【2025年1月24日(金) 折れない心を育てる いのちの授業】
鈴鹿市内の小学校で6年生2クラスとその保護者に「折れない心を育てる いのちの授業」をお届けしました。
この授業のきっかけは、昨年10月27日に鈴鹿市で開催されたエンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座に参加された受講生からの依頼でした。その方は、ご自身のお子さんが6年生であることから、「卒業までにぜひ、折れない心を育てるいのちの授業を聞かせたい」と学校に提案してくださいました。
数日後、授業参観日に合わせた日時が決定しました。通常は45分×2コマの授業ですが、今回は1コマの45分のみの実施となりました。先生との話し合いの結果、「自分の苦しみから支えに気づくことをまず学んでほしい」というご希望を受け、レッスン1のみを行うことにし、講師2名とサポーター2名で準備を進めました。
児童たちは両クラスとも集中して授業を聞いてくれ、3つの支えの部分でも手を挙げて参加してくれました。感想文には以下のような声が寄せられました。
「苦しみは解決できないと思ったけれど、支えとなる関係のところで〇をつけてみると、いろいろな人が支えてくれていると感じることができました。これからもスポーツ大会や将来の夢に向かって頑張りたいです。」
「これからはもう少し人を頼ってみたり、将来の夢を持つことを大事にしようと思った。また、自分で選べるものは積極的に自分で決めようと思った。」
「いつまでも落ち込むのではなく、支えを見つけることが大切だと思った。また、自分のことを理解してくれる人がいると嬉しいことがわかった。」
終わった直後、参観してくださった保護者の方から、子どもには理解が難しいのではないか?という感想が寄せられましたが、子どもたちそれぞれ45分の授業から感じることがあったようです。
教育委員会から2名が参観してくださり、子どもだけでなく、先生や大人が聞くことも大切だとお話しされました。「学校現場も大変で、先生方も疲弊しているのではないでしょうか?ぜひ、先生にお話を聞いていただきたい」とお伝えしました。
毎回思うことですが、サポートがいてくれる安心感は絶大ですね 。一人ではないことを実感できます。 授業のお届け先が次につながりますように。
※認定講師の鈴木裕美さんからのご報告です。
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