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第6回ELC北九州

オーガナイザー 新田智之
認定ELCファシリテーター 野口直美、太郎良純香、新田智之、山内靖子
開催年月日 2019年10月19日(土)
時間 14:00〜17:30 (正味時間:09:00)
開催地 福岡県北九州市
会場名 北九州市立医療センター6階講堂
対象者 援助職
対象に関する補足 北九州地域に在住もしくは勤務されている医療・介護に携わる方
参加前提 ・人生の最終段階にある人への援助や看取りに関わる方
・援助者養成基礎講座の受講歴有無は問いません
定員 50人
概要 1.苦しむ人への援助と5つの課題
2.もしバナゲームをやってみよう!(講師:もしバナマイスター 野口直美氏)
3.事例検討
4.意見交換

・会費:500円
・学習会終了後に懇親会(近隣)の予定あり、奮ってご参加ください

問合せ先 新田 智之 t-nitta@helen.ocn.ne.jp
上記アドレスに以下を記載してお申し込みください

①お名前
②ご所属
③職種
④ご活動の地域(例、小倉北区)
⑤援助者養成基礎講座の受講歴の有無
⑥懇親会の出欠
参加人数 56人
参加者からのコメント 第6回ELC北九州アンケート
第1部「苦しむ人への援助と5つの課題」について
①反復と沈黙について
・とても具体的でわかりやすく、すぐに実践できそうです。反復の時の声のトーンが難しいと感じました。(暗くなりがち。相手が明るく話す時はそのトーンに合わせる?など)
・とても学びになりました。沈黙を保つことで気持ちが暗くなる時があり、それを考えると、待てない自分がある。寄り添えていない自分に気づきました。ありがとうございました。
・沈黙の時間、聞き手はすごく間が空き不安になりましたが、自分の時はこの間がすごく心が落ち着いて良い時間となりました。「苦しんでいる人は自分の苦しみを分かってくれる人がいるとうれしい。」とても印象に残っています。
・一方的に自分の価値観で対応しないこと、沈黙の大切さに気付きました。一人ひとりに寄り添うこと、こちら側の自己満足に終わらないで可能な限り相手の立場になって向き合っていきたいと思います。
・聴く、反復、沈黙を実践してみようと思っています。患者さんが「この看護師さん聴いてくれている!」「そうなんです」と言ってもらえる聴き方を学べた。
・苦しみへの反復、共感、沈黙を大切にしていきたい。
・反復がとても難しく感じました。ただこれを技術ではなく、患者さん、家族に寄り添い共感していくひとつの方法として活用していきたいと思いました。
・ELCの研修会で学んだことなのに、大半忘れていました。沈黙はまだまだ難しいです。繰り返し行うことで自分のものになればと思いました。
・「反復」していくことしてみることをやっていこうと思います。
・患者さんやご家族と面談している時、どうしても沈黙に耐えられず、話し出すことがあった。でも患者さんからみたら辛くないということを知ることができてよかった。
・反復の技術を身につけ、分かってくれる人になれるように研鑽していきたいと思いました。ありがとうございました。
・反復と沈黙に気をつけてコミュニケーション技術をみがき、話してくれる人になれる存在になりたいと思いました。
・反復と沈黙、とても難しいですが、今後のターミナルのケアへ学びとなりました。ありがとうございました。
・今回初めて参加しましたが、反復、沈黙と行いましたが、ロールプレイを行って相手を理解することの大切さをあらためて感じました。今後実施していきたいと思います。ありがとうございました。
・援助的コミュニケーションの基本苦しんでいる人は自分の苦しみを分かってくれる人がいるとうれしい。反復や沈黙でのコミュニケーションの大切さを再認識した。
・反復と沈黙は難しいと思いました。前回の研修をうけてだいぶこらえられるようになりました。苦しむ人が吐露できる関係を築き支援していきたいと思います。
・精神疾患の経験が長いのですが、また違った傾聴(反復)の方法を学ぶことができました。
・反復することが以前よりできるように感じました。
・日頃よりPt.Faとお話する機会が多く、沈黙と反復を上手に実施していきながら「この人に話して良かった」と思っていただけるような支援者となれるよう、今後に活かしていきたいと思いました。
・相手の言葉を繰り返す反復が長くなると難しく、今まで現場では自分の思いで「こうなのかな」と思って言葉に出すことが多かったので反省と聴くことの大切さがわかりました。
・反復と沈黙が大切だという話を聞き、今までは、沈黙になることが怖くて質問をしようと思っていたのですが、患者さんの5秒と私たちの5秒が異なると聞いて黙って聞いてあげる姿勢も大事なんだと気づかされました。
・反復と沈黙 せっかちな私にとっては難しいことだなあと思いましたが、大切だとわかりました。沈黙が相手に失礼になるのではと思っていたので意外でした。これはELCだけでなく、いつなん時も人に接する上では大切にしていきたい部分だと思います。ぜひ多くの人に学んでほしいと思いました。楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。
「反復と沈黙」のワークをやり、普段から入居者へ自分の考えや価値観を押し付けてないか?など自分自身考えさせられましたし、気づくきっかけになりました。
・反復と沈黙を久しぶりに体験し、改めて難しい!と感じました。
・反復・沈黙の方法は実践ばかりでなくロールプレイで練習しておくことが大事だと改めて感じました。
・「反復」と「沈黙」、日頃から意識してやっていこうと思います。

②希望と現実の開きの苦しみについて
・「苦しんでいる人は自分の苦しみを分かってくれる人がいるとうれしい」この概念を忘れないように、臨床業務を続けていきたいと思いました。希望と現実の開きが苦しみという考え方が大変参考になりました。(哲学的な考え方としても)
・希望と現実の差が苦しみ とてもわかりやすかったです。
・ターミナル期の患者さまをお看取りする機会も多くあります。もう治療法はないとBSCの方針になる患者さまを今担当させていただいています。まだ生きたいと強く思われている患者さまと現実とのギャップがあり、私も苦しくどうしたら良いかずっと考えていました。今回学ばせていただいたことをこれから実践して自分のものにしていきたいと思います。ありがとうございました。
「希望と現実の開きが苦しみである。」と学んでから普段の業務でも患者さんの希望と現実をキャッチするよう意識しています。これからも患者さんに寄り添える支援に努めていきたいです。

③復習になり理解が深まった・再確認できた
・エンドオブライフケアの研修を受けていたので、より理解が深まりました。
・何度も受けている講義でした。再確認できて次に活かせると思います。
・ELCの研修は受けたことがありましたが、復習の意味でもう一度聴けてよかったです。新田先生のお話わかりやすくて素敵でした。また参加したいです。
・日ごろの患者さまとのコミュニケーションの振り返りができ、このスキルを実践していきたいと思います。
・定期的に学習会に参加して、復習していきたいと思いました。本日はありがとうございます。
・参加させていただく度に気づき、復習をさせていただいています。他職種の方との交流もとても有意義で価値あるものでした。次回も是非参加します。
・この内容をこのELC北九州で振り返りをして学ばせていただくことで、気づきを得ることができます。また、つい忘れがちな部分を再確認させていただけるので理解が少しずつ深まっていると実感しています。
・実践していると慣れてきて反省したりする機会が減っていたような気がしますが、研修がそういった機会になり有意義な時間になりました。
・以前2日間の研修を受けた際に、理解が追い付かず、もっと学びたいと思っていたので、今回復習をすることができました。
・以前も聞いたことがあったのですが、実際に行うとすごく難しいことに気付きました。もっと練習が必要だと思います。また参加したいと思います。ありがとうございました。
・ELC養成講座の時より話が理解できました。ありがとうございました。
・以前に研修会に参加したことがありましたが、復習し、学びを深めることができました。

④その他
・ニュアンスでやっていることを論理的、実践的に繰り返すことは在宅のチーム全体のボトムアップにつながる。
・何度学んでも大変です。
・対人支援援助をしていく、基本的な考えとして、身につけていきたいと思いました。○○のスタッフとも、共有したいと思います。
・“聴く”ということがいかに難しいか、疲れるかということを学んだ。
・納得できる内容でした。頭にたたきこんでいきたいと思います。
・今後、現場で一つずつ、実践できるようにしたいと思います。
・分かってくれる人、理解してくれる人になれるように、今日学んだことを実践してみたいと思います。
・はじめて参加しましたが、とてもよい経験になりました。あまり深く考えることがなかったので勉強になりました。また考えさせられることが多い中お話を聞いて色々な方向性をみることができました。
・苦しむ人に対して理解してもらえると思っていただけるような援助を行うことができるよう繰り返し、研修等参加し、実践に結び付けていきたいと思いました。
・キャッチする力を身に付けられるようにコミュニケーションの力をつけなければと思いました。今まで、どう対応したらどう言葉を返したらいいか困る場面もありました。今回の学びを、これからの看護に活かしていきたいと思います。
・実際末期の患者さまと関わるときにコミュニケーションにおいて苦手意識があり、今回の研修で学ぶことができ、大変勉強になりました。
1時間30分ほどではなかなか難しかったかと思います。地域学習会においての適切なタイムスケジュールについて皆さんと共有できたらと思います。
・聴くことの重要性と難しさについて改めて考えさせられました。多くの場面で活用できると思ったのでこれから使用したいと思います。
・「苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい」を根底に援助的コミュニケーショントレーニングしていきたいと感じました。
・利用者さんの一番の支えである家族への支えが忘れがちになっているので、支えになる人への支えについて改めて考えさせていただきました。


第2部「もしバナゲーム」を体験されてお気づきの点
①他の場所で実践してみたい
・気づきの連続でした。今度父の17回忌で法事の席で家族でやってみようかと思いました。
・社内でぜひ取り組みたいです。
・とても考え方の幅が広がり楽しく出来ぜひ家族でやってみたいと思いました。1回1回違う自分にも気づきました。有難うございました。
・うちの施設で気軽に体験できるような仕組みをつくりたいと思いました。まずは月1回行っている「介護サロン」で地域の方々に体験してもらうことにします。
・はじめて「もしバナゲーム」をしました。親や祖父母と行いたいと思いましたが、自分が患者さんに勧めるには信頼関係が必要だと感じました。
・ずっと体験してみたいと思いました。すごく自分中心の自分に気付きました。これをもっと色々な人に伝えていきたいと思っています。ありがとうございました。

②価値観の多様性
・各々の考え方の違いによって同じカードでも選んだ意図、背景が違うことを実感しました。事務所でも、気軽に取り組んでみようとまずは思いました。
・価値観の多様性を考えさせました。そして「もしも」の時に、誰かに自分の価値観を知ってほしいと思いました。誰かは今のところ夫と息子ですが…
・人によって価値観が大きく異なるということ、生きてきた環境や置かれている状況で変わってくることを学んだ
・色々な方の価値観に触れることができました。患者さまに関わる際に自分の価値観だけど判断していかないようにしたいと思います。
・各々の考え方があり、相手に接する時にしっかり需要していきたい。
・これからの生活を大切にして長生きできるように努力していきたい他者の考え素晴らしかったです。
・もしバナゲームを行って色々な考えがあることに気付きました。今後取り入れていきたいと思います。有難うございました。
・価値観の違いに気づくことができました。利用者様と接するときに価値観の押しつけにならないように関わりたいと思います。
・価値観も多様性でゲームの中でそれぞれの思いを聞くことでより自分の考えが深まったりと勉強になりました。
・自分と相手の価値観が違い、しっかりと言葉にしないと相手にも分からないことを考えた・価値観の気づきを確認することができました。有難うございました。

③自分自身についての気づき
・今回で2回目のもしバナゲームですが、自分のおかれた立場で前回カードが違いました。出ているカードでも違いますが、やはり子供を中心と考えてしまいます。また時間がたち経験したことでカードが違ってくるのではと思います。何度でもやっていきたいです。
・はじめて体験しました。先生の講義や説明がとてもわかりやすく、スムーズにゲームに参加できました。意外と同じカードを選択していると思い、自分の知らない気持ちを発見しました。
・はじめて行いました。自分自身のことが知れたし、他の方の価値観も知れて良かったです。
・自分が最も大切にしているものが明確で有った。しかし、数年後や余命の長さで変化していくものかなと感じました。
自分自身の心の中を改めて見つめてみるよい機会になりました。このような方にでも自分の思い希望を家族に知ってもらえると良いなと思いました。
・自分の大事に思っていることを気づかされた気がしました。
・今の自分が客観的にカードで見られました。カード見られることで自分に気づけました。
・自分を知ることができてよかったです。
・自分の価値観を認識することで今、大事にしていかなければいけないことを考えさせられました。ゲーム形式になっていることで難しくなく考えることができました。
・今の価値観を改めて感じた。
・1回目自分本意の結果に。2回目に残ったカード3枚は家族にそばにいて欲しいという結果に。苦痛がないことが前提に心穏やかにいるためには家族が必須とわかった。
・1回目は本当の私、2回目は理想や新しい思いも入り、回数を増やすごとに難しくなりますが、人の話や思いを聴くことができてとても楽しかったです。
・自分の最後への価値観に気付いたと同時に他の方の意見も大変参考になりました。
・初めて体験しました。自分の死についてもあまり考えたことがなかったので、貴重な経験でした。周りの大切な人とも考えていけたらと思いました。ありがとうございました。
・わかっているつもりでも改めて自分が何を大切にしているか、確認できました。
・自分が最後にどうしたいかどのようにすることを望んでいるのか知ることができました。
・周囲の方が家族と一緒に…自宅で…などのお話をされている中で自分は一切そんなカードを選んでいないのに気づいた
・自分の価値観や考え方最後はそうありたいかを気づかされました。
・皆の価値観を聞いて人それぞれはあるけれど、やはり共通は自分らしくありたいということでした。2回目はじぶんらしくとは?と意識しました。とても楽しかったです。
・「家で最後を迎えたい」は2回とも最初から手元に来てくれました。常に考えていることであるので(職業柄)引き寄せてしまったのでしょうか。気持ちに揺るぎがないことが判明しました。
・自分の価値観を知る機会となりました。これからも人と他人の価値観にきづけるよう意識していきたいです。
・以前に一度実施したことがあり、今回2、3回目だったのですが、一度目にチョイスしていた他者のカードがその時は全く理解できていなかったのですが、そのカードを自分がチョイスする日が来るとは思ってもいませんでした。改めて気づきが得られ貴重な時間でした。有難うございました。

④その他
・立場や環境が違うことで選択されていくと行くことを改めて学びました。
・もしバナゲーム2回目でしたが、すごくおもしろかったです。考えるきっかけには重々しくならずライトなかんじで話ができるので、もっと世の中に広がっていけばいいなと思います。自分ももしバナマイスターになりたいなあと思いました。
・初めて体験して、いくつもの選択肢の中から選ぶことの苦しさや難しさを初めて知りました。治療方針等選んでいた患者さんや家族の苦しさを少しでも知ることができたと思うと同時にもっと援助・支援の仕方を勉強していきたい。
・大変ありがたい体験をいただきありがとうございました。
・日ごろの思っていることがカードとして表せない場合他のカードで替えた表現でしたが、それも可能にならない選択があることを知りこれが現実になると辛いと思った。
・深くデリケートな話が、ゲームを通すことで気軽に話し合えることがすごいなと思いました。
・以前からもしバナゲームについては聞いていたが、するのは初めてで楽しかった。自分の死生観を通して利用者さんのケアに生かしていけたらと思います。
・何度か体験していますが、その時その時で選ぶカードが違って面白いと感じました。
・いろんな価値観、意見を聴けることが楽しいと思えました。今まではもしかしたら頭だけでみんな違ってみんないいものなんだと理解していただけだったのかもと。家族でもしバナゲームしようと思います。アマゾンで偽物が・・・と知って良かったです。
・看護師をしていますが、このゲームを通して、医療従事者の関わりの重要性に改めて気がつきました。そして自分を支えてくれている、家族、周囲の人との関わりを考えることができました。何より、色々な方の価値観を知ることができ、とても刺激になりました。
・はじめてもしバナゲームをしましたが、1回目の他の3名の考えと自分の価値観が違い驚きました。家族でもやってみたいと思います。
・自分の価値観だけでなく他の方の価値観に触れることができたのは新鮮でした。今回だけでなく時間をおいてまた実施してみたいと思います。
・毎回新たな気づきがあり楽しめています。マイスターの方の話し方が参考になりました。
・限られた条件の中で選択することの難しさ、自分が本当は何を大事にしているのか、など確認できた。他の人が選んだカードも大切なものに思えたり、考えの幅がひろがるので、何回やっても良いと思う。カードを買って身近で楽しくゲームしてみたいと感じました。
・他の人の価値観を聞き、やはりお子さんがいる方はご家族のことが最優先にあり、患者さん自身もそういう思いなのかなと気づくことができました。
・ぜひ家族に行いたいと思いました。自分の価値観に気付き、相手の価値観を共有することで1回目2日目と変化がありました。しかし、絶対的な部分が揺らいでないのが私の価値観だと思い、大切にしたいと思います。今後は価値観の多様性をしり、相手の揺らぎに寄り添うことをしていきたいと思います。楽しく学ぶことができました。有難うございました。

Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ