苦しむ人への援助と5つの課題② ~見上げてごらん、夜空の星を 小さな星の小さな光がささやかな幸せをうたってる~
オーガナイザー | 古川英孝 |
認定ELCファシリテーター | 古川英孝 |
開催年月日 | 2017年10月26日(木) |
時間 | 05:30〜07:30 (正味時間:02:00) |
開催地 | 神奈川県横須賀市 |
会場名 | 社会福祉法人 日本医療伝道会 衣笠病院長瀬ケアセンター |
対象者 | 援助職 |
対象に関する補足 | 職員、訪問介護員、登録ヘルパー |
参加前提 | 苦しむ人へ関わり続けたいという想いを持っている人 (原則、法人内職員。外部からの参加希望はお問い合わせ下さい。) |
定員 | 20人 |
概要 | 人は苦しみの中にありながらも穏やかでいることができる。それは支えがあるから。苦しんでいる人との関わりの中で、その人の支えをキャッチするためのアンテナと周波数を増やすべく、援助的コミュニケーションの視点を通して支えについて一緒に考える。 |
問合せ先 | 湘南国際村クリニック 古川(コガワ):046-857-7727 |
参加人数 | 13人 |
参加者からのコメント | ・相手から見て、「分かってくれる人(理解してくれる人)」になるための沈黙、反復、声掛けの仕方に正解・不正解はないのだと思います。相手の苦しみをキャッチできるまで関わり続けることが大事だということがよく分かりました。ありがとうございました。 ・○○ですね・・・の言葉だけで、(反復)との思いはあったのですが、何人かの人、実践しています。聞いて支え(苦しみ)を知ることは、難しいと思いました。 ・終末期の方へのかかわりをつい避けがちでした。ここで学べて少しづつ寄り添いたいと思いました。何度とも理論だけでなく、技術、テクニックを学ぶことが大切でした。 次回も楽しみにしています。 ・相手の方がメッセージを伝えようとする間(沈黙)、待っている方は長く感じられ、つい言葉を投げかけてしまいます。今回、改めて「待つ」事の大事さがわかったような気がします。 ・反復、沈黙、問いかけと研修したのですが難しいですね。 利用者との信頼度、コミュニケーション度等、色々と重ねてのタイミング、間の取り方などまだまだ勉強不足だと思いました。ありがとうございました。 ・素敵な歌声でした。次回はミラーボールを回してお願いします!! ・「エンドオブライフ・ケア」の講習会、大変勉強になりました。身内、お友達が最終段階を迎えた時、その人に寄り添い支えていきたいと思います。 わかりづらかったこと、疑問点 ・グループワークで反復・沈黙は何となくできそうだが、問いかけは相手のことを理解できていないと難しいなと思い感じました。 ・何か聞かなければいけない、言わなけれなとドキドキして変な汗がでました。 ・たくさんあるのですが、言葉にするのが難しい。拒否のある方にも、やはり、こちらが心を開いて寄り添いたい。 ・もう少しお話を聴かせて頂きたいです、聴き手の心も安定していないといけないなと思いました。 ・分かりやすかったです。問いかけに関しては利用者との信頼関係や、その方の情報をしっかり把握していた方が より良い関係が気づけると思いました。 次回開催に向けた課題等 : ロールプレイをすることで、それぞれの立場で物事を見ることができる視点が養われているのを感じた。ファシリテーターのコンテンツが基本的には基礎講座終了後の方向けの内容であるため、伝達講習をする上では具体的な事例を用いながらわかりやすく説明できるように、一つ一つの項目を日常のレベルにまで落とし込んで伝えられるようにしておくことが大切だと感じた。 時間配分を気にして行うため、各コンテンツごとに振り返る時間や、質問の時間を短くしてしまいがちだが、一つ一つ確認することが大切だと感じた。 介護の現場では、人生の最終段階にある方にかかわることの難しさや、終わりを迎えるまでの経過を経験としては理解していても説明することが難しかったりしているようです。 会中の質問の中に、「知り合いから、亡くなる2週間くらい前の人に、洗髪をしてきたという話を聞いたのですが、いいのですか?」という質問をいただきました。 人生の最終段階にある人にかかわり続けることの大切さ、その人の尊厳、生かされていること、生きることの意味をもう一度問うてみたいと感じました。 今回はファシリテーターとして田嶋さんが参加していただきました。一人の視点ではなく、複数の視点で伝達講習ができたら、もっと伝えられること、共有できることの幅が広がると強く感じました。 |