エンドオブライフ・ケア協会の活動は、様々なボランティアの方々に支えていただいているのですが、認定ファシリテーターのように、講座やイベントの運営に関わってくださる方もいらっしゃれば、プログラムづくりや、運営上の仕組みづくりに関わってくださるプロボノの方もいらっしゃいます。
プロボノとは、社会人が仕事を通じて培った知識やスキル、経験を活用して社会貢献するボランティア活動、あるいは人を指し、普段は様々な業界でお仕事をされている方々です。
今年度10月からお世話になった、富士通プロボノ部(富士通グループ社員有志によるボランティア活動)のみなさまとの協働を終えて、2023年2月3日に報告会を行いました。
もともと、「折れない心を育てるいのちの授業プロジェクト」をはじめとした運営に関わる資金の獲得に向けて、プロボノのご相談をはじめた富士通プロボノ部さまですが、エンドオブライフ・ケア協会の持つ既存の仕組みや、新たにつながりたい層などを踏まえた結果、最終的には12月の月次イベントでの企画と話題提供を中心に、お願いすることになりました。
これまでお世話になってきたプロボノの方々ともお話するなかで、エンドオブライフ・ケア、という、一見、医療や介護の専門職であったり、家族や自分のこととして経験がある人でないと、敷居が高そうに見えるテーマは、どんなことがあると、自分に引き寄せて考えることができるかが課題となっています。
12月のイベントテーマは、「あなたのまちのユニバーサル・ホスピスマインド」。プロボノメンバーの、仕事やプライベートで抱えているそれぞれの悩みを伺ったうえで、問いを立てて小グループに分かれて対話の機会としました。開催レポートはこちらをお読みください。
イベントは80名のご参加をいただき、アンケートからは、プロボノのみなさまからの話題提供が身近に感じたり、オープンに話す姿が響いたことが伺えました。医療介護従事者以外の30-40代のご参加はまだ多くはありませんが、いただいたご提案をもとに、今後もプロボノとの協働を通して関係人口を広げていきたいと思います。
© End-of-Life Care Association of Japan