【授業】松山市立中学校で「折れない心を育てるいのちの授業」(2024/12/4)

  • 開催レポート
  • いのちの授業

愛媛県松山市の認定講師・宇田真記さんからのご報告です。

 

令和6年12月4日 東温市重信中学校、「命の集会」で全校生徒の皆さんに、折れない心を育てるいのちの授業をお届けしました。

 

第一部では生徒さん発信の、いじめ・差別をなくすため学習発表や、給食委員会・保健委員会からのアンケート集計発表、中学生とは思えない熟慮された内容で、溌溂とした発表でした。

第二部として、折れない心を育てるいのちの授業を開催しました。約600名の生徒さん、先生方、保護者の方がご参加下さいました。

 

【生徒さんからの感想】
・苦しんでいる人にポジティブな声掛けをするのが正しいと思っていたが、反復することが大事だと分かった。
・今日の話を聞いて「自分はこのクラスにいていいんだ」と思いました。最近、勉強や友達関係で悩んでいて、「自分はしっかりしていないし、天然でミスをすることが多いからクラスになんかいない方がいいのかな」と思うことが時々ありました。でも授業を受けて、「自分はこのクラスにいていいんだ」と改めて思いました。

 

【教職員の先生方からの感想】
・良かれと思って、ついつい自分の思いを相手に伝えようとしてしまう自分がいる。相手の苦しみや思いを少しでもわかることができるように教えていただいた「反復」をしながら聴く人になりたいと思いました。お話を聴けてとても良かったです。中学生の時に出会った「闇があるから光がある」という言葉を思い出しました。

 

【保護者の方からの感想】
・親ができることは、たくさんあることに気づきました。言葉を大切にして生活を過ごして、笑顔モリモリ増やしたいと思いました。
・エンドオブライフケア協会・・どんな内容だろう?と思っていましたが、苦しみに寄り添う立場からの、今の中学生にも、とても共感できる内容に感動しました。児童福祉に携わる者としても、とても参考になりました。大変ありがとうございました。

 

【振り返り】
東温市健康推進課保健師さんからご依頼いただき、令和3年からのこころの健康教室についての実施要領を事前の打ち合わせでお聞きしました。折れない心を育てるいのちの授業がどのような学びとなるか、保健師さんや生徒指導の先生との打ち合わせでお互いに方向性を確認しての開催となりました。

 

もともとは40分の予定が、80分頂けたこともありがたかったです。体育館で第一部から合わせると長時間でしたが、生徒さんがとても真剣に熱量をもって参加してくださいました。できれば、生徒さん同士で意見交換する時間や、先生と生徒さんが対話できる時間があれば理想ですが、この機会をいただけたことに感謝したいです。
ありがとうございました。

 


#折れない心を育てるいのちの授業
#いのちの授業
#エンドオブライフ
#エンドオブライフケア愛媛
#ユニバーサルホスピスマインド
 

お知らせ一覧へ戻る

TOP