2025年1月20日(月)、住友商事株式会社のみなさまへ、“お互いが支え合うしなやかな職場づくり”と題して、社内セミナーをお届けしました。
住友商事様には、今年度、社員参加型 社会貢献プログラム「100SEED」の一環として、3か月間のプロボノとして有志のみなさまにお世話になり、今回のセミナーはそのご縁から実現しました。
3か月間のプロボノでは、企業向けプログラムの仮説検証を行っていただきました。昨年度末は「仕事と介護の両立」という視点で社員のみなさまへお話させていただきましたが、今回は切り口を変え、職場で悩みを抱えている方や、周囲で力になりたいと考えている方がお互いに支え合える職場づくりのヒントとして、具体的なアプローチを、実践を交えながら学ぶ2.5時間の研修としました。
鉄鋼グループと輸送機・建機グループ共催企画として、グループ従業員の方や関係会社のみなさま、60名ほどの方が、大変熱心にご参加くださいました。いくつかご感想をご紹介させていただきます。
・相手の話を聞いている方だと思っていたが、そのほとんどがノイズになっていたのではないかと気付いた。
・苦しみに気付くこと、その声を聴くことの重要性を理解した。皆が成果を上げられるような職場作りのために、微力ながら自身でも努力したいと感じた。
・企業に勤めていると、どうしても解決思考になりがちですが、そこは我慢して、目の前にいる困っている人に寄り添うことで、職場環境の改善につながることを実感しました
・知っているのと知らないのと、意識しているのとしていないのは全く違うので、このようなセミナーで多くの人が知ることに意味があると感じました。
・企業が強くなるためには、まず個々人が心身ともに健やかであることが大切だと思います。悩みを抱える人、部下を支える立場の人、そして職場をより良くしたいと思っているすべての人が互いに支え合うことで、個人の力も高まり、組織の結束力が強まり、結果として業績にも繋がるのではないでしょうか。
・社内には悩みを持つ方は沢山いると思うので、そのような人をカウンセラーでもない一般社員が助けられる可能性が出る、ということはどの企業にとっても有意義なことだと思う。
・苦しみを抱えて一人で悩んでいる人に気づき、少しでも助けになりたいという気持ちを組織全員で持ち続けることは大切で、企業で実施することは意味があると思います。
・部下のメンタルマネジメントに大いに役立つ内容と感じた。兎角、解決を求めたり、具体的なアドバイスをしがちな中、「ノイズを入れずに反復すること」や「沈黙を怖がらずに聴くこと」の大切さなど、ロールプレイを通じて体得できた非常に有意義なセミナーであった。
・働く介護者の増加など、プライベートの課題が働く環境と今まで以上に切り離せなくなってきており、 社会的な責任として、また自社社員のエンゲージメント向上の観点でも、こうした人への寄り添い方について学べる機会は良いと感じました。
・本セミナーは特定の業界などに限定されるものではなく、全ての企業に共通する事項だと思います。
住友商事のみなさま、ありがとうございました。
研修内容が職場の課題解決の一助となれば幸いです。また、いただいたご縁を大切に、私たちエンドオブライフ・ケア協会としても、その成果を社会へ還元できるように努めてまいりたいと思います。
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