エンドオブライフ・ケアから学ぶいのちの授業
いのちの授業 認定講師 | 久保田千代美 |
コーディネーター氏名 | 久保田千代美 |
開催年月日 | 2020年11月06日(金) |
時間 | 14:40〜16:10 (正味時間:01:30) |
開催地 | 大阪府 |
会場名 | オンライン |
対象者 | 専門学校・大学 |
対象に関する補足 | 教育学部生 1~4年生 |
参加前提 | 大阪教育大学 教養基礎科目『生活環境をさぐる』の受講者 |
定員 | 80人 |
概要 | 人生の最終段階のケア 苦しみの構造 援助的コミュニケーション 自らの支えについて |
問合せ先 | ※このイベントはzoomを利用したオンライン開催です 久保田千代美 chiyomi12@gmail.com |
参加人数 | 72人 |
参加者からのコメント | 今まで解決できない、理解できない苦しみを持った友達に、気づかず理解した気になっているだけだったかもしれない。 私の支えとなるものは、嬉しいときも悲しいときもいつでも分かち合える友人。これからも友人を大切にしていきたい。 ひとりではないという言葉は、教育の現場に立つ身として使っていこうと思った。 マイナスな感情を口にしたときの対応について、大変参考になった。そんなことないよと言いたい気持ちは、相手を否定しているようで、傷つけてしまうのではないかと思う。今回のお話を聞いて、言葉を繰り返すというのを、意識して実行していこうと思った。 どのような反復がいい反復なのかについて、もっと知りたい。 コロナは自分でどうにかできる問題ではないし、みんな不安を抱えているからこそ苦しいのだと思う。今回のお話で苦しみへの理解が深まった。自分の苦しみに向き合い周りのだれかの苦しみを和らげる存在になり、苦しみからも将来の希望を見出せるような向き合い方をしたいと思った。 自分の支えの地図を書いてたくさんのことが自分の支えになっているのだなと気づいた。 れから家族や友人が何かに苦しんでいたら反復の方法を使って話を聞こうと思った。 私自身たくさんの人に支えられてきて、嬉しかった。人の苦しみに触れるということは、話を聴いているだけでも辛く感じるが、私も周りで困っている人の支えになりたいと思う。 「聞」と「聴」の話について、習っていたが、今回もう一度聴いて、「聴く」ことの意味が分かった。相手のことを想うことが本当に大切なんだと思えた。 自分の支えの存在のありがたさを心に留め、私も誰かの支えとなるような存在になりたいと思った。 命を大事にしなさいという内容を想像していたが、授業は自身と家族で自分の人生について考えていくアドバンス・ケア・プランニングについてや、苦しむ人たちの支えになるにはどうしたらよいのかといったことを学んだ。特に解決できない苦しみを持った人に対して何ができるのか、といった内容は非常にためになった。反復をいれて相手の話を聴きたいと思う。つい良かれと思って、自分の意見を言ったり、アドバイスをしたりしたくなってしまうので気をつけたい。 一日授業を聞いただけでは、人はどうしても忘れやすいので、この大切な考えを、人に話したり、実際に、実践していったりすることで自分の中にしっかりと吸収していけたらいいと感じた。 反復を使って私の話を聞いてくれていて自分の苦しみが和らいでいたことを今回の授業を通して思い出し、反復して苦しんでいる人の話を聞くことの重要性を改めて感じた。 『苦しんでる人は自分の苦しみを分かってくれる人がいると嬉しい』というのは的確だなと感じた。もしこの先、つらいことがあれば頼れる友達に必ず相談しようとと思ったし、友達が悩んでいたら味方になりたいと思った。 相手が苦しんでいるとき、無理に言葉を探すのではなく、「反復」をする。沈黙になったとき何か発言をしてしまいそうになるが、ぐっとこらえる。これが大切だとわかったので、次は実践してみようと思う。 「人生会議」と聞くと、「死」にまつわることを話し合うと考えがちだが、何でもいいからとことん話す。これが人生会議の中身なのだと知ることができた。普段からの何気ない会話も、大切にしていこうと感じた。 実際に相談に乗るようなとき、相手の境遇や、今置かれている状態は自分とは違うわけで、それにもかかわらず知ったような気になって、ろくに相手の言いたいことを最初から聞き入れないようなそぶりをすれば相手を拒絶させてしまうのも納得できた。すべてを受け入れるような言葉で相手の話を聴くテクニックには目からうろこだった。 本日の授業はまさに自分が今立ちはだかっている問題だったので、かなり心に響くと同時に必要な知識がついた気がする。 教育現場でもいま、様々な背景を持つ子どもや特別なニーズを持つ子どもが増えている。そういった子たちの中には誰にも言えない苦しみを閉じ込めている子もいるかもしれない。そんな子どもたちにとって学校にいる間は、担任として1番の支えになれるような存在でいたいと思う。また、クラスの子どもたち自身がクラスメイトとどう付き合っていったらよいのかを考え直すきっかけとしていのちの授業をしてあげたいなと感じた。 これから先何かしらの場面で誰かから相談を受けたとき、その人のことを分かったつもりにならないで、反復を意識して話を聴くように心がけたい。 同じ困りごとや苦しみであっても、ひとりひとり異なる環境にいて、異なる立場であるため、様々な気持ちや考えを持っていると思う。同じ経験をしたからといって、すぐにその人の気持ちを分かった気になることやその人の考えを決めつけることの危うさを感じた。 私は話を聴くことが上手い方だと勝手に思っていたが、悩んでいる人が求めていることが、必ずしも励ましやアドバイスではないということに気づくことができて本当に良かった。このことを知っている人は少ないのではないかと思うので、人に伝えていけたらいいなと思う。とても勉強になった。 話にあった例は、今までに経験したことが多くもっと早く聞きたかったなと思った。もしこれから同じような状況になったときのために今回学んだことをしっかり覚えておこうと思う。 人生や日々の生活の在り方について考えるきっかけを与えてくれる、そんな授業を受けることができてよかった。 いつも自分の見方で、理解してくれるとわかる存在が近くにいることはとても幸せであることが授業を聞いて感じた。そして、私もそのような存在になりたいと思った。 私の支えになっているものは何かを考えるきっかけになった。「私の支えの地図」を実際に書いてみるなかで、自分自身とも向き合うことができた。 私も悩みを打ち明け、そしてその人の悩みも聴こうと思った。「誰かの支えになろうとする人こそ一番、支えを必要としています」という言葉を大切にしていきたい。 |