【令和6年11月14日 折れない心を育てるいのちの授業】
11月14日、愛媛県松山市立三津浜中学校2年生、約190名の皆さんに、「折れない心を育てるいのちの授業」をお届けしました。
きっかけは、公民館で開催する折れない心を育てるいのちの授業のチラシを、最寄りの小学校へ配布に伺ったことでした。教頭先生が興味を持ってくださり、まずは教育委員会に話を持っていくのがいいよと、教育委員会の先生を紹介してくださり、中学校校長会会長の校長先生を紹介してくださりました。それが、私の仕事エリア、ホームとも言える三津浜中学校でした。
校長先生は普段から、子ども達のメンタルヘルス、アンガーマネジメントに関する講話をされている先生でとても理解して下さり、うちでやったらいいよと、あれよあれよと日程が決まりました。2コマいるなら短縮授業で調整すればいいと、あっという間に45分2コマが決まっていました。
授業当日、動画が体育館で見えにくくないか、校長先生自ら一緒に調整して下さり、動画も音も何度も確認させていただきました。授業が始まってからは、各クラス担任の先生が、配慮のいる生徒さんに細やかに対応して下さっているのが、前から見ていてもわかりました。
終了直後には、校長先生からとても細かいフィードバックをいただきました。生徒さんの様子を観察され、どの部分で生徒さんの反応が良かったか、特に集中して前のめりになったパートなどを教えてくださいました。授業後、教室でのアフターフォローで何ができるかなど、今後の課題も見えてきました。
感想の一部です。
・授業を聞く前は、イライラしたり苦しいことがあると何かを傷つけてしまうのは仕方がないと思っていたけれど、聞いた後はこうすればおだやかに過ごせる、自分の支えとなる関係とか、選ぶことができる自由とかで、原因があっても何か支えがあれば苦しくないということが学べた。
・一人で抱え込まず、だれかに相談することも大切だと思いました。困っている相手にどのように声をかけるのか、相手の立場になって考えることが大切だとわかりました。
中学2年生の生徒さんの感想は本当に嬉しいプレゼントでした。何より、先生がたが生徒さんを理解し、普段から良い繋がりが作られているのがはっきり感じられました。認定講師として、生徒さんに授業を届けたいと意気込んでいたことが、どこか思い上がりであったことに気づき、三津浜中学校の皆さんが、この折れない心を育てるいのちの授業をきっかけに、さらに強く温かな繋がりを持てますようにと思いました。
この機会を与えてくださった松山市教育委員会さま、三津浜中学校校長先生を始め、2年生担当教員の皆さまに感謝です。
サポート:荻野桂子さん
ありがとうございました。
※認定講師の宇田さんからの開催報告です。
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