【学習会】千葉県・職場でユニバーサル・ホスピスマインド学習会実施(2024/10)

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【職場での学習会 開催報告です】

 

ELC千葉船橋の岡野です。精神科病院の認知症治療病棟に作業療法士として勤務しています。

 

職場の後輩から「患者さんとのコミュニケーションが難しい。どう返事をしてあげたら良いかわからないことがあるし、沈黙されちゃうと対応がまずかったのかなと焦ってしまう。調べたり勉強もしたけど自信が持てない。先輩がいない1対1で話すことがとても不安」との相談があり、これしかないでしょ(笑)!今でしょ(もう古い?)!と、急遽、ユニバーサル・ホスピスマインドについて話をしました。

 

2日間で計2時間半ほど。後半のロールプレイとその振り返りを、特に丁寧に行いました。

熱心にメモを取ったり、実際に難しいと感じた場面を共有したりもして、「苦しみと支えをキャッチして、支えを強める」「反復、沈黙と間、問いかけ」「自分自身の支え」難しいけど、効果や大切さを実感できたので、心がけていきたいと話してくれました。

 

いただいた感想です。

 

・沈黙や間が気になって「どうにかしなきゃ」という気持ちがあったが、むしろ必要なものであることを理解できたことが一番良かった。

 

・なりたい作業療法士像に直結する内容で、少しずつこの対話方法を身につけて、どの患者さんにも寄り添える作業療法士を目指していきたい。

 

・今まで患者さんや友達に対して、悩みながら行ったり、経験的に感じ取って行っていたことが、これでいい と思えた。

 

・業務やプログラムの運営があり、他のスタッフの目なども気になって、ゆっくり丁寧に関わることが難しいこともあるが、沈黙や間の大切さがわかったので、今後は意識してしっかり寄り添いたい。

 

患者さんの辛さや喜びに寄り添い、強みや支えを引き出す対話をしていけるように、私も一緒に学んだり悩んだりしていきたいと思っています。そして、この学びが支援者としての後輩自身の強みや支えになることも願っています。

 

※認定ELCファシリテーターの岡野朋子さんからのご報告です。

 

#エンドオブライフ・ケア
#ユニバーサルホスピスマインド
 

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