ワーカーズコープ:協定締結6団体による地域づくりに向けた座談会(2023/4/13)

  • 開催レポート

 2023年4月13日、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団(4月1日から労働者協同組合法人)と、協定書を締結している5団体が集まり6団体で、それぞれの想いや今後ともに地域づくりに向けてどのようなことができるか話し合う、座談会が開催されました。参加したのは、コープみらい、しんきん成年後見サポート、全日本ノルディック・ウォーク連盟、東京基督教大学、エンドオブライフ・ケア協会です。ワーカーズコープの全国事業所長会議に合わせて、450名の方がご参加のなか、エンドオブライフ・ケア協会との協同にも期待の言葉をいただきました。

 ご参加のみなさまからの感想の一部です。

 

***************

 

・5団体の方々のお話は、今後の方向性や示唆に富み、視野が広がる思いを抱きました。目の前の事業にだけ目線が向かっていると、地域の課題や、目指すべき方向を見失いがちですが、このような機会に参加することができ嬉しく感じました。

 

・誰もがどこでも最後まで安心して暮らせる活動にとても共感しました。

 

・エンドオブライフ・ケア協会の「いのちの授業」を●●でも是非開催してほしいと思った。子ともたちに今こそ命の大切さを知ってほしい。

 

・資料に「苦しむ人の力になりたい私たちがともにできること」と木の図がありましたが、私の現場の支援の指針も同じ図なので、私たちが思っていることと同じだととても嬉しくなり、●●の研修会でいのちの授業をしていただきたいなと思いました。

 

・10代、20代、30代の死因第一位が自殺ということをお聞きし、それだけ生き辛い、未来に希望を持てない世の中なのだと衝撃を受けました。そこで私たち●●の子育ちPJでもエンドオブライフケアの方々のお力を借り、いのちの授業に取り組んでいくことになりました。いのちの大切さや自分がここに居てもいいんだ、という自己肯定感を高められるよう、まずは私たち自身が学び、広げていきたいと考えています。

 

***************

 

 すでに各地で始まっている、ワーカーズコープ各事業所との学び合いに加えて、今後はワーカーズコープが提携する各団体とのコラボレーションが生まれることを願って、引き続き交流して参りたいと思います。

ワーカーズコープとの協定書締結の背景について

 2022年10月5日、ワーカーズコープとエンドオブライフ・ケア協会が、「誰一人取り残されず、尊厳を持って暮らせる地域づくりと人財育成に関わる協定」を締結しました。

 

⇒協定書調印式の様子と協定書前文はこちら

 

 ワーカーズコープさんは、地域の困りごとや願いを、一人の困ったで終わらせずに、みんなの願いとして、仲間を募り、居場所をつくり、ときに仕事おこしをして、事業体をつくり活動していくという、共同労働という働き方を、「社会運動」として実らせてきた歴史をお持ちです。全国に400事業所の活動があります。

 

 地域づくりにおけるみんなのよりどころ「みんなのおうち」と、お互いの支えになる関わりを誰もが誰にでも実践できる「ユニバーサル・ホスピスマインド」が出会うことで、どこに住んでいても、誰一人取り残されず、誰もが「ここにいてよい」「生きていてよかった」と思える社会を目指して活動していきます。

お知らせ一覧へ戻る

TOP