 

・離島や過疎地域での医療のお話や、事業所を越えての利用者さんにとってのチームの私たちであることの重要性などのお話を聞けて、チーム連携の重要性を改めて感じました。

 

・佐々木先生がおっしゃっていた想像力の欠如、医療だけでなくいろいろなところで弊害が出ていると思います。一人一人が当事者、いつか自分もその時が来る、ということは心にとどめておきたいです。

 

・何が自分たちにとって良い社会なのかと考えるイメージする力(経済成長も含め) 皆が豊かになっていくには、排除ではなく、全体の生産性のバランスも考えて均等をとる そして一番大切な事は、今起きている事やこれから起こりうる事を自分事として考える 当事者意識を持って考え、トップダウンではなく地域や住民が一体感を持ち、できることからアクションしていく。(今の周りの課題と自分のhappinessのために〜)

 

・また新たな挑戦をされていることが分かり、良い刺激をいただきました。井の中の蛙にならないように外へ意識のベクトルを向けたいと思います。

 

・佐々木先生のお話を、小澤先生のファシリテートで伺える貴重な機会をありがとうございました。また学びを深める機会に参加させて頂きたいと思います。

 

・初参加でしたが、グループワークも温かみがあり良い体験ができました。

 

・半径5メートルの人がいつも穏やかでいてくれるように、私たち個人個人も発信していきたいと思います。

 

・お久しぶりの方も初めましての方も、自然とことばを発せられるのがELCの魅力だと思います。

 

・初めてお話しする方でもホスピスマインドを持っておられて、有意義な時間を過ごせました。

 


 

ご参加のみなさま、ありがとうございました。
次回も第三火曜日19時からお待ちしております。

 

●第202回:いのちの授業~認知症とともに生きる~(濵田努さん)
 

 

#ユニバーサルホスピスマインド
#エンドオブライフ・ケア

お知らせ一覧へ戻る

TOP