Column

  • コラム138:桜の下でまた逢おうね

    • ディグニティセラピー
    • 言えない想い
    • グリーフ

    「春になったら、帰れるからね」 結婚前、満開の桜の下で撮った写真を婚姻届の控えに貼った私たちにとって、春は特別な季節でした。私は人工呼吸器で眠る夫に、病室で何度も何度も語りかけました。 夫の闘病中、私は『死を前にした人に あなたは何ができますか?』を何度も何度も読み返しました。ページが柔らかくなるほど読んでも心は追いつかず、弱っていく夫の手を握りながら「私にできることは何だろう」と繰り返す日々でした。 その年の1月、春を待たずに夫は旅立…

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  • コラム134:キミ子さんが教えてくれたこと ~その人らしく生きる~

    • 尊厳
    • ディグニティセラピー
    • 選ぶことができる自由
    • 対話

    2024年7月にお家のような居心地の良さ、病院のような安心感が備わった在宅ホスピス“いきがいの家”がOPENしました。癌の終末期、人生の最終段階の方々が共同生活しています。その場所にOPENと同時に入居されたキミ子さん。 癌の終末期の段階だったので、2ヵ月弱で旅立たれましたが、今でも私の心の中にはキミ子さんがいます。 キミ子さんは長期入院されていましたが、「最期は1人で自由に暮らしたい」といきがいの家に来られました。入居の日は眠れず、夜…

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  • コラム132:緩和ケア病棟看護師の苦悩~患者さん、ご家族が穏やかに過ごせるように~

    • 穏やかな最期
    • 緩和ケア
    • 聴く
    • ディグニティセラピー

    講座を学ぼうと思った患者とのエピソード 数年前 ある40代の終末期患者さんと出会いました。 その方は「自分の人生はちっぽけ。医療者を見てると本当に尊敬する。私も人のためになることをして生きたら良かった。」と自身の価値を落とし、人生の意味をなくして生きていました。 私は、人はその人として大事な存在で、誰とも比べられないのに、一生懸命人生を生きて、そう思う必要はないのに、と、とてももどかしい思いになりました。 それで、私の思いを伝えてみまし…

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  • コラム127:ELCで見つけた玉手箱

    • 支える人の支え
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • グリーフ

    養成講座参加にいたった経緯 「今までいっぱいありがとう。私の事を忘れないでね。そして何十年か先でいいから、いつかきっと私を迎えに来てね。」旅立つ母の手を握りながら伝えました。「3月4日で91歳よ。何を食べても美味しい。食べれんごとなったら終わり。」と言っていた母。その通りでした。これからもう少し続くであろう在宅療養生活に備えて、在宅医の先生に訪問診療で診て頂いたり、ケアマネジャーさんに訪問入浴やエアーマットを手配頂いたり、もっと母の傍に…

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  • コラム110:大切な人との別れ、新たな出会い、大切なものに気づいた私。そしてこれから・・・

    • 家族
    • ディグニティセラピー
    • 死別後のつながり
    • グリーフ

    私のエンドオブライフ・ケア協会との出会いは、大切な夫を亡くした頃でした。 生きる意味を見失い、もうどうでもいい、でも子供達のために生きなくちゃという使命感で必死に毎日を過ごしていました。 でも見える世界はモノクロで、笑い声やジョークが、私にとって不協和音にしか聞えませんでした。 この苦しみからどうやって抜け出せるのか、夢中でネットで検索し、福岡でのエンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座の申し込みをしたのを覚えています。 “苦しんでいる…

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  • コラム96:ディグニティセラピーを学んでいこうと思った理由 ~すべての人が、自分が自分で良かったと思えるように~

    • 家族
    • 介護
    • ディグニティセラピー
    • 関わるすべての職種にできる援助

    私がいま学び始めて思うことは、 ディグニティセラピー の効果は年齢や健康状態に関係なくすべての人に置き換えることができるセラピーであるということです。 本来は人生の最終段階における人へのセラピーが中心だと思いますが、自分自身や身近な誰かを癒し、耀かせることの出来る素晴らしいものだと思います。 「人として生まれ、幸せな人生・最期って結局何だろう」、私がここ数年よく考えていたことです。まず私のことをお話しします。私は何年も、家族を含む人間関…

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  • <始動します>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 人材育成
    • 支える人の支え
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • 医療と介護の連携
    • 穏やかな最期
    • 尊厳
    • ディグニティセラピー
    • 意思決定支援
    • 死別後のつながり
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • 解決できない苦しみ
    • 言葉にする
    • グリーフ
    • オンライン

    2月頃から続いていたコロナ騒動も、さすがに4ヶ月も経つと、新しい日常に変わりつつあります。この数年、毎週末は各地方で人材育成活動をしてきましたが、2月からは自粛しなくてはいけませんでした。 しかし、立ち止まるわけにはいきません。今まで以上に、それぞれの地域で苦しむ人は増えています。この3ヶ月で地域経済は壊滅的な打撃を受けました。地域医療においても外来受診も自粛され、経済的医療崩壊の危機も叫ばれています。 今回の災害の特徴は、すべての人が…

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  • <20年前から変わらないこと>

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    • 解決できない苦しみ
    • 固定観念

    今から20年前に書いたコラムを紹介します。前任のホスピス病棟で出会った患者さんから学んだことです。 「医療は治すことが目的でしょう。だから治すことができない患者は、医療の対象ではないと思うのです。あきらめるしかないのでしょうね。」 鍛冶屋の職人として生きてきたその人は、本当の病名を告げられたとき、そのように感じたと話していました。やがて、ホスピスを紹介され、相談外来を受診後、しばらくしてホスピスに入院することになりました。そして、入院生…

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  • ありがとう

    • エンドオブライフ・ケア
    • 自宅
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • 言葉にする

    今朝、一人の人を見送りました。つい、先日41歳の誕生日を迎えたばかりでした。その人の人生を表す言葉と言えば、[耐]とお母さんは話されていました。 最期まで笑いの絶えない家でした。 誕生日には友人達からの最高のビデオメッセージが流れました。 私はあまり訪問の様子を紹介することはほとんどありません。ただ、この出会いに感謝したい思いを言葉にしたく、悩んでいました。 仕方なく朝10km走りながら、やはり言葉にしようと。 もっと出来ることあったの…

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  • <いつでも捜しているよ どっかに君の姿を…>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 養成講座
    • 人材育成
    • 関わるすべての職種にできる援助
    • ディグニティセラピー
    • 死別後のつながり
    • グリーフ

    なぜ大切な人を失うと悲しくなるのでしょう? まもなくお迎えが近くなり、意識も薄れていく中で、私たちは本人と家族にどのように声をかけるとよいでしょうか? このような問いに、簡潔に答えることができるでしょうか? 私がこだわってきたことは、一部のエキスパートだけが行える援助ではなく、関わろうとする全ての人が実践できるための援助です。そのために、多くの人にわかる言葉で、まねしやすく、魅力的である援助の方法でありたいと考えてきました。 大切だから…

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  • <メイザフォース! マスターヨーダの介護度認定は?>

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    • 介護
    • 医療と介護の連携
    • 尊厳
    • ディグニティセラピー
    • 不条理
    • 新型コロナウイルス
    • 選ぶことができる自由

    今日は5月4日(May 4th)ということで、今日はスター・ウォーズのネタです。コロナ危機のためGWを自宅で過ごしている皆さまに、妄想のツバサをつけて5月の大空を羽ばたいて頂きたく、昨年の12月に投稿して好評だったマスターヨーダの介護認定について、再び紹介したいと思います。 以下、昨年の投稿からの引用と、皆さまからの声を拾ってみました。 問い:スターウォーズネタでいつも疑問に思うことがあります。それは、マスター・ヨーダは杖をついています…

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  • <できない自分をこれでよい(Good Enough)と認めること>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 自宅
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • 死別後のつながり
    • いのちの授業
    • 子ども

    4月23日は、私にとって忘れられない日です。2年前の今日4月23日午前3時19分、ご自宅で一人の患者さんの人生最期の診察を行いました。名前は、ペンネームでNanaさんと紹介します。Nanaさんの表情は、とても穏やかでした。それは、もう苦しむことも無く、人の迷惑をかけることもなく、限られた人生であったとしても、充実した時間を過ごされた証に見えました。 Nanaさんと最初に在宅で出逢ったのは前年の10月です。ですから、約半年間の在宅療養支援…

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  • <見えないものに気づくために、私たちが気をつけること>

    • エンドオブライフ・ケア
    • 人材育成
    • 関わるすべての職種にできる援助
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    • 尊厳
    • ディグニティセラピー

    どのような境遇にあったとしても、私たちは現場で学び続ける事ができます。学ぶことは、何も学校に行き、教科書を読み、先生の話をノートに書くことだけではありません。社会人になっても、それぞれの現場で何かに気づき、学びを深めていくヒントは溢れています。 私は人を相手に仕事をしてきました。さまざまな困難や苦しみを抱えていた人が、笑顔にあり、気持ちが穏やかになるために求められる知識や技術や態度は、きわめて多岐にわたります。 これ以上の積極的な治療が…

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  • コラム55:生涯教育者として

    • 地域
    • ディグニティセラピー
    • いのちの授業
    • 子ども

    このコラムは、 ディグニティ・セラピー の一環として、ご本人が大切にしてきたこと・伝えたいことを口頭で伺い、ご本人の言葉を活かした形で記録・編集したものを、後日ご家族とともにご本人に確認していただいたものです。子どもたちをはじめとして、次の世代へ伝えるメッセージとして、ペンネームで掲載することをご承諾いただきました。 生涯教育者として 人生において、様々な役割を担ってきましたが、生涯変わらないことは、教育者であるということです。大切にし…

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  • コラム40:カナダのディグニティ・セラピーワークショップに参加して

    • 関わるすべての職種にできる援助
    • ディグニティセラピー
    • 研究

    三菱UFJリサーチ&コンサルティング 国際研究室 主任研究員 武井 泉さま (ELC第42回生) ◆ ELC さんとのセレンディピティ 私は、民間のシンクタンクで官公庁などからの委託調査を受けて調査報告書を作成する研究員として働いています。主に開発途上国への国際協力分野の事業を担当しています。2012年以降は、アジアにおける地域の資源を生かした高齢者支援、元気な高齢者を増やすための活動(Active Aging)に関する制度や現状調査も…

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  • コラム39:Bearing Witness:国際NGOで学んだ私がいま伝えたいこと

    • 自宅
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー
    • 自己決定

    このコラムは、ディグニティ・セラピーの一環として、ご本人が大切にしてきたこと・伝えたいことを口頭で伺い、ご本人の言葉を活かした形で執筆・編集したものを、後日ご自身の目で確認していただいたものです。お名前・写真の掲載を含めてご承諾をいただきました。ご家族へのメッセージという形ではなく、このような形での掲載を希望され、掲載後の2018年5月7日、ご自身が希望された自宅で最期を迎えられました。志田さんのご冥福をお祈りいたします。 Bearin…

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  • コラム38:ディグニティセラピーと「千」の語り

    • 支える人の支え
    • 穏やかな最期
    • ディグニティセラピー

    コラム38:ディグニティセラピーと「千」の語り 千葉県がんセンター 緩和医療科部長 坂下美彦さま (ELC第19回生 ELC東京代表 認定エンドオブライフ・ケア援助士、認定ELCファシリテーター) エンドオブライフ・ケア協会のディグニティセラピーワークショップに参加し、患者さんにディグニティセラピーをさせていただくようになった。患者さんの語りを聴かせていただき、感じたことを書かせていただく。 ディグニティセラピーでは患者さんが人生におい…

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  • コラム35:緩和ケア病棟でのリハビリの介入と葛藤、そして援助的コミュニケーションとディグニティセラピーの経験

    • ディグニティセラピー
    • わかってくれる人がいるとうれしい
    • リハビリテーション

    コラム35 : 緩和ケア病棟でのリハビリの介入と葛藤、そして援助的コミュニケーションとディグニティセラピーの経験 社会医療法人 共愛会 戸畑リハビリテーション病院 リハビリテーション科 主任 理学療法士 久保 貴照さま(ELC第30回生) &nbsp; 当院は、福岡県北九州市の戸畑区にあります。 北九州市(門司区、小倉北区、小倉南区、戸畑区、八幡西区、八幡東区、若松区)は福岡県の東部に位置する政令指定都市であり、九州地方で第2位の人口(…

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  • コラム13:ディグニティセラピーとエンドオブライフ・ケア

    • エンドオブライフ・ケア
    • 尊厳
    • ディグニティセラピー

    コラム 13 : ディグニティセラピーとエンドオブライフ・ケア エンドオブライフ・ケア協会理事、めぐみ在宅クリニック医師 小澤 竹俊 「 エンドオブライフ・ケアとは何をすることですか」と問われたら、皆さんはどのように答えるでしょう。私であれば、「人生の最終段階を迎えた、その人の“尊厳”を守るケアです」と答えます。 エンドオブライフにおいては、人は様々な形で、自分自身の“尊厳”を失っていきます。今まで1人で買い物に行けていた人が、行けなく…

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