ELC沖縄の代表で折れない心を育てる いのちの授業 認定講師の長野宏昭さんの寄稿が、9月8日付 沖縄タイムスに掲載されました。
安心できる暮らし支援
命ぐすい 耳ぐすい
以下記事より
・・・従来の「何かあれば救急搬送」や入院ベッドの増床だけに頼っていては、これからの超高齢・多死時代を乗り切ることは不可能でしょう。在宅医療が普及するためには、どんな病気を抱えていても「私はここにいるさ」が許されるレジリエントな社会の構築、個人の価値観が尊重し、寄り添うことのできる人材の育成が急務と考えています。
救急医療=答えを求める医療 ならば
在宅医療=対話し続ける医療 と言えるかもしれません。
私はマインド作りによる地域創生への足がかりとして、各地の小中学校へ訪問し「折れない心を育てる いのちの授業」というお話を行っています。授業では、苦しみを抱えた人にアドバイスを行うのではなく、まずは相手の話をじっくり「聴く」ことに重点を置き、相手にとって「わかってくれる人」になることを目指します。
職種や立場を超えて、お互いの価値観を認め合い、対話することができる人材が地域に増えれば、在宅医療は自然と広がってゆくのではないかと信じています。
世の中のマインドを変え、どのような病気を抱えていたとしても「私は生まれてきてよかった、私はここにいていいんだ」と安心して暮らせる社会の創生につながればと願っています。
(掲載イメージ)
© End-of-Life Care Association of Japan