【#コロナ4Cチャレンジ】見えにくい孤立を歌で「つなぐ」

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提案者

中島 直子さま(佐賀県唐津市)
地域互助力向上ネットワーク0-100地域の輪

0歳も100歳も見えにくい孤立にいち早く気づき支えるために 多世代多職種で関わる人を発信して、地域の輪を拡げたい。

 

なぜやるのか?(どんな困難が生じているか/これから生じるか?)

 母親の孤立と向き合って10年。「ママが笑えば子も笑う」が真実だと、母親同士が集まれる場所作りに励んできました。 家事代行業での勤務経験を通して、孤立は母親だけでなく多世代の中で起きていることを知り、0歳から100歳が共に暮らす地域の中で起きている様々な孤立の共有、そこに向き合う地域の人を発信したいと活動してきました。10年経っても母親の孤立が拭えない地域の現状と、年を重ねる中で起きていく様々な暮らしの不安や悩みの変化。私自身が子育てに没頭している間はあまり考えることがなかった自分の老後や最期。その背景には、若いころに亡くした父、祖父母を見ていて年を重ねる、老いる、は病気とセットで「苦しい」「辛い」「暗い」そんなネガティブなイメージがあったからでもありました。

 

 人生の最終段階に関わる医師たちとの出会いでそのイメージは大きく変わりました。苦しくても、穏やかに過ごせるのかもしれない。希望が生まれました。地域には様々な孤立が存在します。地域のひとりひとりが、自分の過去、未来とつながっている現在(今)を、多世代多職種の交流によって、少しでも肯定的に感じ、いざというときにも生きる力、支え合える輪を拡げたいです。現在、顔と顔を合わせての交流ができなくなり、「いざというとき」であると感じます。もどかしい思いを感じます。方法を変えた発信の模索、より見えにくくなると予想される孤立にどう気づけるかが課題です。

 

何をやっているのか?やろうとしているのか?

1.オンラインでの発信。実は非常に苦手意識をもっていました(います)。得意な人に助けを求めながら環境を少しづつ整えているところです。


2.この状況でもオフラインでできることがあります。会えないけど気になっている人に電話をかけたり手紙を書いたり 大声は出せませんが、登校中の子どもたちに笑顔とあいさつで送り出すことができます。自治体から提供される情報は積極的に受け取り、必要な情報をシェアしています。何でも書きとめておくノートがあります。記録につけておくと役立ちます。


3.オリジナルの「つなぐ」という曲で合唱活動をしてきましたが、イベントが一切なくなり練習もできません。そこでユーチューブで挙げることにしました。唐津の景色と人の映像を音楽と共に載せています。


4.「折れない心を育てるいのちの授業」市内小中学校での推進。支え合いの土台作りに欠かせません。

 

・コロナに負けない!歌で「つなぐ」プロジェクト♪

「病がくれた勇気/カラー」をコロナで苦しむ全国の皆さんにお届けします。BGMにはハマノユリナさんの優しい歌声と、佐賀県唐津のおとなと子どものコラボ合唱「つなぐ」もお楽しみください。「病がくれた勇気/カラー」は「折れない心を育てる いのちの授業」でも紹介されるエンドオブライフ・ケア協会 理事 小澤竹俊さんの Nanaさんという患者さんが生前「社会に出る子どもたち」のために 書き残してくれた詩のひとつです。

 

・コロナに負けない!「手を洗おう!」プロジェクト♪

コロナ感染を防ぐため、外出自粛になり 会えなくなった地域の子どもたちとママたちと。 一緒にできることを考えました。 今しかできないこと。今だからできること。 「手を洗おう!」皆さんに是非歌っていただけたらうれしいです♪

 

 

私の支え

 どんな困難にあっても、地域を思う人がいることが私の支えです。誰かが誰かを想っている。その想いに触れるたびに 人はどんな逆境でも折れない強さを持てることを確信します。そして音楽。言葉にできない悲しみや喜びを表せる手段。注ぎだせる大事なツールです。あとは、友。弱い私をそのまま待ってくれる人でしょうか。きりがありませんね。

 

あなたにできること

 顔と顔を合わせることが大変難しい現状ですが、家で過ごすことが多くなり、お子さんのいる方であれば、子どもさんがどんなことに困っているかを知る機会になると思います。また身近に気になる方がいらっしゃればそのことを会う以外で伝えるどんな方法があるでしょうか?(手紙、電話等) 支え方を提案するいろんな方がいますね。これいいな!と思われたSNSの投稿に皆さんがいいね!を押したりシェアするだけでも支え方のひとつです。また情報量が多い今、各自治体が発信する情報すべてに目を通せなくても、これだけは見ておこうというのが習慣になるといいですね(ラジオ 新聞 テレビ 市報 ホームページ等)。

 

 必要な人に共有するときにもとても役立ちます。最後に、現在の私たちの活動の多くを支えているのが補助金や助成金です。行政や企業に現場を知ってもらい、一緒に関わってもらえる利点がありますが、自分たちで継続していくためのアイディアがあったら、私も是非知りたいです。

#コロナ4Cチャレンジとは

こちらからご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

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