【2024年12月4日(水)飛鳥未来高校足立キャンパス 折れない心を育てるいのちの授業】
とてもきれいな校舎だなあというのが第一印象でした。それもそのはず。今年の4月からの新校舎。ポップな色の教室、広い廊下に机や椅子があり、生徒と教師が語り合っている雰囲気から自由な空気を感じました。
千田さんと設楽の二人で、2年生と1年生の1クラスずつを担当しました。
まずは、千田さんが2年生を担当。50分という短い時間ながら、「誰もわかってくれない」という高校時代のご自身の気持ちを導入に、エッセンスを凝縮。
私は1年生を担当しました。偶然、道で出会った生徒が、そのクラスにいたことも幸いし、最初からリラックスして授業ができました。また、私自身も中学時代の自分の気持ちを思いだしました。
生徒さんたちは、真剣に授業を聴いてくれました。
授業終了後いただいた、びっしりと書かれたたくさんのアンケート。傷ついていた心を、少し開いてくれたような、ありがたく尊い気持ちになりました。
「苦しいこと楽しいこと、それ以外にも支えや将来の事を書き出すことで、スッキリしました。私の夢は○○○(具体名)ですが、皆様のように優しくぬくもりを誰かに分けてあげられるような大人になることも今日で追加されました。動画や画像も深く作られていて本気で教えようとしていることが心に染みました。」
「見て見ぬふりをせず、少しでも困っている人がいたら、かけよりたい。話をきくだけでなく、これまでの経験を活かし、立派な人になりたい。相手の話を否定せず、自分はこう思った、の一言を大事にしたい。私自身とても我慢しやすいタイプなのであまりため込まず、支えを見つけたい。自分に対してネガティブになりやすいからこそ誰かが落ち込んでいたりしたら、肯定してあげたいなと思った。恩返しをしてあげる気持ちで支えてあげたい。まずは自分事を振り返り・・・・(とても思いのこもった自己開示がありました)」
手書きのアンケートには、真っ黒になるくらい書き込まれてあり、それぞれの思いを正直に記してくれていました。ご自身の内面を探りながら、言葉にしてくれていました。
どのアンケートも、彼らの言葉で感謝を伝えてくださっていましたが、こちらこそ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
彼らはこれまでに、言葉にできないそれぞれの苦しみがあったとは思いますが、こうして出会えた生徒さんたちが、それぞれの人生を大切に思えると良いなあと思います。心から彼らを応援したいです。
※認定講師の設楽さんからの開催報告です。
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