2025年10月19日、内閣府孤独・孤立対策推進室が主催する「地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」中間報告会が開催されました。
 全国から今年度採択された約100団体が一堂に会し、それぞれの地域での実践や課題について共有しました。
当協会も参加し、今年度採択事業「子どもがお互いの苦しみに気づき支え合うOKプロジェクト」について5分間の報告を行いました。
 このプロジェクトは、孤独・孤立を「支援につながる前の段階」で予防する教育的アプローチとして、子どもたちが互いの苦しみに気づき、支え合う力を育む授業として、もともと全国で展開しているものです。本事業では、今年度、特に神奈川県や千葉県など関東圏への展開に焦点を当て、子どもや教員の変化、他のNPOや大学生との連携の様子などを紹介しました。
 有識者からは、「教育による孤独・孤立対策の知見はまだ少なく、貴重な取り組みである。冊子としてまとめた成果を共有してほしい」とのコメントをいただきました。
今回、全国様々な、孤独・孤立対策に資する活動が紹介されるなか、「日常生活の中でのつながりづくり」のヒントとして、各団体間の交流にも期待の声が上がっています。
子どもたちが互いの苦しみに気づき、支え合う力を育むことは、孤独を生まない社会をつくる第一歩です。当協会としても、教育や地域を通じて「わかってくれる人」が広がっていくよう、取り組みを続けてまいります。
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