苦しみを抱えた人への援助と、セルフマネジメント
認定ELCファシリテーター | 長野宏昭 |
開催年月日 | 2023年01月17日(火) |
時間 | 10:00〜11:30 (正味時間:01:30) |
開催地 | オンライン |
会場名 | Zoom |
対象者 | 専門学校・大学 |
対象に関する補足 | 琉球大学学生 |
参加前提 | 一般教養科目「自殺」についての授業の一コマ |
定員 | 60人 |
概要 | 援助的コミュニケーション、五つの課題 自己肯定感 |
問合せ先 | 長野宏昭 |
参加人数 | 50人 |
参加者からのコメント | 今日の授業でとても印象に残っているのが,「真の自立とは依存先を増やすこと」だという言葉だ。先生がおっしゃっていたように,一見矛盾しているようにも感じられるこの言葉は,自分が生きやすくなるコツであると共に,人生に迷っていたり悩んだりしている友人への手助けとしてとても良いものだと思った。私は,友人に人生相談などを持ちかけられると,「私が何とかしてあげなくては!」と意気込み,結局彼女の力になれないということがしばしばある。今日の授業で,依存先を増やして自立することができたかもしれない彼女に対し,私の姿勢や言動がその可能性を奪っていたことがあったかどうか,見つめなおすことができた。 依存先がたくさんあるということは,それだけ個々のつながりは薄くて済み,社会における所属を気にすることなく自由でいることができるということだ。決して強要する訳ではないが,私自身が生きづらさを抱える友人の居場所であり続けるだけでなく,彼女にとって別の依存先を共に探すことも私にできることなのだろうと思う。 また,私は自分では自己肯定感が高い方だと思っていたのだが,自己肯定感チェックシートを通してみると,自分に対してネガティブな感情を抱いていることが多いことに気がついた。それにも関わらず日々楽しく過ごせているのは,日々寝る前につけている「今日会った良いこと」の日記であると思う。道で好きな色の花を見た,風呂掃除が早く終わった,など,ささいなことでも「私は恵まれている」と感じる機会を増やすことで,基本的自尊感情を高めることができているのだと改めて知った。完璧に自分の嫌なところをなくすのは不可能だが,こうして自分自身をいたわることで,人にも優しく接することができるようになるのだと考える。 今日授業で学んだことを忘れず,私を支えてくれる人は多くいるのだという意識を無くすことなく生きていきたいと思う。 |