つい半年前の常識が、まったく通じない世の中になりました。本当であれば、今頃はオリンピック・パラリンピック開催にむけて、世界の人達が日本に来る準備で慌ただしかったことでしょう。海外からの旅行客が日本の経済を押し上げる夢も、あっという間に消えてしまいました。
いつも心に留めることは、時時代の2歩3歩先を読み、1歩先の行動を起こすことです。
普通に考えれば、オンラインでのサービス拡充で、リモートワークが広がり、働き方そのものも変わることが予想されます。非接触型のセンサーも用いられていくことでしょう。人、もの、お金の動き方も変わっていきます。
ただ、先を読むと言うことは、オンラインでは届かない人達へのサービスを意識した展開が求められると感じています。つまり、オンラインによるサービスが拡充すればするほど、オンラインでは実現できない何かが、もっと重要になると考えるのです。
特にこだわってみたいのは、人材です。どれほどIT技術が進み、オンラインで便利になったとしても、機械操作に苦手とする高齢者やハンディーを持つ人達への支援は、人対人としてのサービスは欠かせないと思うからです。オンラインでは届かない隙間を埋めるための仕組みとして、地域の担い手が、もっとクローズアップしていくことを意識した活動をしかけてみたいと思います。
常に時代の先を読むことを、在宅の訪問先で感じています。
というのも、いつもその訪問先では、部屋の時計が15分進んでいるのです。さすが、時代の先を行っているお宅だと、伺うたびに感動しております。
今日も良い1日でありますように。
小澤 竹俊
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