7月12日(金)東京・六本木にあるNTTドコモ・ベンチャーズ ラウンジを会場に、米国でがん専門医として活躍される白井敬祐先生をお招きし、「日米の人生の最期から学ぶ答えのない問いとの向き合い方 ~“コミュニケーション”は誰のため?~」を開催しました。
白井先生には、豊富な現場経験からコミュニケーションのエッセンスを、いくつかのキーワードを挙げながら紹介して頂きました。
「Don't assume (決めつけない)」、「Engage! Empower(相手に関心を持って、初めて相手に力を与えられる)」、「Death ends life but never ends relationships.」などです。
理事の小澤から援助的コミュニケーションの紹介のあと、エッセンシャルマネジメントスクールの本間正人先生の司会による対談となりました。
何名かの感想です。
・患者さんとの想い出が亡くなっても続いている関係が自分の支えになっているということをあらためて思い、自分の支えが強まった。(医療関係)
・本(を読んだり)や勉強会に参加し、自分も仲間に話し、伝えられるようになりたいと思います。(企業関係)
・白井先生のお話の中の”Show me your scar!"という台詞に非常に打たれました。傷を負っているのも又自分一人ではないと改めて知り傷を負ったからといって閉じてしまうことは違うのだなと改めて感じました。 (医療関係)
・医師やケアの専門家レベルでなくても、周囲にいる普通にくらしているメンバが何をやっていけばいいかを考えるキッカケがもらえたし、そうだと思った。(企業関係)
・高齢社会において、核心的な問題は、「絶望感から救う」と気づきました。不登校にとっての絶望感、がん患者にとっての絶望感、医療だけの視点から(だけでは)救われないと気づきました。(企業関係)
・小澤先生が連呼されていた、「医療と介護のわくを超えて」に勇気をもらいました。ソトモノがやれることも検討していきます。(企業関係)
全国から医療・介護業界関係者のみならず、幅広い職種の、100名を越える参加がありました。会場を提供して頂きました。NTTドコモベンチャーズの皆さま、ありがとうございました。
© End-of-Life Care Association of Japan