どんなに泣いても、時間は過去に戻りません。
どれほどお金を出しても、一度失った人は返ってきません。
いつも大きな苦しみや悲しみを抱えた人と関わり続けて来ました。その中でのこだわりは、従来の固定観念を壊すことでした。
私たちは、苦しみから避けるように生きています。なるべく苦しい道を避け、平易な道を選ぶことは、多くの人が考える事です。平時であれば、平易な道を選ぶことは難しくありません。
しかし、いったん有事となれば、状況は一変します。どれほど最善を尽くしても残り続ける理不尽な苦しみが目の前にあります。人生が真っ暗闇のどん底に落ちてしまう感覚になる人もいるでしょう。
それでも、人は絶望に中でも、希望の光を見いだせると信じて、ホスピス・緩和ケアの現場で関わり続けてきました。
人はたとえ絶望の中でも笑顔になります。それには、きちんとした援助の裏付けがあります。
それは、自分の苦しみをわかってくれる誰かの存在であったり
それまで気づかなかった自分にとっての大切な支えに気づくことであったり
たとえどんな姿になろうとも、自分の尊厳を守ってくれる誰かの配慮であったりします。
今は厳しい時代です。いつまで続くのか先行きが見えません。
それでも、確実に時は過ぎていきます。
いつか笑って、あんな時があったと言えるように
仲間とともに、夢を追いかけたいと思います。
どうか目の前の苦しむ誰かのために
私たちができることがあることを信じて
誠実に関わり続ける私たちでありますように
今日も良い1日でありますように。
#コロナ4Cチャレンジ
P.S.
この思いを日本医療デザインセンターの桑畑さんにショートムービーを作っていただきました。もし、このムービーに皆さんの普段の現場で掲載OKの写真がありましたら、投稿を頂けますと幸いです。応募多数の時には、プロジェクトチームで厳選させて頂くことがあることをご了承ください。
動画はこちら↓
https://youtu.be/hYPuF4xF53A
#コロナ4CチャレンジのFBはこちら
https://endoflifecare.or.jp/posts/show/8828
https://www.facebook.com/groups/4C.CoronaCommunityCareChallenge/
小澤 竹俊
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