Column

  • コラム115:その方にとって、“自分が理解者になれた”と感じた涙の瞬間

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 介護
    • 施設
    • 認知症
    • いのちの授業

    小澤先生との出会い  介護保険が始まった翌年、2001年にケアマネージャーの資格を取得しました。    私の記憶が確かならば、小澤先生がケアマネージャー更新研修の講師という形で出会ったと認識しています。    私たちは「本当に苦しんでいる人の気持ちを理解出来るのでしょう…

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  • コラム113:学び続けることで芽生える小さな一歩

    • 施設
    • 介護
    • わかってくれる人がいるとうれしい

    エンドオブライフ・ケア協会との出会い  私は、島根県出雲市内の特別養護老人ホームで施設ケアマネとして勤務しています。施設で看取りまで関わらせて頂く機会が増え「ご家族へなんと声をかけるといいのか?」…と構えるばかりで言葉が出ず、ご利用者家族を前にして何もできない…力になれないな…と足が遠のくよう…

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  • コラム111:優しく包み込んでくれたユニバーサル・ホスピスマインド

    • 原点
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業
    • 言えない想い

    自らの人生、悩み  現在24歳。私は、人生は常に頑張らなければならないと思い込んでいました。  小学2年生のとき、私は視力が悪く、眼鏡をかけるようになりました。当時眼鏡をかけている子は珍しく、一部の子は私に「メガネザル」とあだ名をつけてからかったりいじめたりしました。私はその時から、…

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  • コラム109:できることをできるだけ

    • 関わるすべての職種にできる援助
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 地域

     私は現在、愛媛県松山市内の地域包括支援センターで社会福祉士として働いています。  お彼岸も過ぎ、訪問途中に見上げる松山の空に浮かぶ雲も、秋の雲が主役となり季節の移り変わりを知らせてくれています。今回は、大阪市内で援助者養成基礎講座を初めて受講した、2019年3月から現在までに出会った中で…

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  • コラム108:はじめての「いのちの授業」

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業
    • 支える人の支え
    • 子ども

     2023年8月27日、富士市の男女共同参画事業の一環で、「折れない心を育てるいのちの授業」認定講師の関口圭子さんが、子育て中の保護者、地域の子育て応援者、興味のある方などを対象にお話をされました。その際、娘の関口眞央さん(小学校5年生)が、講師認定後、はじめて講演をサポートされました。当日をふりか…

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  • コラム107:いのちの授業の温かさ 苦しむことは無駄なのか

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 言葉にする
    • いのちの授業

    ELC、いのちの授業との遭遇  大学1年の5月、サークルのイベントの一環で『折れない心を育てる いのちの授業』と出会いました。そして、長野宏昭先生との出会いもこのときでした。いのちの授業では、3つのレッスン「苦しみから支えに気づく」「苦しむ人を前にしてわたしにできること」「自分を認め大…

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  • コラム104:苦しくて悲しい。けれど、その向こうに明るい静けさを見ていたい。いつも一緒に。

    • 家族
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 介護

     去年、山口県にあるサービス付き高齢者向け住宅「おげんきハグニティ」内の父の部屋に泊まって、看取りをしました。親子だからこそ理解し合うことの難しさもあり、看取りも簡単なことではありませんでした。  私の気持ちが揺れることは何度もありましたが、スタッフの皆さんのおかげで、父と過ごせる温か…

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  • コラム103:過去から繋がる未来への道

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 支える人の支え
    • 言えない想い

    「あなたより小さな子供でお母さんがいない人もいるんだから、あなたはここまで育ててもらえて恵まれているでしょ」  母が亡くなった19歳当時に言われた言葉。   「子供なんていたら大変なこともいっぱいあるのよ。むしろ羨ましい」 「人は結局ひとりなんだからみんな同じよ」   …

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  • コラム102:沖縄の活動に見るワーカーズコープとの重なり:ユニバーサル・ホスピスマインドの社会実装を目指して

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業

     エンドオブライフ・ケア協会8周年記念シンポジウムで登壇された、ワーカーズコープ連合会センター事業団理事長・田中羊子さんは、「ワーカーズコープは、共に生き、共に働く社会をめざして、雇われるのではなく、自分たちで出資して、経営に責任を持ち、地域に必要な仕事をつくり出す「協同労働」という働き方を実践して…

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  • コラム101:ハングルで伝えたい

    • 原点
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業

    在日朝鮮人として生まれて  私の祖父母は韓国で出生、両親は日本で出生したので、私は在日三世の朝鮮人である。学生時代から教師の道を目指していたが、家庭環境(長男、貧困)の事情もあり、高校を卒業して現在の職場である共和病院に就職した。    当初、臨床検査技師を志望したが、枠がなく事務…

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  • コラム98:ピアサポーターとして 心はいつも近くにありたい

    • 解決できない苦しみ
    • 聴く
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 言えない想い

     結ぶに夏と書いてゆか。名前の通り夏生まれのかに座です。2006年秋に乳がん告知を受け、かに座キャンサーが文字どおりキャンサーがんになったわけです。  そんな折、小澤先生のご講演を拝聴、『苦しみの中でも幸せは見つかる』との出会いがありました。が、当時の私には、苦しみの中に幸せを見つける…

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  • コラム95:「Good enough」を届けたい

    • 家族
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業
    • 対話

     私は長女としてこの世に生を受けました。亡き母は、沢山愛してくれていましたが、とても厳しい人で、何に対しても完璧を求め、中々褒めてもらえなかった子供時代を思い出します。例えばスイミングのテストが不合格だった時、試合に負けた時、学校の成績表をもらった時、大学入試が不合格だった時・・・。悲しくて、悔しい…

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  • コラム94:医師として治せなくても「わかってくれる人」に、私はなりたい

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 地域
    • 支える人の支え
    • 選ぶことができる自由

    出会い  14年ほど前、松山市医師会主催の講演会でのことです。医師として私の人生に大きな変化が訪れました。当時の私は、大学病院から父の診療所に帰り、在宅医療を始めたばかりでした。在宅緩和ケアをしたくて地域医療を選んだのに、自分が役に立てているのか不安でいっぱいでした。    何が不…

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  • コラム93:スクールカウンセラーとして、わかってくれる人になりたい

    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • いのちの授業
    • 聴く

    1冊の本との出会い  私は心理職、主にスクールカウンセラーをしています。保育園から小・中・高校まで様々な学校へ行きます。ある日、学校の図書室で、ふと目にとまったのが『折れない心を育てるいのちの授業』の本でした。  友人との話し方がわからない、勉強が全く理解できない、家族と仲良くし…

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  • コラム89:ELCに出会って変わったこと・気が付いたこと

    • 支える人の支え
    • 原点
    • 言葉にする
    • わかってくれる人がいるとうれしい

     「苦しむ人の支えになりたい」  看護師を目指したとき、私はこの気持ちをどれくらい強く思っていたのだろう・・・ 「白衣の天使」にただ憧れていたのかもしれません。  自分の原点は何だったのか、なぜ命の現場に立とうと思ったのか・・・答えは出ていませんが、日々の患者さんやご家族とのかかわりの中で…

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  • コラム88:弱さを認め 強く生きる

    • 家族
    • 穏やかな最期
    • 支える人の支え
    • わかってくれる人がいるとうれしい

    「強く、つよく 生きろ」  父は実直で厳しくも、いつもそばで私たちにたくさんの愛情を注いでくれました。    そんな父がこの言葉を残し急逝してから20年が経ちます。何もできなかった申し訳なさと、自分の無力さに後悔の念しかありませんでした。    その後看護師となった私は…

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  • コラム87:カムカムエブリバディ!仲間と学び続けて<いのちの授業>を全国に届けよう!

    • いのちの授業
    • 原点
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 関わるすべての職種にできる援助

     私は2019年12月に<折れない心を育てるいのちの授業 (以下「いのちの授業」という。)>認定講師になりました。でも講師デビューをしたのは、つい最近の今年1月になってからのことです。    なぜすぐに授業をすることができなかったのか?    一つは翌年からコロナが流行り始め…

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  • コラム86:「いのちの授業」を伝えている自分自身がいやされていく理由

    • 原点
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業
    • 対話

     私は「折れない心を育てる いのちの授業」を、小学生を中心に、たくさんの方にお話しする機会をいただいて、大阪市内、また最近ではオンラインでも活動させていただいております。    エンドオブライフ・ケア協会では、認定をいただいた講師が「折れない心を育てる いのちの授業」をそれぞれの…

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  • コラム84:PTA・いのちの授業コーディネーター・親としての三つの視点から取り組んだこと

    • 地域
    • 家族
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業

     私はこれまで、実際に悩む中学の娘と一緒に「折れない心を育てる いのちの授業」を数回受講しました。娘は、何に悩んでいるのかもわからなくなるほどふさぎ込んでいましたが、この授業を受けるたびに、一つ一つ気持ちを伝えてくれるようになりました。    藁にもすがる思いで受けたあの日、娘は、隣にい…

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  • コラム83:死に向き合うこと

    • 尊厳
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 選ぶことができる自由
    • リハビリテーション

    「もう年だから。早く迎えにきてほしい。」 「これ以上しんどい思いをしながら生きていても仕方がない。」  病院で働いていると、しばしば耳にする言葉です。  このような言葉を聞いた時、何と言葉を返しますか?    私は理学療法士としてケガや障害を持った患者様に対…

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  • コラム80:種を撒き、実を結ぶ

    • 支える人の支え
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 子ども
    • 聴く

     私は公立小学校、中学校、また公設私営の大学で児童・生徒・学生のためにソーシャルワークを行ってきた。元々心理職として教育現場で勤務していたのだが、私の力量が足りず、心理的なサポートのみでは一時的に子どもを笑顔にすることはできるが、子どもを取り巻く環境に根本的な原因がある場合、その環境に戻っていくと彼…

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  • コラム79:優しい言葉と違和感の理由

    • 養成講座
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • コミュニケーション
    • 言えない想い

    「大丈夫だよ」 乳がんが見つかったと告げた時の夫の第一声。 「ありがたい言葉…のはず。だけどなんで?何がどう大丈夫なのか教えてよ!って言いたい自分がいる。 でも…私のためを思って言ってくれている言葉だし。 こんなことを思う自分の方が間違ってるのかな?」 心の中で押し問答…

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  • コラム77:「OKプロジェクト」を共通言語に!!!

    • 言葉にする
    • いのちの授業
    • 子ども
    • わかってくれる人がいるとうれしい

     お恥ずかしいながら、当時小学2年生の娘と私は、本当に仲が悪かった。小さい時から、なぜかすぐにぶつかり合う。本当はとても愛おしい大切な存在なのに。  このぶつかり合いを何とかしたい、どうしたらいいんだろうと悩み、子育てが苦行にしか感じられない時もあった。  こんなことを思ってしまう私は、…

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  • コラム70:~患者と医療従事者が苦しみを理解することによって厳しい医療現場を乗り越えていくかすかな希望~

    • 人材育成
    • 希望
    • わかってくれる人がいるとうれしい

     私は新潟県在住で、デュシェンヌ型筋ジストロフィー症という病気を抱えています。呼吸する力や心臓を動かす力や飲み込む力が弱くなっていく病気です。現在でも平均寿命は30代前半と言われています。入院生活の中で医療従事者が心の声を聞くことが苦手なことを痛感していたので、医療従事者がどうやったら心の声が聞ける…

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  • コラム68:報道現場に立つ私の“御守り”

    • 言葉にする
    • 聴く
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • いのちの授業

     それは13年前のこと。エンドオブライフ・ケア協会の設立の“種”をまく小澤先生に、私は出会いました。当時、私は30歳。報道番組のディレクターとして7年目の若手で、新聞や雑誌をめくっては、何か番組で取り上げるべきテーマはないか…と探す日々を送っていました。そんな時に目にしたのが「いのちの授業」…

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  • コラム67:私の作業療法実践を支えるエンドオブライフ・ケアの学び

    • 施設
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • リハビリテーション
    • 聴く
    • 人材育成

    コラム67:私の作業療法実践を支えるエンドオブライフ・ケアの学び 清藤クリニック クリニックマネージャー 野尻明子さま (ELC第5回生、認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター)    現在、私は作業療法士(OT)として、クリニックの他にも、特別養護…

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  • <死を前にした人にあなたは何ができますか?>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 養成講座
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 言葉にする
    • オンライン

     2015年7月に第1回のエンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を開催しました。あれからもうすぐ5年を迎えます。一貫してこだわってきたことは、難しい専門用語ではなく、多くの人がわかる言葉で、何をしたら良いか、伝えることでした。 事例紹介  42歳女性のAさん。末期癌と診断され、担当医よりあ…

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  • <始動します>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 人材育成
    • 支える人の支え
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • 医療と介護の連携
    • 穏やかな最期
    • 尊厳
    • ディグニティセラピー
    • 意思決定支援
    • 死別後のつながり
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 言葉にする
    • グリーフ
    • オンライン

     2月頃から続いていたコロナ騒動も、さすがに4ヶ月も経つと、新しい日常に変わりつつあります。この数年、毎週末は各地方で人材育成活動をしてきましたが、2月からは自粛しなくてはいけませんでした。  しかし、立ち止まるわけにはいきません。今まで以上に、それぞれの地域で苦しむ人は増えています。この3ヶ…

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  • <20年前から変わらないこと>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 家族
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    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 固定観念

     今から20年前に書いたコラムを紹介します。前任のホスピス病棟で出会った患者さんから学んだことです。  「医療は治すことが目的でしょう。だから治すことができない患者は、医療の対象ではないと思うのです。あきらめるしかないのでしょうね。」  鍛冶屋の職人として生きてきたその人は、本当の病名を…

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  • <学びの機会を広げるためにオンラインでできることを>

    • 人材育成
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    • 解決できない苦しみ
    • オンライン
    • 聴く

     6月になりました。緊急事態宣言も解除され、徐々に人々が街にでかけるようになりました。とはいえ、いつ第2波がくるかわかりません。以前のような集合研修を安心して開催できる状況ではありません。  それでも苦しむ人の力になりたい人のために学びの機会を提供していきたいとの思いは、以前にもまして強くなっ…

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