コラム25:私が感じたそれぞれの立場からの支え

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2017.03.18

コラム25:私が感じたそれぞれの立場からの支え
株式会社共和コーポレーション 在宅推進部マネージャー 入江高志さま(ELC第3回生・第23回生)

 私は医療関連企業の訪問看護事業部のマネージメントをしています。

 当訪問看護ステーションは大阪市福島区を拠点に東淀川区にサテライトを展開しています。福島区は人口約7万人のまちで、高層ビル・マンションが立ち並ぶ大阪市の中心部とも言われており、若者やファミリー層が多く転居してきています。その一方、戦時の空襲を免れ昔ながらの長屋や町並みもまだ残っており、そこに住む高齢者の方々も多くいます。

 私の仕事は主にステーション運営全般と、医療機関・介護事業所・患者様の窓口としての相談や調整業務を行っています。

 スタッフは1日の大半を訪問に出ており、ステーションに戻ってくるのは夕方になることも多くあります。緊急時は夜中に訪問することも多く、何か自分にできることはないかと考え、物理的なサポートを行ってきましたが、戻ってくるスタッフの表情をみていると日々疲弊しているのではないかと、自分の行っていることに何かが違うと感じていました。

 そんな時、エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を受講し、色々な学びの中で「誰かの支えになろうとする人こそ一番、支えを必要としている」、この言葉が胸に突き刺さりました。患者様を支えるスタッフこそ支えを必要としているのだと考え、物理的なサポートだけではなく、スタッフの苦しみは何だろう、私はスタッフの苦しみをキャッチしているのだろうか、スタッフの支えは何であるのかを理解しようとすることにしました。

 受講以前より、私の中で自分は看護師の資格をもっておらず直接患者様を看護することできないという歯痒さやコンプレックスを感じていました。

 受講後に自身の変化に気づくことができました。それは人生の最期を迎えようとしている患者さまのお宅に訪問した時に、患者さまの苦しみ共に味わい、支えをキャッチしようとしていたこと、そして患者様やご家族から「そうなんです」という言葉が聞けたこと、そのことにより、いつもこうして患者様やご家族様に関わっているスタッフこそ支えが必要だとより強く感じるようになりました。

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Theory of Change

セオリー・オブ・チェンジ