【報告会】唐津における看取りの体制づくり:日本財団助成事業(2024年3月23日)

  • 開催レポート

 人生の最期まで心豊かに暮らせる地域づくり・人づくりに向けて、日本財団助成事業の一環として、佐賀県唐津市に軸足をおいて、現地のみなさまとプロジェクトに取り組んで参りました。

 

 3年計画の最終年度となる今年度は、近年増加している介護施設での看取りの推進、そのための方策の1つとして、これまで取り組んできた比較的規模の大きな施設グループをはじめ、小規模施設を含め、リーダーとなる方々を対象とした継続的な研修とネットワーキングを行いました。また、そのうち、通称”横つなぐリンクスタッフ”と呼ばれる方々が各施設内で企画する、動画を使った短時間の研修と継続的な情報交換を行いました。

 

 このプロジェクトの中核となって推進してくださったELC糸島唐津の笠原健太郎さんをはじめ、関係者のみなさまからの活動報告をもとに、これからどのように展開していきたいか、どのような可能性があるか、他地域の参加者のみなさまを交え対話する機会としました。

 

 当日は、現地35名、オンライン31名の方にご参加いただきました。まことにありがとうございました。

 

 終了後にいただいたお声をご紹介いたします。

 

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●唐津市の方

・研修を受ける前と受けた後の変化に共感することが出来ました。また、現場に持ち帰り伝えていく時に具体的にどのように行なっていけば良いのか、ヒントをいただきました。実際に小規模多機能で看取りをされているお話を聞き、自分は今後何が出来るのか考えるきっかけになりました。

 

・他の方の看取りに対する想いを知る事ができたしみんな同じ想いだと改めて確認できた

 

・施設設立当初から、看取りもセットであると思っておりましたので、改めて、看取りに関わる勇気を頂いたと思っております。

 

・看取り対して前向きに取り組んでおられる方が沢山おられること、私自身ももっと積極的に取り組みたいと意識を強めることが出来ました。体験したことを役にたてる場があること、共有できる場があることに勇気づけられた思います。今回初めて参加させて頂き、自施設のスタッフへも参加を呼びかけたいと思いました。

 

・自分自身が感じている想い、穏やかであることへの関わり、同じ想いでこの地域で活動するメンバーがいて、一緒に学べること。

 

・今までの研修や体験を振り返ることができた。


●他地域の方

・ぴったり真正面の内容でした。

 

・唐津での取り組みを対話形式で知ることができたから。大切なインサイトを頂きました

 

・課題が少しでも良い方向へ向かうように、確実に行動されている方の活動内容を聞かせていただいた

 

・今後、活動する中で、ヒントになるような内容がありました。

 

・3年目となる今年に、2年間で作られた関係性や学びの広がり、深まりを知ることができて非常に有意義だった。自分自身もELCの学びを自分の周りの方と共有したいという想いがありながら、どのように動くことができるのか模索中であり、現時点では小澤先生の著書や「いのちの授業」のチラシを常備しておいて、関心を寄せてくれたと感じた人(「発火剤」となる方々)にお渡ししたり地域学習会へのご案内をするようにしている。少しずつだが、その輪が広がってくれることを願いながら現在進行形で動いているところだったので、同じように悩みながら前進されている方からのお話を伺うことができて、とても勇気をもらった。
 

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 今後も唐津の活動を応援して参りたいと思いますとともに、関心をお持ちの他地域への展開をサポートして参ります。

 

 3年間の活動報告書はこちらからご参照ください。

 

 

#エンドオブライフ・ケア
#ユニバーサルホスピスマインド

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