ついに非常事態宣言が発表されました。報道をみながら、1945年8月15日、終戦の玉音放送(生まれてはいませんでしたが…)を聞いているかのごとく、日本の有事を宣言する安倍首相の言葉を心に刻んでいました。
今の日本は、平時ではありません。有事です。今までのあたりまえが、あたりまえではなくなりました。自由に外出ができません。不要不急でない限り、自宅待機が求められます。自由が奪われ閉塞感の中で、行き場のない怒りや不満が溢れていくことを案じます。
このような危機だからこそ、苦しむ人の力になりたい人も現れます。何か自分にできることがないかと志を持つ人達です。すでに、それぞれの地域で活動してきた人達に、新たに加わる志士たちの仲間が、ゆるくつながり、この国難と向き合える共同体が、各地で沸き起こることを、私は夢見ています。
一人の力は、たとえ小さくても、たくさんの力が合わさっていけば、大きくなります。
私自身は、医師として、在宅緩和での診療にあたる一方で、それぞれの地域で苦しむ人に関われる担い手を育てる活動をしてきました。そこでのポイントは、職種を超えて、援助を共通の言葉にできること、誰もがまねしやすいこと、そして、その内容が魅力的なことです。
4月から5月にかけて3つのイベントを用意しています。もし、よろしければ、つながる事ができる場としてご利用ください。いずれもZoomを利用したオンライン開催です。
●4月18日(土)午後0時30分(接続開始)1時00分開会~午後3時30分(予定)
エンドオブライフ・ケア協会5周年シンポジウム
詳細はエンドオブライフ・ケア協会HPにて
●4月21日(火)午後6時00分(接続開始)午後6時30分開会~午後8時30分
めぐみ在宅クリニック・エンドオブライフ・ケア協会共催
苦しむ人の力になりたい人のための学びの場(仮称)
(解決が難しい苦しみを抱えた人への援助)
内容:今までめぐみ在宅クリニックで開催されていた地域緩和ケア研究会をエンドオブライフ・ケア協会と共催のうえ、オンライン開催いたします。初めての人もふくめて、学び、つながる場を提供します。詳細は、後日FBにて案内します。
●5月20日(水)・27日(水)午後6時00(接続開始)午後6時30分~午後8時30分
エンドオブライフ・ケア協会・横浜上大岡臨床心理センター共催
対人援助の感性を磨く:2020年度対人援助にかかわる人のための心を学ぶ講座
水曜日の夜2時間×2週連続の講座です。小澤が2日間担当します。エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座の内容のダイジェスト版となります。オンラインということもありますが、現状で提供できる最善のプログラムを準備します。
詳細は、後日FBにて案内します。
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あなたに逢いたくて 逢いたくて
眠れぬ夜は…
あなたに逢いたくて ~Missing you~:松田聖子
今日も良い1日をお過ごしください
小澤 竹俊
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エンドオブライフ・ケア協会では、このような学び・気づきの機会となる研修やイベントを開催しております。活動を応援してくださる方は、よろしければこちらから会員登録をお願いします。
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