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折れない心を育てるいのちの授業

いのちの授業 認定講師 室田ひろみ
コーディネーター氏名 田中博
開催年月日 2024年09月11日(水)
時間 10:50〜12:40 (正味時間:01:30)
開催地 北海道豊富町
会場名 豊富高校
対象者 高校、教員
対象に関する補足 豊富高校の(道教委発令)スクールカウンセラーとしての派遣日に実施
参加前提 豊富高校在籍生徒
定員 60人
概要 生徒指導部主催の命の教育の時間に実施
生徒47名、教員13名、計60名の予定
問合せ先 中頓別町教育委員会 指導主事 室田ひろみ
01634-6-1321
参加人数 60人
参加者からのコメント 【生徒の感想】
▶自分のとっての支えを考えることはなかなかないので、自分が思っていたより自分にとっての支えが多いことにおどろきました。これからは、今日気が付いた支えを上手にたよりながら苦しいことを解決していこうと思います。私はまわりに困っていたり苦しんでいる人がいても、何をしていいのかわからず結局何もしないことが多くなってしまうので、今日学んだ反復を使ってまずは話をきくことから始めてみようと思います。

▶とてもやさしくゆっくりとした口調で聞き取りやすかったです。書いてみると思ったより悩みが多くてびっくりしました。そして私は「わかってくれる人」にとてもお世話になっていることにも気が付きました。これからは、私も誰かの「わかってくれる人」になりたいです。今日はありがとうございました。


▶苦しいなと思っている時やモヤモヤする時は希望と現実の開きがあるのを聴いて「あ、その通りかもな」と思った。自分の好きな時間まで寝ていたいという希望があるけど、学校やバイトがあるから早く起きなきゃいけないという現実。他にも解決できる苦しみとできない苦しみがある。支えとなる関係は家族や友達以外にも趣味や音楽などでもいいんだなと思った。けど、苦しんでいる人が間和英にいた時などに話を聴ける環境や話しやすい環境を作れたらいいなと思った。自分でも苦しいときなどは、一人で抱え込まないで友達・先生・家族などに相談しようと思う。
 病がくれた勇気/カラーがすごく感動した。

▶人間はつねに希望と現実の違いに苦しんでいる事と支えがどれほど大事かということをよく理解できました。

▶改めて人は周りの支えがあって自分らしく生きられるんだなと思いました。自分が相談される側になったときどうすればよいか等学べてとてもよかったです。

▶人間は支えがあるから今生きているのではないか。私は「聴いてくれる人」→「寄り添ってくれる人」だと思いました。寄り添う人は自分をわかろうとしてくれているのではないかと私は思います。気が付いた事は、自分は一人じゃない事、家族や友人、先生、いろんな人たちが助けてくれて、話を聴いてくれて、自分をわかって支えてくれる。私は苦しみを全部わかることはできないけど、寄り添う事はできるし、話しだけでもきけるから、誰かが助けを求められても聞いてあげられて、その人の安全地になれたらいいなって思いました。
 今自分にできる事は話を聴く事しかできないけど、相手のペースに合わしてゆっくりでもいいから一緒に進んでいけたらと思います。反復しながらお話ができたらいいな。


▶自分にも心の支えがあるんだなとあらためて感じました。自分もだれかのことを支えてあげられたらいいなと思いました。

▶自分や相手が苦しんでいるとき、絶対助けてくれる人がいること。その助けてくれる人が自分かもしれないし、家族や友達かもしれない。解決できる苦しみも解決できない苦しみも、一緒に考えてあげれば役に立てるし、一緒に成長できると思う。だから困っている人がいたら、野放しにしないで支えてあげようと思いました。その苦しみはいつか人の役に立てると思うので、一緒に成長していこうと思います。相談に来るときは反復を意識しようと思います。

▶考えてみたら意外と自分の心の支えになっているものってたくさんあることに気が付いた。この授業でやった内容を今後困っている誰かに使えたらなと思う。

▶苦しんでいる人がいる時は相手の言葉を反復して「わかってくれる人」になるのが大切だとわかりました。今後周りに苦しんでいる人や悩んでいる人がいる時には、反復を使って相手のことを認めて「わかってくれる人」になろうと思います。自分が苦しいときは、支えになる人や物のことを考えて将来の夢などに向けて頑張る。

▶わかってくれる人は「聴いてくれる人」わかってくれる人になるには、会話の中で反復を使うとよいということが分かりました。
▶苦しいと感じた事や辛いと感じた時に、解決できる苦しみと解決できない苦しみがあって、でもその苦しみは誰かの支えがあれば、気持ちが少しでも楽になるし、おだやかになれて笑顔になることができるんだと感じました。でも、人の苦しみをわかりたいと思ってもわかれない時は、相手によりそったり、その人自身のことをわかるためには、その人がどう思っているのかをちゃんと聞き、その人の事をわかってあげることができるんだと思いました。その中にはたくさんの人がいて、その中には助けを呼ぶことで、助けてくれたり、相手から助けてもらえることがあって、助けてほしいけど勇気がでなくて、助けてとは言えない人もいる中で、少しでも勇気を出して助けてと言える人はすごく少ない。でも誰かに助けてと言えることはすごいことなんだと思いました。今日の授業を今後に生かしていきたいと思いました。

▶「反復」は以前から人と話す際に意識して話していただので、今日の授業を聞いて改めて大切だと思いました。もっと自分を大切にしようと思います。今日はありがとうございました。

▶普段はあまり「苦しみ」について考えることがないので、とても良い機会でした。苦しみとは何なのか、苦しんでいる人に何ができるのかなど。たくさん学ぶことができました。これからもみんなで支え合っておたがいに「聴いてくれる人」になれるように今日の授業を思い出して今後の生活に生かしていこうと思います。そして、いつもまわりに支えられている事を忘れずにすごしていこうと思います。ありがとうございました。

▶苦しいことやつらいことがあってもいろんな考え方で心をおだやかにできるんだなあと思いました。自分もつらいことがあったら支えになるものに頼って乗り越えて行こうと思います。

20240911いのちの授業感想

【教員の感想】
▶私は学生時代、厳しい環境で育ってきたので、メンタルが強いです。心が折れにくく折れかかっても基本的に自己解決できます。と思っていたのですが、改めて考えると、家族や仲間の支えがあったことは確かです。ただ正直、生徒が何に悩んでいるか意味が分からないことが多々あります。しかし、話を聞いて寄り添う必要があることは理化しています。これからは、本日教わった「反復」をもっと意識してみます。生徒にとっては「少なくてもこいつは味方だ」と思ってもらえたらいいなと思います。また「困った時にはヘルプを発信してもいいのだ」ということは、しっかり伝えていきたいと思いました。周りの人間は思ったより優しいです。たぶん…
本日は貴重なお話ありがとうございました。生徒にとってもためになったと思います。

▶本日はいのちの授業を実施していただき、ありがとうございました。今回の授業を通して、生徒だけではなく、私自身も過去を振り返ることができました。今は不自由なく人生を楽しめていますが、それは家族の支え、友人の存在、出会った先生や子ども達のおかげであると思っていた時期がありました。しかし、どんな人でも周囲の協力や支えがないと生きてはいけないと感じています。私は人が好きだったのです。本校の生徒はいろいろな理由や背景があり、不安や悩みを抱えている状況です。今回の学びを活かして、今まで以上に生徒の心に寄り添って支えられる存在になれるよう努めていきます。反復、傾聴、受容など、技術や方法は多くあるため、今後も学び続けて、生徒だけでなくともに働く先生方の力にもなれるよう頑張ります。ありはとうございました。

▶苦しい時の「支え」は子どもにも大切ですが、大人こそ大切だと思いました。様々な責任がある大人だからこそ支えが必要だと思います。勉強になりました。ありがとうございました。私の支えは海です。広い海原が何事も忘れさせてくれます。

▶授業ではピアサポートに近いワークをやったり、レジリエンスについてふれることがあっても、中々生徒のパーソナルな部分に踏み込んで取り扱う事が難しかったので、今日の授業は生徒にとって救いや財産になる2時間になり本当に嬉しく思います。1回限りではなく、継続的に何度かあるとより本人たちの心に効くのではなないかと感じました。現実的には、全学年は時間割の都合上厳しいですが、学年単位もしくは科目でしたら可能性があると思います。(私の授業でしたらいつでもぜひお願いしたいです!)
個人的な感想としては、ワークシートに取り組んで今の自分と向き合いうまくマネジメントしていこうと思います。また、レッスン2と3では、普段の生徒とのやりとりを振り返りながらきいていました。いつも「あなたの気持ちを分けてほしい。」と共感を心がけていますが、それに、寄りがちで認めてあげられていなかったかもと反省です。その生徒の「今」の気持ちや力を認めてあげられるように行動していきたいと思います。

▶苦しみは理想と現実のギャップから生まれる。この言葉を聞き、昔勉強した仏教の教えを思い出しました。仏教も理想と現実の差が苦しみの根源であるとし、四苦八苦(生老病死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦)に集約される。苦しみを克服するには、現実を明らかにする、そのために修行するのが仏教である。ということを思い出しました。
常々現実を明らかにしたいと思ってはいましたが、本日の講義を受け、何かヒントを得た気がします。苦しみに問いかけ明らかにする。解決できる出来ないに分ける、苦しみの分析をすることを自分自身にも生徒への対応にも取り入れたいと思いました。改めて本日はお忙しい中ご講演しただきありがとうございました。

▶理想(希望)とは、実力のある物だけが口にできる現実という言葉を聞いたことがあり、希望と現実の開きについてとても考えさせられました。自分の希望が大きすぎると現実にならなかった時のショックが大きくなってしまうので、生徒にはますます自分の力量などをよくしってもらうことが大切なのかなと思いました。
大きな希望を抱くにしてもそれを現実にするための道筋を沢山提供してあげられるために、自分の生徒のことなどについてもっと知っておく必要があると感じました。学校生活の生徒とのかかわり方やどこに目を向けるかなど、色々なことを考えながら教員の責務を全うしたいです。

▶人との寄り添い方についてとてもわかりやすく教えていただきました。ありがとうございました。下記にもありますが、親子そろってこの講演に参加してもらえると本当に良いことだと思います。救われた気持ちになった生徒がいたと感じました。



Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ