あけましておめでとうございます。
無事に新年を迎えることができました。
今年、私は63歳を迎えます。
年を重ねる中で、強く思うようになったことがあります。
それは、「若者が幸せであってほしい」という願いです。
生きづらさを感じ、心に壁を作り、居場所を失い、
オーバードーズを繰り返し、
自らのいのちを絶ってしまう若者は、決して少なくありません。
2025年のレコード大賞は、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」でした。
この曲は、若者の生きづらさや苦しみをもとに作詞されています。
NHK・18祭で、1000人の若者が涙しながらこの曲を歌う姿に触れると、
「自分自身を、まだ好きになれないあなたへ」
「前向きになれない自分、弱さを抱えたままの自分を否定しなくていい」
そんなメッセージが、まっすぐに伝わってきます。
老いと喪失を抱えた社会が、真にWell-beingを実感できるためには、
高齢者にやさしい街づくりだけでは足りないと感じています。
本人が「やりたいこと」を支援するだけでは、
一つひとつを失っていくプロセスの中で、幸せを実感できるには限界があるからです。
たとえ老い、やがて消えていくことを知っていたとしても、
これからを生きる大切な子どもたちや孫たちが、
5年後も、10年後も、これからも、ずっと幸せであると信じられたなら、
高齢者が見る景色は、きっと変わってくるはずです。
高齢化社会の中で老いと喪失を考えるとき、
若者の幸せをセットで考えることが、
より幸せな社会を形づくる鍵になると、私は考えています。
皆さまとともに、夢を形にしていきたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
代表理事
小澤竹俊
P.S. 写真は横浜市泉区の交差点から見える富士山です。
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