コラム132:緩和ケア病棟看護師の苦悩~患者さん、ご家族が穏やかに過ごせるように~
講座を学ぼうと思った患者とのエピソード 数年前 ある40代の終末期患者さんと出会いました。 その方は「自分の人生はちっぽけ。医療者を見てると本当に尊敬する。私も人のためになることをして生きたら良かった。」と自身の価値を落とし、人生の意味をなくして生きていました。 私は、人はその人として大事な存在で、誰とも比べられないのに、一生懸命人生を生きて、そう思う必要はないのに、と、とてももどかしい思いになりました。 それで、私の思いを伝えてみまし…
コラム91:ELC千葉船橋始動!最期は真心の輪の中で迎える-幸せを実感できる社会を創りたい
痛みと苦しみの中で迎えた家族の死 がん末期の家族が最期を迎えたのは、痛みの原因を調査するために検査入院した病院だった。手術後わずか3か月で痛みは起こった。がん転移による痛みとわかるのに2か月が経過し、既に歩くと激痛が襲うような状態であったが、十分な緩和ケアを受けられていなかった。 すがる思いでたどり着いた緩和ケア科の医師から「こちらで患者を1週間お預かりしますから、ご家族は少し休んで下さい」と、疼痛を和らげる薬の調整と共に疲弊した家族を…
めぐみ在宅クリニックでは、リスク回避のため、クリニックのスタッフを、完全2チーム分けることとしました。これにより、万が一、濃厚接触として自宅待機となったとしても、他のチームが診療を継続することが可能となります。 スタッフだけではなく、パソコン、訪問車両、休憩室、ワーキングスペース、当直室、更衣室などもすべて共有せず、それぞれ独立して動けるように2つのゾーンに区分けしました。このように思い切って区分けができるのも、車のディーラーのショール…
コラム20:人生最期の数ページに寄り添わせていただく者として何ができるのか
緩和ケア病棟におけるエンドオブライフ・ケアの関わり 私は、宮城県仙台市にある光ヶ丘スペルマン病院緩和ケア内科病棟で看護師として勤務しております。 当病棟は平成10年に宮城県において初めて開設され、キリスト教を礎としたホスピスとしての歴史を有しています。 緩和ケア内科では病気を治すための治療は行いませんが、痛みなどの辛い症状については積極的に緩和を行います。 同時に心のケアにも重点をおき、病の苦しみと闘う日々から心身ともに解放され、その方…
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