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死を前にした人にあなたは何ができますか?

オーガナイザー 立石彰男
認定ELCファシリテーター 立石彰男、西川雅裕
開催年月日 2021年09月25日(土)
時間 13:30〜16:30 (正味時間:03:00)
開催地 オンライン
対象者 援助職
対象に関する補足 神奈川民医連に所属する訪問看護ステーションの職員(看護職、リハビリ職、事務職)
団体の継続学習企画の一環として開催(今年度第2回目)
参加前提 人生の最終段階にある方の援助に関わり、①治らないといわれたとき、②自分の身の回りのことができなくなったとき、③お別れが近づいたときの援助のあり方について、”あれでよかったのか?”と疑問を感じている援助職、学んでみたいという援助職。
定員 32人
概要 ①開催の前週に、援助的コミュニケーションのロールプレイの進行係(6~8名)で事前打ち合わせを行う(オンライン)。②当日まず「苦しむ人の援助と5つの課題について」の座学+グループに分かれての各課題についての短時間の意見交換を行い、③後半、再びグループに分かれて援助的コミュニケーションのロールプレイを行う。
問合せ先 atate_ygc@yahoo.co.jp
参加人数 26人
参加者からのコメント アンケートは主催者がとったものです。
アンケート結果(満足度)
満足度10点:10名、9点:3名、8点:8名、7点:3名、6点:2名
アンケート結果(コメント)
1)ロールプレイの感想が多い
・患者役の私はとにかく聞いて欲しいと思いました。解決ではなく、今、不安、つらい、こわい、理不尽さへの怒り、そこをとにかく訴えたい、わかってほしいと思って患者をして話していました。ああ、聞くって大切なことだ。そして、Ns役が聞こう、患者を理解しようとしっかり聞いてくれている感じを持つと、とても安心して、さらに伝えたい、話したいと感じました。画面越しでなければ、こういう態度や気持ちはもっとつつぬけに伝わってしまうと思います。
・聴いてもらえるから訴えられるという間合いを実感できました。
―――このような感想が聞けてよかったです。
・話しを聴く時に、アドバイスをしたり、相手の言葉を軟らかい表現にしていたことに気が付きました。ロールプレイでは、沈黙を待つ、反復するなど、難しさを感じました。自分が聞いて反復してもらって安心感があったので、このことを意識して取り入れていきたいと思います。
・ロールプレイをやってみて、相手の話の感情を先取りしてしまっていたことに気づけました。安易に相手の気持ちをラベリングせず、その話の本質を感じ取り丁寧に対応していけるようしたい。
・看護師として医療者として力になりたいと思うことが前に出て、助言しがちですが、気持ちや思いを『受け止める』ことで話したい相手になる第一歩になると学びました。
―――自分のコミュニケーションの欠点に気づく。あまり難しさに結びつけず、気づいたこと自体をよい体験にしてほしいです。
・沢山不安なことがあり、それを聞いているなかでこの人にとっての特に気にしてることに反応して反復することはとても難しかったです。実際、反復だけでなく色々なコミュニケーションもあるなかで、反復の重要性を体験しました。
―――そうですね。モードの切り替えは現場ではたしかに起きていますよね。そのことが意識できることも大事だと思います。
2)問いかけや支えを強める援助について
・問いかけは、今後使うことがあると思うので覚えておこうと思いました。 時間の関係とは思いますが、支えを強める援助についてもっと講義していただけるとありがたかったです。
・研修のテーマを学ぶためにはロールプレイより、もっと講義を聞きたかったです。
・本当の力とは逃げないことという言葉が一番印象に残っています。
3)オンライン開催について
・リモートでロールプレイング、グループワークがこんなにスムーズにできる事に感動しました。
・グループセッションはズー ムでは切り替えながら行うので時間の調整が大変だと思いました。
―――ブレイクアウト・セッションへの切り替えを少なくし、切り替え時間を休憩時間扱いにしてみる?
・Zoomのための環境づくりが少し大変でした。
・WEB研修では中々アイスブレイクできないので、お互いくだけて話し始めるまで時間がかかった様に感じます。自己紹介時間を伸ばしたり、雑談タイムがあっても良いかもしれません。反面、遠隔地にいる方と交流が取れる長所もあった様に思います。
・他のグループの話がもっと聞けたり、グループ内でももっと会話ができたらよかったと思います。ロールプレイの時間も短く感じました。
―――準備が重要。アイスブレイキング、課題ですね。
・オンライン上でのロールプレイは難しかった。特に聴き役では話を聞こうと必死で何とか反復はできたと思うが、沈黙は大変だった。
―――オンラインコミュニケーションへの慣れの問題、個々の参加者のIT環境の問題、いろいろありそうです。今回は、生活音の混入の防止で手一杯でした。ファシリテータの訓練も必要。

Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ