コラム
Column
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コラム96:ディグニティセラピーを学んでいこうと思った理由 ~すべての人が、自分が自分で良かったと思えるように~
2022.11.30
会社員 久保田哲史さま (第118回生) 私がいま学び始めて思うことは、ディグニティセラピーの効果は年齢や健康状態に関係なくすべての人に置き換えることができるセラピーであるということです。 本来は人生の最終段階における人へのセラピーが中心だと思いますが、自分自身や身近
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コラム87:カムカムエブリバディ!仲間と学び続けて<いのちの授業>を全国に届けよう!
2022.04.27
クリニック外来受付/医療事務 渡辺敦子さま (ELC第27回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター、折れない心を育てる いのちの授業レベル1認定講師) 私は2019年12月に<折れない心を育てるいのちの授業 (以下「いのちの授業」という。)>認定
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コラム82:チーム長崎として取り組んだこの1年半
2021.12.27
コラム82:チーム長崎として取り組んだこの1年半 佐世保市山澄地域包括支援センター 介護支援専門員 園田康訓さま (ELC長崎第1回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、 認定ELCファシリテーター、折れない心を育てる いのちの授業認定講師) 1. ELCとの出会い 私が
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コラム76:目的ではなく手段としての国際協力を
2021.06.21
コラム76:目的ではなく手段としての国際協力を 社会貢献メディア"COCOCOLOR EARTH"、横浜市立大学4年 須藤唯さま 今から22年前。僕は生まれた。 それから数年後、白血病になった。 もちろん、今の僕は一切の記憶がない。 小学生の時、母親から当時
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コラム74:家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ 虐待してしまうプロセスを断ち切りたい
2021.04.28
コラム74:家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ 虐待してしまうプロセスを断ち切りたい ~家族による高齢者虐待を防止する活動を求めて~ 特定非営利活動法人となりのかいご 代表理事 川内 潤さま(エンドオブライフ・ケア協会会員) -コロナ禍で、介護を必要とする方とその家族のあ
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<死を前にした人にあなたは何ができますか?>
2020.06.30
2015年7月に第1回のエンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を開催しました。あれからもうすぐ5年を迎えます。一貫してこだわってきたことは、難しい専門用語ではなく、多くの人がわかる言葉で、何をしたら良いか、伝えることでした。 事例紹介 42歳女性のAさん。末期癌と診断され、担当医よりあ
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<始動します>
2020.06.20
2月頃から続いていたコロナ騒動も、さすがに4ヶ月も経つと、新しい日常に変わりつつあります。この数年、毎週末は各地方で人材育成活動をしてきましたが、2月からは自粛しなくてはいけませんでした。 しかし、立ち止まるわけにはいきません。今まで以上に、それぞれの地域で苦しむ人は増えています。この3ヶ
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<20年前から変わらないこと>
2020.06.17
今から20年前に書いたコラムを紹介します。前任のホスピス病棟で出会った患者さんから学んだことです。 「医療は治すことが目的でしょう。だから治すことができない患者は、医療の対象ではないと思うのです。あきらめるしかないのでしょうね。」 鍛冶屋の職人として生きてきたその人は、本当の病名を
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<固定観念を疑う>
2020.06.16
みなさん、ご無沙汰しておりました。久しぶりの投稿です。 さて、今回はイベントの紹介です。テーマはずばり、「固定観念をぶちこわそう」です。 新型コロナウイルス感染拡大は、いままでの価値観を大幅に変える機会となりました。仕事のあり方、幸せとは、いのちに順番がつけられるのか…。今まであたりまえ
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<学びの機会を広げるためにオンラインでできることを>
2020.06.02
6月になりました。緊急事態宣言も解除され、徐々に人々が街にでかけるようになりました。とはいえ、いつ第2波がくるかわかりません。以前のような集合研修を安心して開催できる状況ではありません。 それでも苦しむ人の力になりたい人のために学びの機会を提供していきたいとの思いは、以前にもまして強くなっ
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<時代の2歩3歩先を読み、1歩先の行動を起こすこと>
2020.05.29
つい半年前の常識が、まったく通じない世の中になりました。本当であれば、今頃はオリンピック・パラリンピック開催にむけて、世界の人達が日本に来る準備で慌ただしかったことでしょう。海外からの旅行客が日本の経済を押し上げる夢も、あっという間に消えてしまいました。 いつも心に留めることは、時時代の2
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<副島先生からのメッセージ>
2020.05.28
副島先生から、皆さんへ、メッセージが届きました。 今回のテーマはは、『ふあんの受けとめ』です。 病気と闘っている子どもさんたちと向き合ってきた副島先生ならではの、あたたかなメッセージです。 不安は、自分を守るためのあたりまえの反応 “立ち向かう”だけではなく、“はなれる
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<たとえあなたに支えとなる誰かがいなかったとしても、あなたは誰かの支えになれる>
2020.05.23
核家族が進み、単身生活の人が増えてきました。様々な理由で、1人で困難と向き合っている人がいます。仕事が順調で、多少の困難があっても、解決できるときには、自分に支えを必要としていると感じてる人は多くはありません。 ところが、どうしようもないほど大きな困難が目の前に現れると、状況は一転します。
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<愛の反対は 無関心です>
2020.05.20
新型コロナウイルスに感染すると、その重症度によってホテルでの隔離か、病院へ入院して治療をうけるか、療養場所が変わります。 共通することは、自由に外に出られないことです。 もし皆さんが、何かしらの理由で自由に部屋の外に出られない状況に陥ったら、どんな思いになるでしょうか?散歩するこ
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<いつでも捜しているよ どっかに君の姿を…>
2020.05.18
なぜ大切な人を失うと悲しくなるのでしょう? まもなくお迎えが近くなり、意識も薄れていく中で、私たちは本人と家族にどのように声をかけるとよいでしょうか? このような問いに、簡潔に答えることができるでしょうか? 私がこだわってきたことは、一部のエキスパートだけが行える援助ではなく、
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<なぜ副島先生の鼻は赤いのだろう?>
2020.05.15
副島先生との出会いは、もう何年になるのでしょうか。テレビドラマの主役になるような雲の上の人でした。ある医療とメディアとの学習会の懇親会の席で、サシでお酒を飲みながら話を伺ったときに感じたことは、その熱量は、半端ない(他人のことを言える立場ではないのですが…)ということでした。 これほど苦し
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<さぁ立ち上がろう!そして、夢をおいかけよう!>
2020.05.13
新型コロナウイルス感染拡大で苦しんでいる人が笑顔になれるように!とのスローガンに反対する人は、ほとんどいません。しかし、実際に何をしたら良いか、具体的に言葉にできる人は多くはありません。その壁を越えていきたいと思います。 これだけ地域に苦しむ人が増えていくということは、一方で、苦しむ人の力
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<たとえ1滴の水でも、合わされば大河となって、時代を変える力となる>
2020.05.12
1人の力はとても小さいかもしれません。しかし、その1つ1つが合わさっていくと大きくなります。その思いを信じて、5年前からこつこつ、小さな力を各地で育てて行く活動を続けてきました。その行動を形にするため、セオリー・オブ・チェンジ・ジャパン(ToCジャパン)の田辺さんにご尽力を頂き、エンドオブライフ・
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<固定観念をぶち壊そう>
2020.05.11
どんなに泣いても、時間は過去に戻りません。 どれほどお金を出しても、一度失った人は返ってきません。 いつも大きな苦しみや悲しみを抱えた人と関わり続けて来ました。その中でのこだわりは、従来の固定観念を壊すことでした。 私たちは、苦しみから避けるように生きています。なるべく苦しい道を避け、平易
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<ここから始まりました>
2020.05.10
今から6年前、クリニックで企画した研修が、今のELCの活動のきっかけになりました。 あれから6年、世の中は新型コロナウイルスのために大変なことになりました。でも、この時のために活動してきたように感じます。1日1日を大切に、必要としている人に届きますように。 小澤 竹俊
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<相手からみて心を開いてくれる私たちでいるでしょうか?>
2020.05.09
緊急事態宣言が延長され、仕事を再開できず、経済への影響が心配されています。特に家賃や学費など、支払うことができていた人達が、今までのあたりまえを維持できるかぎりぎりの状況となっています。政府も必死に救済の手を差しのばそうとしていますが、届くまでには時間もかかります。 恐れていることは、人は
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<妄想のツバサはありますか?>
2020.05.08
コロナ危機で苦しむ人が笑顔になれるために、私たちに何ができるのでしょう? このように問われて、私はこれができますと、答えることができる人は、まだごく一部かもしれません。どうしても、専門的な知識がない、何かを作る技術がない、考える余裕がない、など前向きな気持ちになれない人のために、今回は皆さ
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<それでも人は穏やかになれるから>
2020.05.07
ゴールデンウィークが開けました。今日から仕事を再開される方も増えていくことでしょう。緊急事態宣言は、続いていますが、社会的な距離を取りながら、徐々に一部の生活は戻りつつあることを願っています。 しかし、新型コロナウイルス感染の影響は色濃く残っています。とても笑顔なんてなれるはずがないと思う
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<苦しむ人に誠実に関われる担い手を増やすために>
2020.05.07
毎回、堅い話が続いていたので、たまには、柔らかい話をしたいと思います。暦の上では新学期が始まりました。私が若かりし頃、慈恵医大の進学課程2年生の時の話です(なんとまだ19歳!)。 当時は、学生会と硬式野球部と疫学研究会(農村で健康診断や家庭訪問を行うクラブ)に所属していました。 この
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<日本のどこかで、あなたを待っている人がいる>
2020.05.06
ホスピス・緩和ケアで永年仕事をしてきた中で、大切にしていることがあります。それは、自分にしかできない専門的な援助ではなく、少しの勇気と、相手を思う気持ちさえあれば、多くの人が行うことができる援助を伝えて行きたいということでした。 そのように考えた理由は、きわめて簡単です。私が関わることがで
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<固定観念を打ち壊そう!コロナ危機の中でも、人は笑顔になれる>
2020.05.02
新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの社会を一変しました。医療のみならず経済にも大きく影響を与えています。苦しむのは、新型コロナウイルスに感染した人だけではありません。あたりまえの生活を奪われた多くの人達が苦しんでいます。コロナ危機の中で、人は果たして笑顔になれるのでしょうか? 心が折れそ
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<私には夢があります>
2020.04.30
新型コロナウイルス感染拡大は、社会で暮らす多くの人に暗い影を落としています。外出を自粛することによる体力低下だけではなく、心の面でも不安定となり、眠れない、食欲が出ない、疲れやすいなどの症状を自覚する人が増えていくことを案じます。そして、苦しみのあまり、誰かを批判したり、自らを傷つけようとしたりす
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<人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です>
2020.04.30
あっという間に4月末を迎えました。4月は緊急事態宣言が発表され、都市部を中心に不要不急の外出が自粛する動きが広まりました。 それにあわせて地方への人の流れも減少し、地域経済への影響はきわめて深刻さを増しています。医療の現場に限らず、生活の中で苦しむ人は、日に日に増えています。 その
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<苦しむ人の力になろうとする全ての人へ>
2020.04.26
前回、私はアリとキリギリスの話を紹介しました。少しだけ補足をさせてください。 一般的にイソップのアリとキリギリスの逸話は、「働かざる者食うべからず」という教訓として紹介されます。働いていたアリに対して、遊んでいたキリギリスが、やがて冬になって食糧難になって困る話です。ですから、「備えあれば
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<経験を積むあまり 大切な感性を失うなかれ>
2020.04.25
何事も経験は大切です。はじめからうまくいく人はほとんどいません。料理を作ることも、楽器を演奏することも、人前で話をすることも、最初は失敗することが多々あります。うまくいかなくて、取り組んだことを止めてしまう人もいるでしょう。それでも根気よく続けていくと、だんだんと上達していきます。 医療の
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