いのちの授業
いのちの授業 認定講師 | 長島美雪 |
コーディネーター氏名 | 長島美雪 |
開催年月日 | 2021年09月29日(水) |
時間 | 10:30〜12:00 (正味時間:01:30) |
開催地 | 静岡県 |
対象者 | 専門学校・大学 |
対象に関する補足 | |
参加前提 | 対面授業とオンラインの併用 |
定員 | 80人 |
概要 | 折れない心を育てる命の授業を、看護学生に行う。終末期医療で迫りくる死を前にした人たちとの関わりの中での学びが原点である。1年であるため、日常の中にある、苦しみや支えに気づいてほしい。また、他人への気遣いの暖かさも同時に感じてくれたらと思う。そして、思春期の真っ只中で揺れ動く時期ではあるが、自分に肯定感をもつ何かのきっかけになってくれたらと願う。 |
問合せ先 | 一般受付不可です |
参加人数 | 70人 |
参加者からのコメント | 私は時折痛んで最悪なことを考えることがあります。しかし、おっしゃられていたように支えがあれば踏み止どまれます。私の支えは友達や好きな実況者さんです。-中略-痛んでいる時は、人に何を言われても「何も知らないのに」と思ってしまい、慰められているのは分かっていても突き放してしまいます。なので、共感というより『聴いてくれる』方が何倍もいいと思いました。私も、辛い思いをしている人がたくさんいたら共感をするより、まず、その人の話を聴くことにします。 先週、家族が仕事で失敗していて物凄く落ち込んだ状態で帰ってきました。あんなに落ち込んでいる姿は一緒に居て初めて見るほどで何と声をかけたらいいかわからず、かけた言葉も正解ではなかったかもしれません。「あと1週間早く先生の授業を聞いていれば…‼」と思いました。今後もし、大切な人が落ち込んでいたり、悩んだりしていたら、今日学んだ感じで声をかけていきたいです。実習で患者さんと接する時も活かしていきたいです。 特に、苦しみが希望と現実との間の開きという言葉が印象に残っています。今までは、どうしてかわからないけど、苦しいとか悲しいという感情になっていたけど、希望と現実として客観的に自分をみて、その苦しみが解決できるのか、出来ないのか考えることができると思うと、少し楽になると思いました。 「苦しみがあっても支えがあれば穏やかになれる」というところが、とても納得できました。 自分は相手のことを理解していると思っているけど相手からしたら理解していないし、分かったような話をしないでって思うと思うので、最初からあまり理解していないと伝えて、相手の気持ち、思いを聴いて少しずつ理解したいです。 苦しむ人との対話の時に使う「反復」は、相手の言いたいことをキャッチし本質を繰り返すことで、苦しむ人が自分の心の感情と向き合うことができ、効果的な方法だと思いました。苦しみ人の苦しみに共感し、その人自身で苦しみを解決するための糸口を見つけられるような対話ができるようになりたいです。 今回命の授業を受けて、生きているうえで苦しむ時は絶対にあって、その時にどのように乗り越えたり、逆に苦しんでいる人には、どのように助けたら良いかを知ることができました。分かってくれているということを示すために反復して話を聞くと、相手の心も楽になれると思いました。 今回の命の授業を受けて、自分は人間一人ひとり違いそれぞれ異なった捉え方があるため、自分が良いと思って発言したり行動することは良くないと思った。人は誰しも苦しみを通ってくるものなので、それをどう乗り越えるか、どう対処していくかが重要で、周りの人の影響も大きいと感じました。今回学んだことを活かし、苦しんでいる人を少しでも自分の力で苦しみから解放させてあげていきたいと感じました。 相手のネガティブな話(私なんて……)には「そんなことないよ」と否定していました。けれど、1回受け止めることで相手に話のペースを合わせることができるということに気づきました。そうすることで相手の話をよりたくさん聞くことが出来ます。「うんうん」「~なんだね」と包み込むような話仕方をしたいです。 無理に話を聴きだそうとするのではなく、ただただ聞くだけでも楽になることが分かった。でも、人ぞれぞれなので、まずは、話をきいて考えていきたいです。 私は、一人では生きていけない、誰かに支えてもらって生きていることを再確認することができました。なにか自分が悩んだ時、辛い時など視野を広くして周りを見て、自分でため込みすぎず、相談などしていきたいです。 苦しみ人に対しての反復は人間関係論でも学んだので理解がより深まった。映像があることでとても分かりやすかった。 今まで色々な講座を受けてきた中で、今回のいのちの授業は受けた中で一番心に残った講座でした。毎日生活している中で何かしら嫌なことだったり悩みが出てきたりする日々で、くじけそうになることもあるけど、今回の講座で言っていた苦しみは支えがあれば穏やかになるということを知っていれば、そこまで悩んだりるすことはなくなるだろうなと気づけました。自分が困ったり悩んだりしている時に頼るだけじゃなく、相手のことを分かってあげて、自分が相手の支えになれるようになりたいと思ました。 nanaさんの言葉は本当に心がきれいで優しい方だったんだと感じられ、私の今の気持ちを楽にしてくれるような言葉で自分もこういう言葉をかけてあげられる人になりたいと思った。「一人で頑張らばらないで」という言葉に胸をうたれ、この言葉を思い出しながら生活して考え込むことを少しでも減らしていきたい。 反復すると相手に「納得したんだな、分かってもらえたんだな」というふうに感じてもらえるとおっしゃっていたが、実際にやられたら少し少しバカにしているように感じると思う。そういう風にさせないようにするためにも、言い方をを気を付けて場に合った発言ができるようにしたいし、反復も上手に使えるようにしたいと思った。 「苦しみ」とは現実と希望の開きであることを知った。自分も理想と自分の差を嘘で埋めていたのでこのことを知り、苦しいという感情だったのかと思った。苦し時、誰かに聞いてほしいけど、否定されたり、軽く思われるのが怖くなかなか言えなかった。だから私は、苦しいと感じている人が自分の想いを言えるような存在になりたい。勇気を出して話をしてくれる人に対して自分の価値観やイメージを押しつけるのではなく、まずは話を聴くこと。今回の講義から苦しみ人を前にして否定するのではなく、反復する事が大事だと思った。 “自分を認め大切にする”というのは、日々忘れてしまっていることだと気づかされました。自分を大切にしないと相手も大切にできないことにもつながるので、自分を認め大切にしていくことを忘れずにいようと思いました。 |