医学生が学ぶことの多くは、苦しみの原因をつきとめ、解決策を見つける医学モデルです。しかし、「病気の回復が見込めない患者へのコミュニケーション」に代表されるように、答えのない心の問題に対して、学ぶ機会は少ない現状があります。
沖縄の在宅医で認定ELCファシリテーターの長野宏昭先生が、琉球大学医学部で講義をしたことをきっかけに、ユニバーサル・ホスピスマインドを学ぶサークル「ヨリドコロ」が誕生し、その活動発表が、2024年6月9日(日)にプライマリ・ケア連合学会で行われました。
「苦しむことは、ただただ苦しむもの、何も得られないものと思っていました。しかし、この活動に出会って、苦しんだことはムダではないことを知りました」
代表の賀数りちさんの発表を聴きながら、蒔いた種が、沖縄の地で芽吹いていることをうれしく思いました。
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