【#コロナ4Cチャレンジ】手作りマスクがつなぐ笑顔の和

  • お知らせ

提案者

津野 采子さま(大阪市東住吉区)
ハート介護サービス東住吉(訪問介護事業所)

何もできないんやけど、訪問し続け生活を支える私たち訪問介護員が、現場から逃げずにかかわり続けるために、私に、できることをコツコツ。広がれ、手作りマスクの和。マスク仲間がいれば無敵になれる。

 

なぜやるのか?(どんな困難が生じているか/これから生じるか?)

 私は訪問介護事業所に勤めております。今、この騒動でデイやショートなどが閉鎖や自粛となり、在宅にはなくてはならないサービスだと思っています。職員は日々熱があるか確認し、無症状で誰かに運んでしまわないかとおびえながら慣れないアルコール消毒や次亜塩素酸でスプレーを噴霧しまくり過剰に手洗いを行いガサガサになる皮膚をさすりながら「使い捨て手袋がなくなる、マスクが入手できない、アルコールもなくなる?」といった解決しづらい困難の中、日々活動をしています。事業所としては直行直帰を決断し、被害が出る前に全員が集う事務所内を立ち入り禁止としました。訪問介護員(ヘルパー)は一切事業所には入らないと決めました。各ヘルパーは、事業所でいろんな話をしたり、くつろいだり話をすることで穏やかに自分を保ち各家庭へ派遣されていくのですが、今やそれができない状況。精神状態も限界に来つつあります。電話での相談受付に社員は追われ、心のケアやフォローをしつつ、自分たちの家族にもこの職業の理解を求め外出をしないように伝え、そこまでするのかと言われながらもいつまで続くのかわからない不安の中、どこまで精神状態を保てるのかが、これから生じる課題と考えています。 そのうち、いろんなサイトで作り方がアップされ、ネットでつながる皆さんがマスクを作り出しました。“つのちゃんがつくってるもん、わたしも。”と。そこからも広がる笑顔を想像すると、しめしめと思うのです。コロナの苦しみがあったからこの活動もあるのかと・・・。無力でも、解決できなくても、苦しいだけじゃない何か。私にできる事・・・。

 

何をやっているのか?やろうとしているのか?

 私のストレス発散が、みんな信じられないというけど「手芸」なんです(笑) マスクがないない、というならば、作ってみようかとミシンを出したのがきっかけで近場に配り、みんなが笑顔になった事がなんだか楽しくて。マスクがないという需要とストレス発散の私の供給がうまくマッチしてしまいました。そのうち、私は飽き足らず遠方の知人にもマスクを送り付けだしました。マスクを送った相手の方がSNSに「つのちゃんのマスクが来た!」とアップしてくれ、なんだか盛り上がってきたのを見て「このままできること(マスク作り)をコツコツ続けよう」と、決心したのです。布マスクの予防効果云々ではなく、手に取った人が笑顔になる。そして作った私も報われる。「ありがたうれしはずかしい」。この苦しみからひねり出した、ストレス発散方法が波紋となって広がることを実感したからこそ。広がれ、ひろがれー。 そのうち、いろんなサイトで作り方がアップされ、ネットでつながる皆さんがマスクを作り出しました。“つのちゃんがつくってるもん、わたしも。”と。そこからも広がる笑顔を想像すると、しめしめと思うのです。コロナの苦しみがあったからこの活動もあるのかと・・・。無力でも、解決できなくても、苦しいだけじゃない何か。私にできる事・・・。

 

私の支え

 マスク作りでつながった笑顔は、たくさんの方に広がってきました。それが支えです。 とくに、がん患者サロン「らふ」を運営する蓮尾久美さんは大きな支えです。写真は私が作ったマスクをつけている姿とマスクを作っているところ。およそ千枚にもなるマスクを作成され、がん患者さんや看護学校さんなどに寄付をされています。「つのさんがんばってるやん、仕事もあるのに作ってる。私もなぜか作り続けてるねん。お互い頑張ろう。」とはぎれなどを津野に送ってくださいました。蓮尾さんの存在やそしてSNSにアップしてくれる、みんながつながって笑顔が広がっている。そのこと自体が支えです。

 

あなたにできること

 ぜひ出来る人はマスクを作りませんか?作れなくても受け取ってください。SNSにアップしてお互い笑顔になりませんか?近くに作るのが得意な人はいませんか?デイサービスなどで、作業所などで、地域の知っている人に。出来る人は作ってもらい、みんな笑顔でいろんな人からマスクを入手し見せあい、つながる事で、あなたも手作り「マスクがつなぐ笑顔の和」の一人になりませんか?

 

※「なごむ」の意味をこめて、あえて「輪」ではなく、「和」と表記しています。

 

#コロナ4Cチャレンジとは

こちらからご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ一覧へ戻る

TOP