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ELC山口の集い 第7回「多職種で行うエンドオブライフ・ケア研修」

オーガナイザー 立石彰男
認定ELCファシリテーター 立石彰男、山本英雄、三隅恵美、末森尚美
開催年月日 2017年11月12日(日)
時間 01:00〜05:00 (正味時間:04:00)
開催地 山口県山口市
会場名 山口県教育会館第4研修室
対象者 援助職
対象に関する補足 医療職、介護職、介護支援専門員、苦しみを抱えた人の支援者、エンドオブライフケア援助士養成講座受講者、同講座受講希望者
参加前提 人生の最終段階におけるケア、苦しみを抱えた人の支援に関心のある方。日々のケアの中で自らの行う援助に問題意識を持っている方。エンドオブライフケア協会の人材養成プログラムに関心のある方。
定員 30人
概要 地域学習会形式で 1.苦しむ人への援助と5つの課題(双方向性を重視した講義) 2.グループワーク(マクロ):養成講座受講者でのフォローアップ研修として 3.1対1で対応する(ミクロ) マクロ、ミクロで検討する事例を募集中。
問合せ先 立石彰男(atate_ygc@yahoo.co.jp)
参加人数 22人
参加者からのコメント 参加人数 : 22名(医師3名、看護師2名、介護職8名、介護支援専門員5名、理学療法士1名、生活相談員1名、臨床心理士1名、マッサージ師1名)。うち、養成講座受講者18名。
概要 : 第7回ELC山口の集いとして開催。養成講座受講者にとっては“フォローアップ研修”、未受講者にとっては“導入研修”の意味合いがあった。今回初めて、問いかけを含むロールプレイ、事例検討で意思決定支援を扱った。そのため、地域学習会の教材(ファシリテーター・ツールキット)に加えて、養成講座での該当する部分の資料(スライド配布資料、“意思決定支援ワークシート”、“ロールプレイの流れ”)を使用した。ファシリテーターは養成講座未受講者(同一グループに集まらないよう配置)の理解度について配慮しつつ進めた。
① なるべく多職種の構成になるように4~5名の4グループに分かれてもらった。
② 援助的コミュニケーションの基本と1対1での対応(ロールプレイ);まず、地域学習会の教材をとおして“わかってくれる人”になる2つの方法について考えてもらった。次に、反復を練習したうえで(講師による話し手の会話を聞き手が反復、沈黙の時間も含む)、ロールプレイ(1)[反復と沈黙の訓練](準備1分-プレイ3分-ふり返り3分)を行った。次いで、問いかけの意義と注意点、キーとなる5つの問いかけについて説明したうえで、ロールプレイ(2)[反復と沈黙+問いかけの訓練](準備1分-プレイ6分-ふり返り6分)を行った。
③ 意思決定支援の事例検討;倫理的ジレンマ、臨床倫理の原則、意思決定支援プロセスについて説明したうえで、演習事例[脳変性疾患のため摂食障害のある特養利用の80歳台女性]を対象に、家族役・相談員役・医療者役によるロールプレイ(準備2分-ロールプレイ15分-ふり返り25分)を行った(“意思決定支援ワークシート”、“ロールプレイの流れ”を使用)。
参加者からのコメント : ◆復習はとても大切と思いました。3ヶ月に1回の学習会でしっかり再認識できるので大変ありがたいです。◆初めて参加した。深くほりさげて考えることを学んだ。多職種の方の意見が聞けて、かつ一緒にロールプレイすることも有意義だった。◆今回のロールプレイでは、また深く学ぶことができて良かったと思う。事例の内容から、意思決定することがいかに難しいかと感じた。◆“問いかけ”のロールプレイは難しかったが、これからも繰り返し行っていきたいと思った。◆実際に活動していないけれど、新たな気持ちで学べて有意義でした。親の介護のことなど相談もあったりとても学んだことが役にたっています。◆反復、沈黙まではなんとかなっても、“問いかけ”にとても難しさを感じた。やは!
り学びを繰り返すことが大事だと思います。◆意思決定支援はこちらの価値観、理念にかたよらないが、方向は決めないといけないことの難しさを再認識です。◆意思決定について学べたが、難しさを感じている。ロールプレイ時、相談役が難しく、どこで声かけしていいのかわからず難しかった。◆現場では常に本人の意思を大切にしているのでいろんな場面で意思決定してもらうことがある。今回のロールプレイを意識して実践してみようと思う。◆問いかけを意識したい。

Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ